まなびの途中

色々な仕事をしてまいりました。
色々な出会いがありました。
勘違いもありますが、
学んだことを書いてまいります。

村上ファンドVS不透明な社会

2005年10月15日 | 社会的全般
護送船団国家、日本が、各個撃破されている感じである。
規制緩和を目指し、官から民へ、というキャッチフレーズは、そのまま、
今までが、長い鎖国国家であったことを、示している。

人権問題では、妙に、世界を意識した、コメントを流すマスコミも、
こと、経済、外交問題においては、まったく、グローバルではなく、
間違いなく、インサイダーである。
グローバルスタンダード、ということを、声高に推進している、マスコミも
自身が、まったく、内に向きっぱなしだ。
取材対象も、相変わらず、国内の人間と、記者クラブを中心とした、内々の情報。
進むべき、日本の将来を描けていないのは、相変わらずである。
ほとんど、反射神経で、記事が書かれているようにしか、見えない。

最近、特に、村上ファンドが賑わしているが、もう、とっくの前に、そうなることを
予見していたのは、当の、マスコミであり、阪神電鉄であり、TBSじゃん。
西武の堤さんを、さんざん、叩いたのも、会社法なり証券法を、グローバルスタンダードで
語ったためじゃん。
保険、損害保険の保険料出し渋りだって、今に始まったことではありません。
そういう、利権やら、日本特殊構造を、なんとかしていくといった、大号令があって、
情報開示する、隠さない、公明正大にする、ルールがあっての社会を目指していたのでは?

そういう意味で、日本のプロ野球ほど、不透明で、わけがわからない
業界はない。
未だ、本当の年棒もわからず。契約金だって、決まっているけど、絶対に本当だとは、
誰も思っていない。個人事業主だと、あんな時は言っておいて、肖像権の問題には、触れない。
すでにTBSが、ベイスターズとスワローズに資本を所持しているのに、楽天は
悪意が見え隠れするから?問題にする。
野球は文化だとか、言って、ビジネスが絡むと八百長になる?
だったら、絶対に、経営を放棄するなよ、今後の球団は。儲からないとか、赤字だとか、
死んでも口にしてはならない。

近鉄が球団を放棄しようとした時に、阪神フアンは「だったら、自腹でも切って、助ければ
いいじゃないか」といったことも忘れてはならない。
そう、それが、株主というもんなんだから。よかったね、タイガースが株式にりそうで。

誰もが知っていて、誰もが疑問に思っている。
それが、球団経営ではないか。
こんな不透明で、規制をかけるコミッショナーですら、機能していない。
つまり、何の、処罰も、処罰できるシステムがないのが、日本の球団事情なんである。
だから、我がままに、裏金やったり、人事異動したり、再編しようとしたりする人間の口を
ふさぐことが、できないのだ。
未だに、強い巨人あってのプロ野球だ、なんて、真剣に経営している、
普通の会社の社長であったら、口が裂けてもいえないことを、平気でいう。
真剣みが、無いのではないか。

スワローズの青木の200本安打が、一面すら飾れない。
今、構造改革をしていかないと、国技とも言われた野球は、必ず、滅びる。
片手間に、文化事業に一環みたいに、本社の赤字対策みたいなことでやっていては
もう、だめなんじゃないか?
経営者を、本当の、経営者を入れよう。
楽天の三木谷氏が、けちだ、なんだ、叩いてもしょうがない。
野村が、野球人にリスペクトが足りない、なんて、大報道しているけど、
阪神時代、結果が残せなかった以上、普通の社会であったら、評価はそんなもんだ。
なんか、みんな、こと、野球になると、勘違いしてないか?