まなびの途中

色々な仕事をしてまいりました。
色々な出会いがありました。
勘違いもありますが、
学んだことを書いてまいります。

そういえば、ゴミ箱が無い。

2007年04月03日 | 社会的全般
どこの国でも、急速に、自分で稼がなくとも生きていける、
そういう人間が増えている。
アメリカや、イギリス。
ホームステイやら研修生を預かる家庭。
それなりに、ご裕福な環境かもしれないが、
どういうわけか、部屋に引きこもっている、若い家族がいる。

これだけIT化が進んだ今日、会社へ通勤せずとも、稼ぐことは可能な時代。
要は、集団で作業を行わなくとも、個人でできる「仕事」が
社会的に定着もし、認知されており、
社会が必要としているジャンルが増えている。

とにかく話によると、全然、外に出ない。
食事時、顔をみせる程度。
年も、30をすでに過ぎ。
男性です。
多い。

人間が、集団ではなく、個体として生活をしていくという「慣習」は、
この最近のことで、動物として、どうなんであろうか?
案外、未知の状況であることは間違いないと思うんだが。

そういえば、どこぞのテレビ番組で、外国人から見た、ここが住み難い。
そういう特集で、第5位に「ゴミ」を捨てるところがない。
そういう意見があった。
あとは、物価だとか、忘れた。

考えてみると、いつのまにか、ゴミ箱が、町から消失している。
ゴミの有料化にともなって、ゴミに対するコストが意識されだしてからのこと、
なんだか、一斉に、ゴミ箱が姿を消した。

特に顕著なのは、鉄道。
私鉄は、もう、駅でゴミは回収しません、という明確な態度。
雑誌も、何もかも、捨てるところが、全くありません。
特に、危険物がどうのこうのという話があって、一時期撤去したはずなのに、
永遠と撤去中です。

ガソリンスタンドも、一時期、タバコの吸殻入れはOKだが、
ペットボトルや、ゴミくずは、お金をいただきます、と、挑戦的な所があったが、
2度と行きませんでした。
コンビニも、「ご家庭のゴミを捨てないでください」と、一応、断っているが、
なんとか、ゴミ箱は維持している。

ゴミを減らそうという「意識」と、ゴミ箱を撤去しようという反応。
特に、日本って、もともとお隣3軒とか、狭いコミュニティーの付き合いは、
あったように思うんだが、
広い、公共心とか道徳心。
あったっけ?

というのは、ゴミ箱もそうなんだが、
積極的に、大人が、損得考えて、「手を引く」ことが、あまりにも多い。
コミュニティーの消失とか、公共心が衰退してきたなんて言っているが、
こういう、寄席集まった社会集団で、地域も地縁もへったくれもない状態で、
この国というものは、さも、あったかのように「公共心」を言うが、
いやいや、ないだろう。

でなきゃ、ゴミ箱とかが、一斉に、町から撤去されるなんて事態になっている国、
多分、日本だけだぞ。
若者の拝金主義とか、孤立化とか、ニュータイプみたいな言い方しているが、
そもそも、大人も、世界的に見たら、
ニュータイプの分類にはいるんじゃないか?
だって、ボランティアの欠片も無いし。
5000円の水を毎日、飲んでいるようだし。
ごめん、違った。


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