まなびの途中

色々な仕事をしてまいりました。
色々な出会いがありました。
勘違いもありますが、
学んだことを書いてまいります。

押上が世界のOSHIAGEになるのだろうか?

2012年04月24日 | 社会的全般
北を向いて、左が東武本社。右が京成本社。
そういう関係が長く続いていた。案外知られていない。
そういう訳で、隅田川から分岐した「十間川」にかかる橋は、
左が東武橋、もちろん右が京成橋である。

ドトールコーヒーさえ無い、地元色の強いこの地に、いきなりスカイツリーが建設された。
墨田区の区長が、「やり手」というか、再開発が大好き。
それもあってか、あまり商売が得意そうでない「東武」が中心となって、
心中にならなければいいが、本年5月22日にオープンする。

ただ、返す返すも、京成本社が、邪魔だ。
見栄えも含めて、看板さえ出していない。
知らなければ、ほとんど「廃墟」に見えるほどのボロビル。
が、ツリーオープンの真横にある。
しかも網でできた、不細工なフェンスで覆われている。

京成としても、市川に本社を移転する最中なんで、お金も無い状態は理解できる。
今現在、現本社を、どうしたいか、公式な発表も無い。
まぁ、急な話だったんであろう、しょうがないと言えばしょうがないが、
(コントロールセンターはすぐに移転できませんという話はあるものの)
京成が「嫌がらせを」しているようにみえるので、なんとかしたほうが良いと思う。

また、オープン以降、メトロ押上駅の出口がツリーの商業ビルに連結される。
が、京成側に、導線が無い。
駐車場への道が、「黄河」の如く導線を潰し、
浅草通りと四つ目通りの交差点方向、つまり京成本社側へは、
かなりぐるっと、遠回りしなければ行けない。

これも、ゆくゆく、京成本社が建て替えられて、
商業ビルになった際、行き来が面倒くさい。
今度は東武が、そういう「嫌がらせ」をしているように、これまたみえて、
なんか、細かいところで、子供の喧嘩をみているようで、面白い。

そうはいえ、310数店舗のテナントが入ると言う。
もう、スカイツリーは客寄せ。シンボル。
立派なショッピングモールといえよう。
大店法が存命であったならば、年間休日を組み込まなければ運営できない話。

そう、水族館にプラネタリウム。
東武さん、これも、あの西武との池袋戦争?
もう、まるでサンシャインの「丸パクリ」にみえて、笑ってしまうんですが。
では無いはずですが、そう見えてしまうのが、東武ぽくて可愛い。
ええ、こっちの方が素敵ですよ。

とはいえ、南側にある錦糸町。
墨田区が頑張って開発した「オリナス」の店舗が、のきなみツリーに流出。
おいおい、墨田区、大丈夫か?

それでなくても、鉄道会社の本業と言われる、沿線土地の開発事業。
資産価値を高めて収益を上げていくモデルが、この押上では、まったく無理。
墨田区が頑張るしかないのだが、

このツリーのエリアをどういう風に開発したいのかって、
これが笑える。
区が立派な予算をかけて作った資料にうたっているのが、
イタリアのベニス。
水の都だ。

一方、なってはならない、したくない景観としてアップされている画像。
渋谷のセンター街。

いやいや、どっちも違うだろう。
もう、やっつけ仕事にしか見えないのは自分だけなんだろうか?
こんな計画書でも、外部のコンサルに依頼すれば、うん千万円?おいしい仕事です。
ただ、こんなマス目みたいな立地、どう転んでも渋谷にはなりません。
ましてや、十間川沿い。こんなちまい川がベニス?
笑うところでしょうか?

とはいえ、このエリア。区が当初はリードしていたが、
住民の自治に任せるのが一番。
その方向に持って行きたいのが山々なんだが、
事情があって、この業平3丁目には自治会が無い。

個人的には、川崎の東エリア。
今で言うラゾーナを中心とする再開発は、結果がどうあれ、見事だと思った。
住民は増えるは、来客数は増加するはで、
川崎市の底力を見たような気がした。

この押上。
文化だ、イメージだなんて、確かに国際的な色を前面に、全面に押し出して行きたいのは
理解できるけど、区長の手腕と、東武さんの底力で、
ぜひ、今後、これだけビッグなイベントは無いはずなんで、
頑張っていただきたいと思います。
時間かかりそうだけど。



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