まなびの途中

色々な仕事をしてまいりました。
色々な出会いがありました。
勘違いもありますが、
学んだことを書いてまいります。

プロ野球、終了。タイガース、ご苦労様でした。

2005年10月27日 | スポーツ
ゲームは見ることが出来なかったが、とうとう、日本のプロ野球のシーズンが終了した。
ロッテが完勝した。
本当に涙に暮れる阪神ファン。どうみても、納得のいかない日程のハンデもあったが、
誰もが、ここで、何とかする男、と期待を寄せるシーンで、ことごとく討ち取られ、
得点にも現れていたが、なんともストレスが溜まったのではないか、
という日本シリーズであった。

シーズンにおいて、パリーグは、楽天という、おいしい組み合わせがあったことも
幸いして、不調を乗り越える、相手をスイープする、などのイメージを
うまい具合にOJTで(笑い)覚えることが出来た。
さらに、その対戦を見越して、選手の温存、試し、など、後のオーダーの組み合わせにも
有利に働く、戦力分析も行えたことも、大きい。

一方、セリーグは、前半、楽天と対戦が行えたとはいえ、交流戦における楽天の奮闘に
よって、シーズン通して、日々是決戦状態が続き、余裕のある選手の起用がしにくかった。
さらに、連敗はさほどしなかった割には、2勝1敗ペースと、堅実に勝ちを積み重ね、
後半、広島の凋落にあわせて、連勝の味を覚えたたのつかの間、
日程のあきが災いしたかのように、春先のイメージに逆戻りしたかのようであった。

結果的なものの言い方なので、それだからこそ、「妙味」だったり、「醍醐味」
だったりすのだが、今回のシリーズほど、選手起用というかオーダーについて
焦点があたったものは、ないのではなかろうか。
試合をマネージメントをして、結果責任をとるのが、監督の職務であるなら、
新聞やテレビでの解説にもあったが、ボビーのやり方は、今後、どうやら1つの
方法論として記憶されることであろう。
もっとも、日本のベースボールでは、このようなまさに「権限」をもっての起用法は
とても難しいし、特に巨人では、そのことで、勝負どころの話でなくなっていた。
もともと選手自体も、若くから、打順なりに、己のプライドをかけていく、といった
信念が醸成されている以上、建前は、フォアザチーム、なんだろうが、
「野球道」がいまだ定着している今日、プライドとモチベーションの、独特な絡みは、
どこの球団も、今回の阪神の起用法について、あーだこーだ言えるとは思えない。

もちろん、ファンもそうだ。セオリーなるものが、幾重にもある中で、各個人なり
応援団も、そのチーム独特のセオリーに陶酔するがために、監督の采配に
いくつか言いたくなるのも理解は出来る。
とはいえ、今年の阪神は、本当に魅せてくれた。
まあるい土俵があるのにもかかわらず、なんか、いつも土俵際の徳俵に足がかかっても、
土俵を割らない、そんな、ファンにとっては堪らない、試合がいくつもあった。
痛快な勝ち方は、主に、巨人が与えたような気がしていたんで、それは、忘れてください。

さて、来シーズンです。
ああ、巨人の監督は、原さんです。
フロントさえ、黙って、現場に介入しなければ、このチームは勝てるはずなのに。
はい、誰が監督をしてもです。多分。