Sydney Yajima


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冷静な対応とは、なんだろう?

2011-04-10 18:57:22 | Weblog
自分でも、わかったようなことを言っていると思って ふと、読み返して あれ?と思うことがある。
例えば、冷静な対応 という言葉だ。
いつの間にか意識の中に、その言葉が刷り込まれていて、何度か私も、冷静に対応しよう などと書いていた。
しかし、よくよく考えてみれば、冷静な対応って、なんだろう?ということに気がついた。

買いだめするな

とよく呼びかけているが、もし、どこかへ移動するなり、あるいは自宅で待機しなければならなくなったとき、食べるものと水は必要になる。
ということは、それを買い置きしておかなければならないのは、買いだめではなく、備えである。
備えをすることこそが、冷静な対応ではないだろうか?
必要以上のものを買うなと言うコマーシャルがあるが、家族、子供がいたら、どこまでの量を買い置きしておくとちょうど必要な量になるのか?
例えば、4日分なら十分なのか、足りないのか?
二週間分なら、多すぎるのか、それでも、もしかしたら、まだ足りないのか?

私なら、まず10日分。
あと身体につけて歩けるように、リュックと、雨具 カッパに足になじんだ運動靴。
着替えは三日分。貴重品。救急箱。
これらを常にどこか持ち出しやすく、しかし、盗まれにくい場所に置いておく。

それから、原付バイク。
これはとても役に立つだろう。
使わない場合は、バッテリーをはずし、ガソリンを満タンにして保管しておくといい。
いざとなったら、原付バイクは役に立つはずだ。
小回りが利いてガソリンを食わない。
安いものなら中古で 数万円もあれば買える。
いらなくなれば、安い保険だと思えばいい。

こうして、考えると、私も買いだめをするおっさんの部類に入りそうだが、家族がいて、守らなければならない立場の人間なら、やれることをやるのは、間違ってはいない。
政府広報が何をおっしゃろうが、いざとなったら、自分の家族を守る。
自分の家族を守った上で、人助けもする。
もし食料の無い人がいたら、分けてあげる。

これが、冷静な対応だと思う。
常時 平穏なときに、準備しておくことが 冷静な対応だろう。

間違っているだろうか?


東京脱出について

2011-04-10 16:26:39 | Weblog
原発避難区域は犬や牛の群れが闊歩する無法地帯に

誰もいない町に犬と牛がいて・・・

ちゃんと、GPSが動いていて道案内をしている。
ガイガーカウンターのアラームがだんだん高くなり始める。



小出裕章氏:福島原発で再臨界の疑いが濃厚に

4月8日時点の話だが、この話どおりだとすると、20キロメートルの禁止区域がいつ広がってもおかしくない。

要約すると 京都大学助教授の話では、クロル38と、温度が上がっている二つの状況をあわせて考えると、再臨界の可能性が高いとのこと。
再臨界というのは、考えにくかったが、しかし、この状況証拠ではほかに理由があるのかどうか?
計器が壊れているかもしれないという東電の説明も、私には鷺をカラスと言いくるめているように思える。
原子炉が爆発すると、東京に、多くの放射能を含んだ物質が飛来してくるだろう。
しかし、そうなると、東京でパニックの状況が起こることは、十分に考えられることである。

新学期が始まっているし、桜の季節で、あるいは雨などが降り・・・そこで、地震と再臨界爆発が、火山爆発などと複合的に起こると、東京はどうなるのか?

そして、どこか、インターネット発信以外の場所・・・例えばもっとも 安価で誰もが見聞きすることんできるテレビの一般放送や、ラジオで、この危険性について、最悪のシナリオを考えて警告しているのであろうか?

素人判断で、大騒ぎすることは、よくないが、しかし、事実と情報を重ねていって、我々にできる最善の方法をみつけて、生き延びよう。



ブックマークを充実させました

2011-04-10 12:21:55 | Weblog
皆様のおかげで、様々なところとリンクして、情報がより共有しやすくなる工夫をしてみました。
右側の上のところで、クリックすれば様々な情報源へと飛べるようになっています。

このブログは、私が書いておりますが、同時に 多くの皆様のものです。
ですから、提案や あるいは ご希望などがありましたら、どしどし コメントしてください。


みんな、助かりたいと思っています。
皆様にお願いします。
ぜひ、情報の共有を進めてください。
なるべく 一人でも多くの あなたの友人や家族や親戚など、多くの人が助かりますように・・・
特に、子供たちが、被害を受けませんように・・・

棄民政策 2

2011-04-10 08:27:21 | Weblog
読売新聞によると ”基準を超えた場合、校庭を使用禁止にし、授業を屋内だけに限るなどの措置をとる案も出ている”とある。
校庭に基準を超える放射能がある場合は、すでに付近住民一帯に避難勧告を出さなければならないんじゃないか?
すぐに影響が無いとか、そんな ごまかしは もうたくさんだぞ。

子供たちを犠牲にするな!!!おまえたち政府の人間も、人の子であり 親だろう?

まずは、みなさん、あてにならない政府を信じるよりも、自分たちの力で 我々の、子供を守ろう。

次は、火山か 東海地震か・・・

2011-04-10 08:03:44 | Weblog
まだまだ、この災害は続く。
いわば、始まったばかりだ。

東海地震が恐ろしいが、これについては 一旦置いておく。
その恐ろしさはすでに 経験していて、似た現象・・・津波、原子力発電 倒壊 の流れをたどることになるからだ。
それは 南海沖で起こっても同じことだ。

まだ経験していないのは、火山だろう。

仮に 富士山が爆発したら、東京はどうなるのか?
ここに 富士山の噴火 という火山学者の論文がある。克明に、時間軸を追ってその恐怖が描かれている。もし、同じことが起こったなら、火山灰は放射能を含んで降り注ぐことにもなり、東京は麻痺するだろう。
いつ起こるのか?
4月ならば、11日 もしくは22日ではないだろうか。
クィーンズランドの台風の被害が1月11日。
クライストチャーチの大地震が2月22日
東日本大地震が 3月11日
となると4月11日か22日は 符丁があう。


なんだ、あてずっぽうか・・・
そう思うなら、これをよんでみてほしい。

不気味な兆候が続いているのである。

もしそうなったら、北朝鮮などが、この機に乗じて、日本侵略をするかもしれない。
と心配しているひとがいたら、今、北朝鮮の心配事についても読んでみたらどうだろう。

かつて、大地震が起こった後、49日後に、富士山の噴火があったそうだ。
3月11日 プラス 49日= 4月19日となる。

それならば、あと、9日後の話だ。

これでもか、これでもか、と災害は続く。
もう、たくさんだ、考えたくも無いと愚痴を言う前に、

生き残るために、準備を怠るな!!!
とだけ、言いたい。


情報ありがとうございました

2011-04-10 03:55:31 | Weblog
原子力安全保安院が公表しているプラントパラメータをグラフ化したページを参照すれば各自、危機管理できるかと存じます
なお、このページから漸く気象庁が発表するようになった放射性物質拡散予測にもリンクが張られています。







3月28日に厚労省は、食品の暫定規制値では、「後になって健康影響がでるかも知れない」
と言っているようです。恐ろしいです。
もっと大々的に報道して欲しいです。

日本の棄民政策 1

2011-04-09 19:03:27 | Weblog
私は、今、とても機嫌が悪い。
だから、あまり感情が出ないように書いていく。

これから、私は、日本の棄民政策を淡々と書いていくことにする。

そして、この多くの私のブログを読んでくださっている方々に、分かってもらいたい。

何が、風評被害だというのだろう。

言葉遊びをしている場合か?

大体、最初の、事象があったという言葉遊びが、気に食わなかった。
今度は、風評被害。
まだある。
直ちに健康には害がない程度とか、想定外の津波だったとか・・・

じゃあ、この7施設の校庭で放射線量10マイクロ超えるは、どうなんだ?
この子供たちを、直ちに移動させなければ、「安全です」と言っている政府が 風評被害じゃないのか?

誰も、信用しなくなるぞ。

信用をなくすと、革命が起こる。
いい加減な 大本営の発表のような、奥歯に糸こんにゃくのはさまったような言い方ばかりして、なんとかなると思っていたら、大間違いだ。
いまさら、謝ったりとか、失敗でしたなどと言って済ませられると思っていたら大間違いだ。
東電やら保安員もどうかしている。
五つの枠を破られるとは、想定していなかった。


耐えられなくなった、子供を思う母親は、必ず立ち上がるはずだ。
そうなったら、日本は、その母親の力でくるりとひっくり返るだろう。


ケチと渋ちんは違う

2011-04-09 14:47:42 | Weblog
吉本社長という名物男が大阪にいる。
彼は、ケチで通っていた。
ともかく、かまぼこの板に、ケチの神様と書いて拝んでいるほど、コストにうるさい男だ。
ところが、このおっちゃん、なぜかジャガーに乗っていた。
「なんで、車だけは贅沢なんですか?」
と聞かれたとき、彼はこう応えた。
「交通事故で、年間、何万人怪我して、何千人も死んでいるやろ。体だけは取り返しがきかんさかい、わしは、丈夫な車を選ぶんや。これは、ケチの神様の道理にかなってる。ケチと渋ちんは違うんや。ここんとこ、間違えたらいかんで」と言った。

東電が間違えたのは、ここだ。
ケチで渋ちんをやったから、こんなザマになった。
ああ、格好ワルい社長やな。
あんなん、恥だっせ。と、吉本の社長やったら ぼろかすに言うやろな・・・

棄民

2011-04-09 10:17:40 | Weblog
国は、「安全です」 と言う。

安全ならば、情報に注意をしなくてもいいはずなのに、今後の情報に注意してくださいとも書いてある。
矛盾〔むじゅん〕
ほことたて
矛(ほこ)とは、なぎなたのような形の長い柄のさきに刀のついたもの。
盾(たて)とはそれを防ぐ道具。

「この矛は、どんな盾をもつらぬき、この盾は どんな矛でも打ち返す。」
と大商人が言っているところへ、観客の野次馬が 
「じゃあ、その矛でその盾をついてみたら、どうなるか?」
と聞いたことから始まった故事である。

このパンフレット・・・

「安全です」
水も空気も食べ物も 安全です。赤ちゃんを安心して産んでください。安全ですと書いてある。

しかし、最後のほうに、今後の情報に注意してください。と書いてある。

安全というのは、例えば、どんな状態を言うか。
それは、何も気にしなくていい状態・・・つまり平穏無事 平常、3月11日以前の状態を指す。
のほほん と過ごして お笑いのテレビでも観ながら せんべいを食って寝転んでいた状態。
ACのコマーシャルなどで 「ぽぽぽーん」を何度も聞かなかったころの状態を指す。

よく、風評被害などと言われる。
私は 風評などは、流したくない。
だが、事実は事実として、ありのまま、現在進行形のことを言えば・・・

毎日、地震が必ず東日本では一度はあり、揺れている。

3月、1号機2号機3号機4号機の建屋が吹き飛び、あるいは、煙を上げている。それは今も上がり続けている。

東電は、70パーセントの燃料棒の溶解を発表したが、それを原子力保安委員会は、3%以上であるが、70%という数値は理論上の計算に過ぎないと即座に否定した。否定しなければ、事故のレベルをさらに上げなければならず、そうなると、彼らの沽券にかかわるのであろうか・・・ともかく、燃料棒は、溶け出している。

放射能は空気中に毎日 出続けているし 計測されている。

その放射能は、幼児や赤ちゃんにとっては、将来 とても重大な危険を及ぼす。特に白血病や甲状腺異常などが出た場合は危険だということが、すでに 分かっている。

放射能を含んだ水も海水に流れ出ている。

発電所の20キロメートル以内の人は、そこに、住んではならないと言われている。

発電所の20キロメートル以上30キロメートル以内のひとは、外出禁止となっている。

すでに被爆した作業員がいる。

昨夜も一号機から100μシーベルトを超える数値が出た。

福島は、平常の30倍以上の数値の放射能が現在でも確認されている。

これが、私の注意して得た情報とやらいうやつで、どこにも 安全な気がしない。
これは、風評ではなく事実の羅列である。

そして、子供や赤ちゃんをもつお母さんに、どの面を下げて「安心してください」と言えるのか?
私がもし、厚生省の立場なら、恥ずかしくて言えない。

「心配してください。心配しすぎで苦しくなるかもしれませんが、決して 油断しないでください。危険なので 常に逃げる準備と情報の確認をしてください。ほう酸を放り込むと聞いたら、すぐに西へ逃げなさい」とでも書く。



大事なことを考えてみた

2011-04-09 07:51:59 | フリーメーソン
基本にもどって 考えてみると、
日本が今のように成長できた理由には、その性格の従順さにあるとおもう。
司馬遼太郎によると、倭 という意味はもともと、従順な人 という意味だったそうで、それは任那というところに、日本人が当時住んでおり、その人たちを指して言ったものだとか。
日本人の性格は、もともと従順であり 何かをするとき、組織として行動すると大きなことができる。
韓国人がよく言うことに、「一対一なら韓国人が勝つが、3対3になると日本人が勝つ」のだそうだ。
それは、日本人の組織力を 言っている。
これは、個の主張の強い韓国人と 集団での主張をする日本人との違いを的確に表現している。
例えば、芸能人などという個の主張を強く出来たら生き残れる世界では、韓国人は圧倒的に強いわけだ。
しかし、製造業などになると、個の主張が強すぎると ともすれば労働闘争となり、意見が分かれて収拾がつかなくなるのも韓国である。

今回の東日本大震災における、日本の対応も、非常に日本らしいと思った。
つまり、個の力にたよることなく、みんなで乗り切ろうと、最初にスローガンをあげる。
「あなたは一人じゃない」というメッセージだ。
もしこれが、オーストラリアなら、
「おい、そこのオーストラリア人、はやく立ち上がれよ」という掛け声になるだろう。
"Come on Aussie...Get up Mate!!!"
と言う具合だ。

日本人の強さの分析をするとしたら、おそらくその集団性であろう。
ひとりひとりは、とても穏やかで、どうみても、第二次世界大戦でアメリカと戦うような顔はしていない。
どちらかというと、ぼんやりと立って鼻くそをほじっているような顔をしている日本人たちが、アジアを侵略し、アメリカに奇襲をかけたりしたわけだ。
大それたことを・・・と思うのは、今の空気を吸っている日本人だからかもしれないが、それにしても、である。

日本が乗り切るためには、集団がひとつになる必要があり、そうなると、とても大きな力を示す。
もっともな理由がそこにはあるわけで、具体的に言えば、1億人以上の人間のパワーの集結なのだから、一点をめざすと、当たり前に すごいはずだ。
一億人といえば地球の人口の2%にあたる。
おおよそ、100人に2人の割合で、地球には 日本人が住んでいるわけだ。
少ない人数かもしれないが、それでも、人数の頭数にはいる十分な数字だ。
少なくとも、ほとんどの国がそうであるように、ポイント以下の人数ではない。
この割合から言えば、中国人は、26人程度、インド人は20人、アメリカ人は6人程度となるけれど、ふたを開けてみれば、中国人は、50以上の人種の坩堝であり、インドには、何百という宗教が乱立しており、アメリカにいたってはフルーツバスケットのようにカラフルである。
日本は、それにくらべて、二人しかいないのであるが、それでも、まとまりやすい要素がたくさんあるわけだ。
戦後の復興が奇跡だと言われていたが、奇跡でもなんでもない、必然である。

だから、日本はまた立ち上がる。
そのためにかかる時間は、また世界を驚かせるほどの速いスピードだろう。

方向性を間違うと またとんでもないところへ行ってしまうのが心配なんだが・・・
なにしろ、決めたら、レーザービームで飛んでいくので、誰も追いつけないかわりに、後戻りもできないという・・・




自暴自棄

2011-04-08 19:33:44 | Weblog
「俺はもう、年だから いつ死んでも かまわねえ」
そう言って 放射能の高い地域に残る老人の話が、ある。

放射能は、目に見えないから、実感としての恐怖は湧かない。
だから、例えば放射性物質の横にいても なんともないものだから、毎日が普通に過ぎている気がするのだろう。
なんで、みんな逃げるんだ?
と思うくらいなのかもしれない・・・

これが、はっきりと催涙ガスのように目や鼻に刺激があるとか、あるいは、炎が出て熱ければ、あわてて逃げるはずだ。

この老人の話を読んだとき、ふと 思ったのは、シドニーで数年前 ラジウムが棄てられていたエリアでの訴訟だった。
ここは、多くの人が白血病になるので、政府が家を建てることを禁じた経緯があり それをめぐって訴訟問題になり、政府がその土地のオーナーからすべてを買い取ったというものだった。

何年も歳月をかけてできた街。

それは、のべ何万人という人間の血と汗の結晶であり、そこには多くのドラマがあり、風が吹き、雨が降り、桜が咲いて、恋が生まれ、子供が育ち、きれいな田園風景があり、そして、将来ともに、それが約束されて 永遠に続くはずの場所だった。
誰もが、原子力発電所が建てられる事を希望していたわけではなく、反対意見は、「時代遅れ」だとか、「非科学的な農民」だとか、かえって蔑まされたり、あるいは、「金欲しさの 運動家だ」などと言われてもいた。
結局、原子力発電所は建築されて、そこには、多くの人々が 不安と心配とそして原発差別を受けるにいたり、最後には、爆発して、そして 街はそこに住んでいた人々とともに、棄てられる。

ゴースト タウン

誰もいない町に 信号機だけが不気味についたり 消えたりしている。

ぞっとしないか?

私は、怖いと思う。
こんなふうに、誰がしたのか?

加害者は東電だけではない。
一人ひとりの国民が、加害者なのだと思う。



昨夜の私の夢の話をしたい・・・


昨夜、私は眠る前にじっと目をつぶって考えていた。
福島の原発のことを、である。
もちろん何かが出来るわけではないが、そこへ意識を集中して 目の中で風景を見ようと思った。
そして、明け方 それは見えた気がした。

もちろん 幻想であろう。
しかし、そこでは 私は光る玉だった。腕もなく 足も無かった。
ただ、光る玉で飛び続けている。
私自身が 明るく光りながら 空を飛んでいる。
私は驚いたが、前からずっとそうだった気もしていて、驚かない自分も一方で存在していた。
自由な意思を持って飛ぶことは出来ないようだった。
そして、
私は海岸線にそって、あちこちを見た。

それは、東北のどこかの海岸線だった。


しかし、私の見た その景色はおぞましく、そして 醜くグロテスクで、とても正視できるものではなかった。
残骸と、死体と、腐臭 そして 誰もいない町があるだけだった。

誰もいない町に、咲く花があった。
それは 何の花だったのかは、わからない。ただ黄色い花が風で揺れていた。

その黄色だけが 妙に印象的だった。

おそらく、テレビで観た画像が、夢になって私はそれを観たのであろう。
どこかで、様々な交錯した神経が高ぶり、そういう映像を脳裏に映し出したのであろう。
しかし、それらの映像は、とても強く訴えかけるのである。

助けて という声も聞いた。
背中をとんとん と叩かれたり、海の中から手が見えたりもした。
もちろん、それらはすべて夢の中の世界だろう。しかし、幻想にしては、声はリアルに響いたし、手も波間からはっきりと見えた。
波は黒っぽい海に白いしぶきだけを 蛍光灯で光らせたように 飛び上がったり沈んだりしていた。

私自身は、それらの声も、手も、聞きながら、観ながらもただ、どこかへ向かって、すーっと飛び去っていった。
何かができる自分ではなく、自分の意志で飛んでいるのでもなく、ただ、その上を止まらずに飛んでいく自分だけがいた。

ふと 朝になって目が覚めた。
夢だったのか・・・と思ったが、景色があまりにも リアルで、私の体はとても疲れていた。

こうして、人はノイローゼになっていくのだろうか・・・などと 朝のコーヒーを飲みながら、覚醒していく頭を振りつつ思った。
もう、うんざりだ。
テレビも観たくないし 新聞も読みたくない。
朝のトーストが妙に乾いて 味気が無かった。


放射能

2011-04-08 16:24:41 | Weblog
放射能汚染度を比較的、簡潔で見やすいサイトを見つけた。

ここで、さまざまなことが解るが、逆に不安になることもある。

数値は、変わっていき、徐々に収縮してきており、このままいくと、治まるのではないかとも見て取れる。
だが、なぜか、いきなり ポンと高い数値が出てくる日があったりして、風向きのせいなのか、あるいは、放射能汚染と言うものは、そういう性質のものなのかが、わからないままだ。
だが、数値が無いよりは あったほうがいい。

今 日本はまさに転換期を迎えている。

これは、様々な面で言えることだ。

例えば、日本人の多くは、被災者にたいして、いかに手助けが出来るかを考えるようになった。
これは、優しさの現れである。
同時に、自衛隊に対しての見方が大きく変わった。
彼らを今、悪く言う人はいないだろう。よく税金食い虫などと言っていた人たちも さすがに10万人の自衛隊の活躍を前に、押し黙っている
我慢をしなければならないと、考えるようになった。
今まで、何かあると、救急車をタクシー代わりに使っていた人間たちが、(今もいるかもしれないが)正当な電話にのみかけるということを、認識するようになった。
泥棒や空き巣など、東北地方で活躍する火事場泥棒を、とても憎む気持ちが強くなった。
悪い奴というのは、いつでもいるから、押さえが利かないものだが、それにしても、日本の略奪や犯罪はこの未曾有の事態でも、世界に比べると奇跡的に少ないのである。

こういう内面的で、すぐには見えない変化は重要で、今後、私たち日本人の中で、ひとつの精神的な核となって、一体になるために、重要な役割を果たすことになるだろう。
広島の原爆や長崎の原爆、あるいは沖縄のひめゆり隊や、特攻隊・・・などに匹敵するであろうトラウマを残した。
しかし、日本人はそれを超えて強くなり、団結も出来るようになっている。

次に、目に見える形の転換期について語りたい。

これは、外的要素による転換期で、完全に今までとは違うミッションを持たなければならなくなった。
それは、脱原子力である。
そのために、しなければならないストラテジーこそが実に問題だ。

まずは、不足分の電気をどう、補うか?という問題だ。
通常の考え方で行けば、火力発電になる。
すでにあるテクノロジーと古い高炉を使うということで、ある程度は回復できるが、同時に大問題になるのはCO2だ。
鳩山内閣のときに、世界に大見得を切って、CO2削減を打ち出した我々日本人は、このことを守らないわけにはいかない。
ならば、安易に火力発電に頼るわけにもいかず、また、すでに高騰しているオイル価格と、不気味な円安によってダブルパンチを見舞われることは、確実だ。
インフレは急に深刻な状況となり、すでに中国がデフレ輸出国からインフレ輸出国へと変わってきている今、日本の高くなるインフレ率は、給与の安い状態とかさなり不景気をともなった、足を引きずりながら歩かなければならない状態になるのである。
こういう状態になる前に、手を打つ必要がある。
ここでの キーワードは インベーション テクノロジー (発明)だ。
いかに、効率よく燃料を使い、最小のCO2排出で 最大の生産を実現するかということである。
燃料に いわゆる化石燃料を使う従来のやり方には、すでに 先が無いことは、前にも触れた。
したがって、日本独自の技術で 原子力に変わるエネルギーを探すことを始めなければならない。

いくつかの候補はある。
例えば、火山熱応用。
あるいは、太陽光や風力、
しかし、どれも多大なコストの割には、期待値ほどのエネルギーが得られかどうか、疑問である。
だが、この候補の中で、いくつかを国を挙げて実践していかねば、我々には明日がない。

原子力をやめるなら、次のエネルギー革命を 真剣に、考えてストラテジーを組んで、バジェットを決めてやらなければ、ならないのは、考えてみれば、もっと前からやっておくべきだったかもしれないし、当然、今はそれに取り掛からなければならない時にきているのである。

さて、我々のできること。
それは、第一に、現在のテクノロジーをよりよく知ることだ。
第二に取捨選択を行い、ひとつのやり方・・・を選ぶか、あるいはいくつかの複合体で電気を作り出す方法を編み出すか・・・をしなければならない。
第三に、そうやってできた電力を、電気会社が買い取って還元するシステムをもっと作るべきだ。
例えば、オランダでは風力発電を推進させているが、その風車を一機持っていれば、永遠に電気が起こるたびに、収入があるというシステムがある。
日本でも太陽光、風力ともに、そういう買取システムを一般化させて、一般人が電気を自分のところで起こすと儲かるというモチベーションを持たせることが、ひとつの提案としてあってもいいだろう。
例えば、農業をしていたが、うまくいかなくなった地域には広大な土地があり、そこをうまく利用して太陽光発電を行う。
そのために必要なインフラ・・・配線工事などの一部は、投資者と国が折半で行う。また金融期間も政府とあわせて特例を作り、
そのための融資を楽にするという方法がある。
そうすると、多くの農家は、ビジネスとしての発電を考えるだろうし、閑地の活用にもなるだろう。
もちろん、問題はある。
例えば日本には峻険な土地が多く、太陽光熱発電を行ってもそこから電気を引っ張るために莫大な費用がかかる・・・などであろう。 だが、原発の事故に比べれば、今後そのためにかかる500年の費用に比べれば、そんなもの微々たる物だ。
逆にその山々のあちこちに、風車をおったてて欲しいと思う。
そうして、電気を起こすことを、国を挙げてやる。
できれば、100%自然から電気を起こすことができれば、われわれはこの憎むべき津波や地震を起こした相手を 打ち破ったことになる。

日本人は、今、ここで一本の線を引き、一歩も引かないと誓って前に進むしかない。

真実を感じる

2011-04-07 21:14:37 | Weblog
読者の方からのコメントを頂いた。
読ませていただき、なりほど・・・と胸に落ちるところがあったので、紹介させていただきたい。
まずは、その読者の方に お礼を申し上げます。
ありがとうございました。

さて、それは かつて原発で働いていた一級建築士の平井さんという人で、この人は、ガンで1997年に亡くなったが この日の来ることを淡々と予言されている。
長文になるが、是非読んで欲しい。
政府や、国は、これも、風評だと言うかも知れないが、私にはそうは思えない。
私は文章を読むことが好きで、ある程度読めば、それが本物か、偽者か 解る自信がある。文章には癖があり、そのなかから、魂が読み取れるからだ。そして、その目から見て、この人の書いていることは、真実だと思った。

まず 始めに

日本人は騙されている。
ということだ。

それは、うわべだけの繁栄であったり、明るい照明であったり、暑い夏によく効いているエアコンであったり、夜中に大音量で鳴る音楽とそれに集まる若者であったり、それが、かっこいいと思う気持ちや、都会に憧れるすべての図式が、順番にひとりずつの平衡感覚を狂わしていき、気がつくと、「金儲け」のことと、「人を出し抜く」ことと、そして、長い者にまかれる処世術というもので、目先のことばかりを考えて、実に、馬鹿げたことだが、自分自身や 子供たちを殺していくことに、気がついていなかったか、気がついていても、知らないふりをしてきたか、あるいは 今現在も その「ふり」を続けているかのどれかなのである。

以前、私が書きかけて、やめたことがあった。

私が日本に住んでいるとき、誰かが私をコントロールしようとしていると感じたから、外国に出てこの目に見えない奴らからの鎖を断ち切ってやろうと思ったということである。

目に見えない 誰か。

日本人なら、大抵は、そんな感じを、心のどこかに持っているはずだ。

多くの人は、それは「アメリカじゃねえの」と言う。
そうかもしれない。
陰謀論の好きな人は、「フリーメーソンの仕業だ」と言う。
そうなのかもしれない。


それらは、間接的に、様々な効果を持って、あるいは影響力をもって、なんらかの自分たちの利益につながることを、日本に仕掛けている・・・のかもしれない。

だが、断じて言いたいことがある。
日本をコントロールできる人間は、日本人でしかないということだ。

なぜそんなことを言い切れるか?
と疑問に思うかもしれないが、実際に生きてみて、あなたは 日本で何人の外国人に出会い、そしてそのうちの何人と話をし、そしてそのなかの何人から、なんらかの示唆を受けましたか?と聞いてみたい。
そして、何人の日本人と出会い、そのうちの何人と話しをし、そしてそのなかの何人からなんらかの示唆を受けましたか?と、改めて聞いてみたい。
その応えは、明白だ。
あなたが日本に住む日本人である限り、あなたにもっとも影響を与えたのは、

1家族
2テレビ
3友人 同僚
4上司 先輩
5親戚

のうちのどれかでそのほとんどすべてが日本人だったはずだからだ。


日本をコントロールしているのは、日本にいる支配者たちで、その支配者たちは、この原子力発電所を常に推し進めてきた人間たちだ。政治の世界も知り尽くし、彼らが、首相をどうするか、アメリカとの折衝をどうするか、中国の発展規模をどの程度まで許すかなどと 糸を引き、コントロールしてきた、大勢力がいるはずだ。
私には、見えるんだ。

その大勢力 仮に、M集団としよう・・・は、常に様々なことをあなたたちに仕掛けてきている。
例を挙げよう・・・
それは、ジュリアナ東京のような破廉恥なナイトクラブが、およそ日本と言う伝統的な国にはふさわしくない 恥を重んずる国で、始まったこと。
あるいは、アダルトビデオのような、本当に多くの人にセックスを見ず知らずの人と行い、まったく何の恥じらいもわだかまりもないのかおおいに疑問だが、不特定多数の人に見られることを、選んでいる人がなんと、何万という膨大な数でいること。

それを、「需要と供給があうからビジネスとして成り立つんだ」などという、まるで人間のありかたなどを全く無視した議論が 平然とまかり通っていたりすること。
あるいは、高層ビルを建ててそこに住むことが、都会的なあり方だと、数十階の上に住んでみたり(言っておくがそんな高層ビルにはゴキブリでさえ、生きていけないのである)あるいは、離婚率もどんどんと増え、子供の遊び場もなくなり、その子供の遊ぶ内容も、テレビゲームか、コンピューターゲームに変わり、肥満と糖尿病が10代の若者の深刻な問題となっている・・・

こういうことは、結果が解りきっていることなのに、どんどんと、人はそういう方向へ流されていった。

これらの結果が予期できないほど複雑なことではないものばかりだ。

ジュリアナ東京は、結局 ドラッグを広げたし、警視庁が取締りをしたが、その後も形と名前を変えておなじようなものができた。
アダルトビデオは、たった一人の幸せな女性を生むこともなく、多くの自殺者を出し、あるいは、様々な社会問題をひきおこし、結局 愛とか LOVEとかいうものは何なのか などという単純でとても奥の深いことを、面倒くさいとか重たいなどと言う人が出てくるようにまでなってしまった。
本当に、すぐに結果が予期できるような・・・(それもかなり悲惨で悪い結果が)ことを、あまり深く考えもしないで、やってしまうのは、何が正しいことで、何が間違っていることなのかという、神から与えられて自然に備わっている人間の感覚を、麻痺させてしまっているからだ。
私が警笛を鳴らしても、多分、それは、冷笑 (シニシズム)の対象となることはあっても、絶対になくならないのだろう。

ただ、言えることがある。

それは・・・

それらの延長上に、今回の原子力発電所の事故があり、そして放射能汚染の深刻さと国の隠蔽体質があり、それらは すべて、そのM集団にとって、利益であり不利益であるというどちらかの定規でのみ、決定されて、多くの日本人たちは、知らず知らずのうちに洗脳され、イージーなほうへ流れてしまったのである。
ドラッグの問題も、また、自殺者の多い問題も、みんな、同じ系列で、気がつかないうちか、気がついていても知らない振りをしていたのかは、わからなかったとしても、日本人であるあなたがたは、少しずつ 少しずつ 狂ってきていたのである。
それは、少しずつなので、気がつかなかっただけで、今から30年前の日本人と、今のあなたがたを比べることができたなら、その狂いは、まったく 別人種といっていいほど 違うものになってしまったんだ。
いつの間にか、多くの日本人は、髪を染めることが当たり前になり、いつの間にか、多くの価値観を どんどんと捨ててしまった。
この いつの間にか、とか、なんとなく ということが本当はとても怖いことなんだ。けど、そんなことさえ、気がつかなかったんだろう・・・
それほど、巧妙に、あなたがたは洗脳され 操られ 違和感もないままに、毎日をおもしろおかしく、今さえよければいいという刹那的な生き方で、過ごしてきた。

昔は、よかった 
などと言うつもりは無い。
もちろん、今のほうが、昔よりもよくなった部分も、たくさんあることを私は知っている。
例えば、目に見える東京湾の汚染は 少なくなった。
30-40年前の高度成長の途中の東京は、とても汚れていた。
だけれど、人はもっと温かく、それに夢もあったし、家族の絆も そして「ありがとう」もあった。
でも、あれまでも、あれからも、少しずつ日本は 良くも悪しくも 変化していき、そして、今 こうなった。

原子力発電所に話を戻そう。
原子力発電所がなければ、どうなるか?
今、停電を何度も経験しているだろう?

あれによって、人は暑い夏がくるとどう思うか?
「ああ、暑い・原子力でもなんでもいいから、電気を作ってくれ」
そう 思うだろう。
夏は暑いもんだ。暑いから夏なんだ。
と正論を言っても 人は聞かない。
正論よりも エアコン・・・なのである。

町の景気が悪くなると、中小企業が困る。

なんていうやつがいたら、ちょっと待てよといいたい。
どんな時代でも、いつのときでも、中小企業が困らなかったことが一度でもあったか?
と。
いつの時代でも 孫受け 下請けは、ずっと大企業にいじめられてきて、アップ アップしながら経営している。
電気がなくなると製造は困る。そりゃあ、そうだが、電気があったときも、いろんなことで困っていたじゃないか。
ずっと、資金繰りの苦しいことをしていたはずだ。
それが 中国の進出のせいだというかもしれないが、中国の中小企業だって アップ アップしている。
それは、誰であっても変わらない。
資本主義というのは、そういうもんなんだ。
中国が共産主義だなんて、私は一度も思ったことも無い。あそこには、共産党という「名前」の党がいる立派な資本主義の国家だ。
中小企業は いつだって 理由が変わるだけで 苦しい経営をしているんだ。
ラット レース だ。
だが、日本をコントロールしているM集団は、それをみながら、笑っているだろう。
彼らは、さまざまな人間を動かして、思うように出来る。
彼らの人脈には やくざ、政治家、芸能人、など影響力のある人間をたくさん持ち、そしてマスコミを支配。
ありとあらゆることを 行える。
とすれば、今回の放射能の数値が 急に表に出てこなくなったことも、合点がいく。

日本には知りえない情報が世界にはあふれている。
私は、憤りを持って、この見えない勢力 M集団に言いたい。

「あなたたちは、いつまでも、無事でいられると 思っていますか?」
と。
そう、彼らの首筋にはすでに、氷の刃が迫っていることを、彼ら自身 知らないでいるのである。

そして、最後に言うけれど、M集団は、あなた自身が 知らず知らずのうちに その構成員となって協力していた、ということだ。