まなびの途中

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パチンコ店、違法改造のおさらい①

2005年07月06日 | ギャンブル?
ご存知ない方には、申し訳の無い話です。
先日、産経新聞にて報道のあった、パチンコ店の摘発報道。
言ってみれば、ギャンブル場。全国に16,000店舗。どんな街中にもあるといっていい状態。
しかし、やる人はやるが、やらない人は、やらない。
考えてみれば、コンビニエンスな状態で、駅前に立地するのは、日本ならではの独特な世界。
一応、商業地域にしか出店できない。学校、病院の、半径100M以内には出店できない、など
各種規制がある。が、既得権というものがあって、もともと、営業をしていた店舗は不問だ。
多くのオーナーは、韓国籍。色々な背景が過去に有り、今日まで至るが、最大手の「マルハン」や、
焼肉モランボンでもお馴染みの、サクラグループも、パチンコ店の経営で、韓国籍。

最近までは、そういう背景もあって、しかも換金ができる、賭博という、違法性もさることながら、
日本人の経営者が少ない。そして、警察が完全管理するという囲い込みもあって、
アンタッチャブルな業界として、社会性をもてなかった。
しかしながら、毎度、脱税やら、市民運動の標的にされることも有り、社会性をもたせる工夫を
せざるをえず、一方で、北のかの国への、送金問題もあって、急進的に改善がなされてきた。
もちろん、警察も、ここぞとばかりに、外郭団体を設立し、なんらかの問題がおこると、
委員会の設立、そして、団体の設立と、天下り会社を劇的に増やしてきた。
言ってみれば、この閉鎖的な状況は、実は、案外もろく、新規参入を排除する世界は、外敵に
狙われやすい。

以前、パッキーカード なるものが、三菱商事を主体に進められた。
お金の流れを明確に、といったシステムだが、NTTが自信をもって導入した、プリペイドカード。
あっという間に、撃沈した。偽造カード問題だ。テレホンカードですら、ダメだったのに、
相変わらずの能天気さ。三菱商事は、数十億円といった損害を出し、事実上撤退となる。

ここで、明確になってきたのは、どんな技術でも、突破されるといった、事実だ。
当然、パチンコ機、スロット機。電子機械である以上、免れ得ない。
笑ってしまうのは、ゲーム機ですら、チップの性能が64ビットの時代に、16ビットでやっていた。
偽造、改造なんて、お手の物だろう。
ニーズは、ホールからが、始まりであった。
娯楽施設として、細々と、閉鎖的な環境下で営業をおこなっていた、パチンコ店、
俄然、出ます出します儲けさせます!の鉄火場に突入する。
一撃、20万円やら、九州では、一撃100万円なる世界が、忽然と登場したわけである。
これを可能にしたのが、改造機械、別名「裏ロム」だ。
オリジナル台は、公安委員会、下部組織の保通協といったところで、検定が行われる。
当然、そんな、爆裂する台なんて、通さない。

客側も、当然、大歓迎。当たり前だ。出さない、改造ではない。出す、改造だ。
出さないようにするわけが無い。
そうすると、「射幸心をあおる」という名目が、警察の次のキーワードになる。
違法改造機への、摘発に乗り出すところとなる。
しかし、そういったパチンコ店が、増え、それを、厳密に摘発する、営業停止にする。
警察もさじ加減が大変だ。退職者の団体が、同時に危機におちいるわけだ。

そういったわけで、パチンコ屋さんにも、ツーカーの組合を組織させていたわけで、
うまく火をつけては、消しての繰り返しをおこないながら、業界の透明性をピーアール。
しかし、そういう違法を生業にする連中も、生計を営む集団として、定着。
それが、コンサルティング会社として、浮上。
こいつらも、警察OBを巻き込んで、例のさじ加減が大事よ、の掟を遵守する。
もう、何が正でなにが非かなんて、だんだんわからない。

ところが、メーカーが、ついに、「裏ロム」なんて関係ない!という、そのまんま、
それ自体が爆裂機を、登場させる。例の裏家業コンサル会社、真っ青!
機械の性能も、格段に向上。
というわけで、今日、改造機など、余計な金かける店が、激減。
その昔、とある街で営業していたお店。店内のマイク放送が笑えた。
「当店は、すべて、オリジナル台です。ジャンジャンバリバリと、出玉をお楽しみ下さい!」
バカだろう、おまえ。という店が多かったのです。
だから、タレコミ、チクリ、の暗黒の時代が、つい最近まで、確かにありました。

以下、続く。

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