Sydney Yajima


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洪水

2011-02-05 08:05:39 | オーストラリア資源
メルボルンが洪水。
ビクトリア州全体が洪水。

マイニングが大打撃を受けている。
立ち直るのに、時間がかかる。

クィーンズランドは数年かかる。
オーストラリアは、戦後のようになっている。
しかも、まだまだこれから 大災害が続く。


弱り目に祟り目

2011-02-01 00:21:22 | オーストラリア資源
クィーンズランドに直撃する ヤシというサイクロンは、今のところカテゴリー4であるが、もしかするともっと勢力を拡大するかもしれないという。
現在 海上2000キロ離れたところを不気味に 西進している。
すでに、洪水でダメージの受けたクィーンズランド州を壊滅させるだろう。
風速は200キロを超えるといい、家にいると殺されてしまう。
車もまっさかさまに ひっくり返す力を持っている。
学校、公民館 市役所、ありとあらゆる公共建物も例外ではない。

炭鉱はまた被害が拡大するし、これで、さらに価格が上がることは避けられない情勢となった。
さらに、すでに上がっているガソリン価格と、食料価格は、人々を苦しめ、立ち直りのより時間のかかるクィーンズランドの かわいそうな人々たちの多くは、さらに、塗炭の苦しみを味わうことになってしまった。

木曜日、早ければ水曜日には上陸するのだという。

中国はさらに経済を加速させている。
これが地球環境を破壊しているのだが、彼らはやめないだろう。
なぜなら、欲は抑えられないからである。

いずれ、この欲望が地球人の半分ほどを殺してしまうだろう。

募金に関して

2011-01-14 17:44:15 | オーストラリア資源
早速、募金の申し出があり、感謝しています。
現在、日本語のサイトはクィーンズランド州は作っていません。そこまで手が回らないのでしょう。
したがって、ここから送っていただくしか、現状での対応はありません。
これは直接クィーンズランド州に行くので、途中でせっかくした募金が、変な使われ方をしたり・・・ということはありません。
いま、54ミリオンダラーが集まっているようです。
大変大きい金額に思えます。

しかし、実際の被害は5ビリオンダラーとも言われていますので、焼け石に水のような感じです。
クィーンズランドは壊滅しました。
戦後の日本のようなものです。
なにしろ 州の75%が水没したのですから。

現在メルボルン市を有する、ヴィクトリア州が洪水です。
すでに15の地域が 洪水によって孤立しています。

いまのところは、大丈夫ですが、万が一、シドニーがこのような状況になったら、おそらく 私の更新は滞ることになるでしょう。

神の見えざる手

2011-01-09 04:59:20 | オーストラリア資源
どうやら、石炭が不足しそうだ。
クィーンズランドの洪水は、その後、ますますひどくなってきている。
ついに、NSW州まで被害は拡大しつつあり、オーストラリアの東海岸は、洪水だらけになりそうな気配だ。

シドニーも雨が降り始めた。
どうも、ねっとりした雨で、ざーっと降ってやむような雨ではなく、どちらかというと、しつこく、空は雨雲で分厚く覆われているといった感じである。

このまま雨が降り続けば、シドニーでも洪水の被害がでることになるかもしれない。

今のところ、その懸念はなさそうではあるが・・・

クィーンズランドでは20万人の人が被害にあい、すでに5ビリオンダラーの建物の損害があると試算されているが、まだまだ拡大しそうなんだそうな。
このままいくと、多くのホームレスが出る可能性がある。

今日のガソリンは、街売りで、リッター辺り 1ドル35セントである。
かなり高くなってきている。

どうやら、ここまで好調だった、オーストラリアの景気も、神の見えざる手によって、相当大きく転換しそうだ。

枯渇

2010-05-24 01:23:58 | オーストラリア資源
オーストラリアには 石炭、鉄鉱石、ボーキサイト、ゴールド、シルバー、パラジウム、石油、天然ガス、スカンジウム、マグネシウム、ウラニウム、銅、ルチル、コバルト、などなど、がある。
他には、牛肉、羊、羊毛、シーフードがあり、さらには小麦、コーン、サトウキビ、などなどの農産物もある。
人口は、わずか日本の4分の一、で、広大な国土は、日本の20倍以上にもなる。
西オーストラリアは120万人程度の人が住んでいるけれど、西オーストラリアだけでも日本の8倍ほどの面積がある。ちょうど、神戸市ぐらいの人口が、そこに住んでいるわけだ。

移民で成り立っているので、もし、経済が悪くなると、水道の栓をひねったり開けたりするように、移民政策を変えればよい。

そのために失業率をある程度、力でねじ伏せるような方法ではあるけれど、コントロールできる。この点も、日本とは根本的に違う。

日本は、年寄りの国で、子供が少なく、年寄りの多くは、すでリタイアをしている。オーストラリアも人口問題と、リタイアは大きな問題だったが、今は、リタイアの年齢を取っ払ってしまい、何歳でも働けるようになった。
70歳でも元気なら、働く。

日本は、オーストラリアと同じようなモデルケースを使うわけには行かない。

しかし、日本の今のやり方は、行き当たりばったりが多すぎて、中々良くならない。

日本の景気対策は、雇用を増やすことと、給料の底上げにあるので、それをするためには、まず、為替の安定を考えなければならない。つまりドルで一喜一憂していた、日本の産業構造を、見直すべきで、もっと、世界はアメリカ一辺倒ではなく、幅広い動きをしているのだから、ドル、ユーロ、そして様々な為替を、バーチャルに、比較検討できる新しいシステムの構築があれば、もっと、現在の日経平均が、円でみることをやめれば、案外、悪いと言うほどでもないと思えるかもしれない。

もちろん、これは、大きな仮定の話で、実際には、国際間取引はもっとどろどろとしたものがあり、場合によっては戦争まで始まってしまうかもしれないので、ではやってみますか・・・とはいかない。

アメリカはドルを徹底的に防衛するつもりだろうからね。


今日も雨

2009-12-28 22:51:45 | オーストラリア資源
今日もシドニーは雨が降っている。
本当は大変なことが起こっているにもかかわらず、一般には平穏に感じられる。
それは知らないものの幸せなのかもしれない。

だが、それはいずれ大騒ぎになる。
大騒ぎになったあと、落ち着きを取り戻し、そして、あとから振り返ると、ああ、結局はそういうことか・・・と思うことなどがある。いずれにせよ誤解を恐れずに、自分の信念を突き進む以外に、方法はない。

西郷が、西南戦争で亡くなったとき、彼の脳裏にあったものは、なんだったろうか?と時々考えるときがある。

彼は、一度も号令を出さなかった大将だった。彼は、負ける戦争をわざと起こし、そして、負けることを知っていて、みんなと一緒に死のうと思ったのだろうか?

何か悲壮な決意にも思えるが、結局は、それが彼にとっての自己表現の方法だったのだろうか?

よく分からないが、何かと何かを比較してどちらがより大切かをいつも考えて計算ばかりしていても、うまく行くとは限らない。


西郷は、そんな人たちをたくさん見て、計算ばかりしている人間に、何かを突きつけたかったのではないか?と思うようになった。

よく分からんが、日本人は彼を愛している。

2009-12-03 09:11:26 | オーストラリア資源
ゴールドが1200ドルを超えた。
これはまず 想定内の話なので、いまさら ではあるが、記録として面白い。

しかし、今は、ゴールドの現物に走るより、もっと、ゴールドの鉱山株に向かうべきときかもしれない。しかも、ゴールドだけを掘っているところはリスクが高いので、なるべくレアメタル系を探すべきだ。

AGM シーズン

2009-10-15 23:11:32 | オーストラリア資源
いろんなマイニング会社が、11月にはAGMを執り行う。
AGMとはアニュアル ジェネラル ミーティングの略で、日本で言えば株主総会。私はいくつものAGMに参加したが、荒れる場合とそっけない場合がある。しかし、どちらにせよ、社長は説明責任をきちんと果たす。それが仕事だし、また、その責任をきちんとできなければ、株主から反発が出る。
社長秘書というのは、しかし、どうしてどこの会社も大抵意地悪な感じの年配女性が多いのだろう。教養をつけた女性というのは、知性が美しさに現れてとても素敵になる人と、とても意地悪になる人のどちらかになるように思う。これは、教養以前の問題であるのかもしれないが。

さて、オーストラリアが今後利上げを続けて行うことで、いずれ アメリカドルを抜く日がやってくる。不動産に冷や水をかけてバブル化した価格に喝を入れて、価格是正に向かうことは、短期的には不況を呼ぶことになるかもしれないが、長期的には マーケットの自浄作用としては、必要なことである。

アメリカのダウが10000ポイントを昨日越えたが、私は、アメリカ経済の底は打ったという考えにはまだまだ反対で、まだ二番底、下手をすると三番底も来ると思っている。

ただし これは私の意見。
それよりも、インフレにより、食料価格が急騰し 世界中に飢えの出ることが問題だ。世界人口の20%にあたる10億人にかなり深刻な飢餓状況が訪れることが 大きな問題になっている。

日本にとって 関係のない話だろうか?それとも、おおいに、何かかかわり、その人たちを救い出す方法を考えるべきなのだろうか?

ダイナミック

2009-10-14 22:49:25 | オーストラリア資源
アメリカはオーストラリアに14ビリオンを、不動産に投資している。それはトータルな数字だが、もちろん対オーストラリア投資比率としては世界一だ。
日本はバブルのとき、ゴールドコーストのみを買い捲った。だが、バブルが弾けるのと同時に、そそくさと売ってしまった。

今中国がすごい。個人なのか国単位なのも分からないが、客家とか、華僑という別の国会に属していない単位の出資者もいるため、実態などは不明のまま、ただ分かっていることは、どんどんと今 オーストラリアの、株式、資源、土地が買われているということだ。

中国人にモノを売るということを、オーストラリア保守層は歓迎していない。なぜなら、彼らは有色人種だからだ。そうではない。共産主義国家だからだという人もいるけれど、一枚 一枚 本音を探れば結局は人種差別にいきつくことになる。なぜなら、彼らはイギリスやアメリカが買うことには さして抵抗もしないからだ。共産主義国家が良くないという根拠は、資本主義が弊害を起こすというのと同じほど 具体性と説得力には欠ける。少なくとも、現金を持って買いに来ている相手に対して通じる話ではない。


オーストラリアには、売り手がいることも忘れてはならない。売り手の理論としては、必ず、「オーストラリアの地理的な条件」を出す。地理的に、ここは、アジアだ。
実際、オーストラジアという表現もあるほどで、特に、世界経済を長い目で見ている 例えば、スイス銀行などはそう表記することさえある。

日本が世界第二位の地位を中国に明け渡す日が近づいているが、すぐに、また第二位に返り咲くであろう。なぜならば、世界第一位が中国になり日本がそのときは世界第二位になるであろうからだ。
アメリカでは今日、JPモーガンが予想を上回る結果を出したと発表しているが米ドルの資産価値が下がっているか、下がり始めている今、いくら米ドル単位で数字をあげたところで、虚しいゼロが並ぶだけではないだろうか?

日本は、将来、ハイテクと省エネで勝負するのだから、脱石油とともに、鉱物資源の獲得を全力を入れて行わなければならない。そこにどんなためらいもあってはならない。なぜなら、それこそが、日本の生命線になるからである。アメリカのように金融にのみ走ってはならない。それは同じようにゼロを並べる結果になって終わってしまうからである。私の言うことを疑ってはならない。なぜなら、私は一切あなた方からお金を取らずに とても大切なことを、誠心誠意伝えているからである。

今回の表題は、ダイナミックだ。

ダイナミックな変革というのは、今後やってくる 革命のことだ。
革命は、なにも武力だけで行われるものではない。名誉革命のような政治的な革命もあれば、産業革命のように、ものづくりの社会形態の変化による革命もある。だが、21世紀の革命は違う。それは、エネルギー革命だ。それはある日を境に、ダイナミックに行われるであろう。なぜ、今、羽田空港をハブ化することを大騒ぎしているのか?それはリニアモーターカーが実用化されるということだ。東京大阪間が、67分で行くことができるようになる。時間の短縮はすべてを早める。そう、日本に今、もっとも必要なモノは、石油ではない。電気だ。そしてマグネットである。ネオジウムのほとんどを中国に頼っている現在の状況であるならば、技術と交換する交渉を通じて、中国との連密な関係を築くほうが理にかなっている。それがアメリカの反発を受けたとしても、だ。

アメリカは、もう、マッカーサーの時代のアメリカではないのだ。ジョンウェインのアメリカでもない。今は、世界がより多様な文化のの表面化と そのそれぞれが、融合を繰り返す過渡期に入っているのである。

なぜ、今なのか?
それは、今でなければならないという必然性があるからなのである。

長年眠っていた、獅子。中国がむくりと起き上がった。

ダイアモンド

2009-10-10 03:42:53 | オーストラリア資源
オーストラリアには多くのダイアモンドが眠っている。
このことは、案外あまり知られていない。
ダイアモンドというと、セントラル ソーティング オフィスというのがロンドンにあって、世界の0.3キャラット以上のダイアモンドは大抵ここから提供されているといっても間違いではあるまい。セントラル セリング オーガナイゼーション・・・CSO。かつてはデビアスと呼ばれていた。

さて、オーストラリアで、私たち GSMがかかわっている会社の採掘場所にキンバーライトという土壌が発見された。これは、ダイアモンドの70%がこの土壌から発見されるという貴重な土壌なので、かなりダイアモンドが出てくる可能性が高くなった。


東アジア構想

2009-09-28 19:42:48 | オーストラリア資源
東アジア構想にとって、もっとも重要になる国は、中国と韓国だと考えるのは 理の当然だとしても、片手落ちだ。
韓国と中国、フィリピン、インドネシア、タイ、台湾(中国の一部になろうと、そうでなかろうと)マレーシア それにもしかするとシンガポールまで・・・

これは、大東亜共栄圏の発想に似ている。大東亜共栄圏は、その昔、第二次世界大戦になる前、日本が打ち立てた構想で、その構想の下、アングロサクソンに搾取されているアジアを開放するという大義名分を立てて、日本はあちこちに軍隊を送り、侵略戦争をした。侵略されたほうにしてみれば、欧米が日本に取って代わっただけで、いずれにせよ 迷惑な話であった。侵略したほうが、その侵略の大義名分に酔っていたのだから、なおさら たちが悪い。正しいと自分を信じているものに議論は通じない。

戦後生まれの人間にとっては、そんな大義名分という言葉自体、古臭いもので、大東亜共栄圏などという言葉は、五文字の漢字というくらいの、ほこりをかぶった置物のようなものであろう。

それがいいとか悪いとか、言うつもりはない。ただ、過去とはそういうものだと言っている。

歴史にかんがみて、未来を切り開こうという言葉に象徴されるように、日本と韓国、中国にとっての歴史と 今後の発展は、切り離してすすんだほうがいい。なぜなら、歴史は多くの今の人間にとっては、良しくも悪しくも、取り返しのつかないものであり、未来は、これからどうにでもなる 良くなることも 悪くすることもできるものであるからである。

日本がいつも悪いことをするとは 限らない。日本がいつも良いことをするとも思っていない。

だから、東アジア構想は、難しいのだ。

アメリカを入れた東アジア構想となると、もっと複雑になる。なぜなら、アメリカはアジアではないうえに、同じ文化財産を持っていないからだ。小さな村社会でお互いが住み分けしながら、幸せに暮らすなどという 小さな村共同体のアジアの文化圏を アメリカは持っていない。小さな村共同体の延長に東アジアが存在するなとという発想さえ、そもそも 理解できないであろう。それどころか、多くのアメリカ人はどこが日本で、どこが フィリピンであるのかさえ 知らない。
そんな分からない人に、同じ釜の飯を食えと言うことが、そもそも ナンセンスな話だろう。

東アジア構想で、もっとも力を持つのは 間違いなく中国だろう。
つまり中国という国が共産圏で、文化や娯楽、それに思想から、マスメディアの統制まで行う政治体制であるのに比べて、日本のようにほぼ野放し状態の国が、同じ理念で共同体をつくるということも、ナンセンスな話になるかもしれない。

こうしたナンセンスを百も承知のうえで、しかし、この理念には一種の凄みと魅力があることも否定できない。例えば、日本と韓国は、もっと仲良くなれる気がする。お互い、DNAも近く、言語も文化もちょっと違うが それでも似ている部分が多く存在する。

目的は、多分、同じ通貨ということになるのだろうか?例えば、EUの枠組みをやってみようということなら、アメリカもこの際、(昨日のドル暴落の続きになるが)乗っかってくるし、オーストラリアも興味を持つだろう。単に、経済という結びつきなら、数字の世界なので、分かりやすい。文化も芸術も、言語もあるいは、人種や性別、それに宗教も哲学も関係なく入れる。

したがって、鳩山首相の目的は、純粋に経済にあるとみた。

どうだろう?
そうなると、また別の道が開けてくる。
例えば、日本と韓国の間に、トンネルを掘って、新幹線を通すというアイデアも、復活するかもしれない。国境がなくなり、自由に出入りするようになると、犯罪も国際的になり、より、厳しい法律が必要となるだろう。だが、マイナス面に比べてかなりプラス面も大きい。例えば、規格を統一することで、多くのむだが無くなる。車が左側通行か、右側通行にするのか、ということも、最初の数年は戸惑いがあっても、すぐに人はなれて、それが当たり前となる。そういう経験を沖縄の人が語ってくれた。つまり、規格とはその程度のものに過ぎず、それは、大いに市場が盛り上がる効果をもたらす。

トンネル構想は日本から韓国、そして東アジアの果てから、インドネシアへと伸ばし、最後にはオーストラリアまでのばせるという気宇広大なストーリーだって可能だ。

あと100年か200年も生きられる人には、面白い世界だろう・・・

酢豚 (スィートサワーポーク)

2009-08-21 02:15:42 | オーストラリア資源
酢豚という中華料理は、オーストラリアでもよく食される。それは甘く すっぱい 豚肉として訳されている。

今回、中国がイギリス資本の西オーストラリアにある天然ガスに50ビリオンの契約を結ぶ。これが甘い方になる。
RIOとの問題がこじれていることは以前書いたとおりだが、この部分がいわゆるサワー 酸っぱい部分になる。

オーストラリアに、ウイグル代表が来て講演会をするということに中国は過敏になっていて、「やめろ」と半ば強制的に言ってきている。オーストラリアは、「うちのところは、自由主義国家でお宅とは違い、発言の自由が認められるので、そのウイグル代表の意見をオーストラリア国家の意見として取り入れるかどうかは、別として 意見を述べる場所を提供することには、反対はしない」との立場だ。

中国は国内で通用する常識を海外でも同じように通用させようとしており、その点、オーストラリアは、中国のブリーが始まったとみている。ブリーとは、強制的ないじめのようなもので、今回は、50ビリオンの話と同時に来ているために、酢豚のブリーという(日本で言えば 飴と鞭)のような表現になっている。

50ビリオンは、オーストラリアにとっては大金だ。
お金は欲しいし、言うことは聞きたくないし・・・ということらしい。
日本が今後 中国との外交を考えるうえで、役に立つ話だろう?

津波

2009-07-13 00:00:47 | オーストラリア資源
サブプライムローンから始まり、リーマンブラザーズ そしてGM,クライスラーの破綻と続いた現在の状況を 津波に例えると分かりやすい。

地震が起こる。これが、第一次被害である。
アメリカの金融危機としよう。

震源地はウォールストリート。

地震の規模は、今まで人類が経験したことが無いほど 大きい。

震源地から出来上がった津波は、盛り上がりながら周囲を飲み込んでいく。すぐに津波の被害が出るのは、日本や中国のような製造業を生業としている国だ。モノガウレナイ・・・これが、第二次被害。今、日本や中国はこの真っ只中にいる。在庫を抱えて、国内需要を喚起するか、無理やりに穴を掘ってでも、雇用を作るかという選択でしかなく、また円高に恐怖に震えながら・・・逆に言えば、いつ、米ドルの超がつく暴落がやってくるのか、戦々恐々としている。これがいまだ。
米ドルは、今日明日にでも暴落しても不思議ではない。
なにしろ、印刷してばら撒いた紙幣は、世界中に大量に積み重なっている。その紙切れは、いつか暴落する。それは、いつなのか? ということ以外は、多くのエコノミストの意見も、同じである。これは、すでに決まったことなのだ。

中国が抱えている米ドル資産が暴落するのは、日本の抱えている米ドル資産が暴落することと同じであり、つまり世界の通貨 米ドルというルールを変更するわけだ。インフレ率が高くなるので、米ドルの暴落とともに、アメリカの金利政策は、根本から崩れる。

第二次被害を受ける日本は、アメリカの震源地よりも長い期間苦しむことになる。なぜなら、アメリカが立ち直るまでは、輸出はできないという落とし穴にはまるからだ。むろん、中国にも同じことが言える。中国の場合は国のサイズが大きい分、一度その落とし穴に入ったら、這い上がるのに、相当の努力をしなければならないだろう。国際金融からは、信用を失った後、借り入れも難しくなるので、中国の再建は、その分遠のくはずだからだ。

さて、第三次被害は、オーストラリアなどの資源国が蒙ることになる。現在のオーストラリアは、まだ非雇用率も、そこまで悪くないために、まだまだ、景気後退の局面には入っていないとし、他の国に比べても、まだましだと、言っている。だが、それは、単に、まだ津波が来ていないだけだ。第三次被害はじわじわと来ている。オーストラリアの被害が深刻になるころには、世界は暗黒の真っ只中と言うわけだ。

毎日のオーストラリアの市況の様相を伝えているのは、今、その深刻な津波がどの程度 オーストラリアに近づいてきているのかを、知るマイルストーンになるからだ。



Mining29

2009-05-27 20:32:11 | オーストラリア資源
フィグは好きか?と突然 Aが言った。
フィグとはイチジクのことだ。
突然なので、面食らっていると、「たしか、あのあたりのあったはずだが・・・」
結局は見つからなかった。

イチジクのなっている木が この写真のどこかに映っているかもしれない。