Sydney Yajima


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ドイツ

2010-02-27 02:44:08 | 世界情勢
明治維新後、日本は多くの制度をドイツから持ち込んだ。
憲法などもかなり影響を受けていた。

第一次世界大戦

 第二次世界大戦。

歴史を見てみると、いずれも、ドイツが重要な鍵を握っている。
第一次世界大戦のときは、日本は連合国側についたため、戦勝国になった。
第二次世界大戦のときは、日本はドイツ側についた、惨敗している。

いずれも、ドイツが絡んでいることをもう一度書いておく。

さて、アフガニスタン情勢が、混迷している。
アメリカは、増兵をしたが、解決はまだまだみえない。

そこで、ドイツが参戦する。
これが、アフガニスタン情勢だけならば問題は無い。

ギリシャが現在、破産しかかっており、ドイツにしてみれば、こんなやつらは、EUから放り出してしまえと言い始めると、なんとギリシャは、ドイツに対して、第二次世界大戦の戦後保障がまだ済んでいないと言い始めた。70年近くたってから、である。
寝言は風呂の中で言え
ドイツはそう言いたいところだろう。

イスラエルのシークレット エージェントのモサドが、暗殺をドバイで行うために、オーストラリア人のパスポートを偽造して行った。オーストラリアのシークレット エージェント、のASIOが、突き止め、モサドとの戦いが始まった。むろん、表立って行うのは、イスラエルの大使をオーストラリアの政府が呼び出して事情を明らかにするということでしかないが、007の世界である。
世界は、実に殺伐としてきた。

ちなみに、日本はぼんやりとしている。
東大を出てきたお坊ちゃんが、各領事館に駐留して、情報収集をしていらっしゃるので、おそらく大丈夫だろう。もちろん、皮肉である。

こんな折、ゴールドの現物を買うと友人のレバノン人が電話をしてきた。レバノン人は、すでにイラン情勢をにらんでいるので、危険を感じているらしい。

南極の大きな氷の塊がついに溶け出したことで、大きな地球規模の影響が出ると大騒ぎになりつつある。日本で報道されるのは、はたしていつのことだろう???

スケートで銀メダルがどうのこうのという、話は、平和なときに行って欲しい。
北朝鮮が、アメリカに警告を出した。核攻撃をする・・・と言っている。

六カ国協議に参加するための、前哨戦のつもりかもしれないが、アメリカは今、忙しい。CIAも北朝鮮に回す人数が惜しいほど、忙しいのだ。

中東の火薬庫がいつ火がつくかわからないときに、(ドイツが参戦した時点で、これは第三次世界大戦の予兆だと当然考えるべきである)北朝鮮の情勢など、構っていられないのだ。

中東の情勢が深刻化してくると、石油と、中国・台湾 情勢を日本は最大限に警戒しておくべきだ。

ギリシャ問題

2010-02-26 08:38:08 | 世界情勢
ギリシャ問題が、深く ゴールドマンサックスのスワップ疑惑でアメリカ経済に影を落としている。
ユーロはもちろん言うまでも無く揺れているが、ゴールドマンサックスという不況のときに一人勝ち逃げした会社が、同じく危機に立たされつつあるということに、この問題の本質がある。

アジア全体で一つのバスケットを作り、そこで通貨危機を回避するという大胆な構想を、かつて、宮沢喜一が唱えたことがあった。
もしあの時やっていれば、アジア通貨危機は起こらなかっただろうと、言われている。
しかし、アメリカは猛反発したため、宮沢はその手を打つことが出来なかった。
これも歴史の皮肉というもので、今、アメリカに通貨危機の危険が迫っている。日本も無傷ではいられない。

格付け会社が、いかにも自分たちがマーケットの中立の立場であるかのように 振る舞い、それをメディアが、伝道師か何かのような高慢な態度で報じ、人々はそれに惑わされるということが、今まで一度もなかったとは、誰も断言できないだろうと思う。
格付け会社に替わるもっと公正な判断材料が必要だし、それは、自分自身の中の羅針盤で行うにしても、実際には、それが、他の人々と共有できる価値判断にはならず株価は不当に操作されるという印象を持つ人も多くいるだろう。
ムーディーなどは、何度も 日本の格付けを下げて、1990年代の日本の経済に打撃を与えた。同時に、クリントンが、何度もきびしい条件を突きつけては、日本は混乱し、失業者が増えて自殺者がでた。

今回のトヨタの件でも、アメリカのメディアは、決して良くは書かない。
何とかトヨタの格付けを下げて、トヨタのブランド価値を下げて、しかも、下がったところで乗っ取りをかけるなどという野蛮な方法を考えている人間も糸を操っている。トヨタを 自分たちの思うように、操りたいので、何とかトヨタ内に利権を持ちたい。役員に息のかかった人間を送り込みたいというのが、本音である。(日本人だけが役員なのは、おかしい)とすでに言い始めている。
トヨタは世界企業に成長した日本の会社だ。

今回のやり方は、いかにもアメリカらしく、ペリーが艦隊を率いて日本に開国を迫ったときから、一歩も進歩していない。
逆に言えば、それをどうかわすかということに神経を尖らせているトヨタは、とても日本的な発想である。この点も、日本は一歩も前進していないとも言える。

通訳の間に、トヨタの社長は、考えることができたなどといういちゃもんは、英語を話せ と言ってくるオーストラリアの人種差別者と大差ない。英語を母国語にしない人間が、公聴会という大事な場面で、間違いが起こらないように、慎重に通訳を通じて対話をすることは、当然のことだ。

それにしても、今回のトヨタは偉かった。
言うべきことは 言い、 聞くべきことは 聞き、そして 謝るべきことは 謝った。

開き直って言えば、他にどうせよと言うのか?

運命

2010-02-26 00:11:51 | フリーメーソン
たまたま、運命がそうさせるということが、人生には何度もある。
これは、誰にとっても、同じことで、努力で何とかできるというものではない。

神の手が、運命にはかかわっていて、そのスパイスが自分の転機となる。

いずれにせよ、自分の得意技は、何か?
これを早く見つけた人は、大成するのだろう。

運命の中で、自分が何を見出し、そして、何をなすことが出来るのか?

紙一重の人生のなかで、最悪は、死ぬことだ。
リスクを張って、生きることも一つの方法だが、安全に生きていくのも別の生き方だ。それぞれに心地よいと思うところで、生きれば幸せで、いずれにせよ、無理はいけない。

アメリカは、プラスチック文化だったと以前、別のH.P.で 書いたことがある。
私は、プラスチック文化が発泡スチロールをたくさん含んで膨れ上がり、なんだかいろんなものが揃って豊かになった錯覚が、アメリカを狂わせたのだろうと思う。

紙は、紙。プラスチックはプラスチック。どちらでも、愛は買えない。

ギリシャの信用不安は、広がるだろう。なぜならEUの大立者のドイツが、許さないだろうからだ。そもそも、ギリシャは、ヨーロッパと中東の間だ。怠け者で、いい加減で、ぐうたらしていて、早期退職するギリシャを70歳近くまで一生懸命働くドイツ人たちから見れば、「なんで、アリがキリギリスの面倒をいつまでも見なけりゃならないんだ?」となる。
EUから、放り出されるとギリシャは、にっちもさっちも行かなくなり、あちこちに浮浪者と犯罪と暴動と、売春とそれにドラッグがはびこることになる。
誰もギリシャに観光にも行かなくなると、いよいよ終わりだ。

そんなことで、アメリカは、今日もダウが下げ止まらない。
当たり前だ。
アメリカはギリシャよりひどい州を、国内にいっぱい持っているんだから。
カリフォルニア・・・英語の通じない住民がたくさんいて、どうやって生産性をあげることができるのか?


トヨタ バッシング2

2010-02-25 07:01:44 | 世界情勢
トヨタの公聴会が始まった。
涙ながらに訴えるとか、悪者トヨタをしばきあげる正義の議員などの映像が流される。
アメリカ人だって、こんなものは演技だと知っている。

もっとも今回の演出でミスキャストだったのは、トヨタ社長。
てぐすね引いて、悪者のボスをやっつけてやろうと思っていたら、童顔のおぼっちゃんがひょこひょこと眼鏡をかけて 気弱そうなつぶらな瞳をしばたたかせて、現れた。
これが、傲慢な顔で、どうどうと現れたら、アメリカ議員もやりがいがあったろう。
しかし、これでは大人が子供に叱るくらいの茶番劇にしかならないし、世論操作にも効果が少ない。
「早く大きくなりすぎまして、ごめんなさい。」
なんて、勝利宣言をしにきたようなもの。

消費者が、トヨタを敬遠するかどうかは、数年後に結果が出る。
結論から言うと、そうは ならない。
自分のお金でものを買うときは、誰だって慎重だ。
トヨタが他に比べていい車だから、買ったのだ。ならば、次もまた、いい車を買うはずで、数年後、もしトヨタが他社よりもいい車を作り続けていれば、きっとまた、トヨタを消費者は買う。数年後、公聴会があったことさえ、ほとんどのユーザーは忘れているからだ。

しかも、

トヨタの経営に影響は深刻にあるのか?といわれると、それは限定的だろうと位置づける。
なぜなら、トヨタの主力輸出はすでに中国に移り始めていて、アメリカは、減産したほうがより、現実的選択で、今回のことがあろうと、なかろうと、トヨタは減産をするつもりだったのだから、「今後は品質に力を入れるために、アメリカ工場をたくさん封鎖します」と宣言すれば、筋は通り、労働者は反対をしにくくなり、無理なく減産できる。


AIGとゴールドマン

2010-02-24 03:18:23 | 世界情勢
ゴールドマン サックスの中には、毒の入ったファンドがAIGから混ぜ込まれていて、そのリストが近日 公開される可能性が出てきている。
実際に出てくると、60ビリオン以上の金額が、まず、最初に問題になるので、これが、株価に与える影響は、半端じゃなく 大きい。

なぜなら、連鎖的に他のファンドにも影響が出るので、例えば短期の債権などの放棄、現在やや落ち着きを取り戻し始めている為替への影響、それによってまた、スパイラルのように深まる信用不安など、悪材料が次々と出てくる。

今の水準は、リセッションとしては、1970年代、1990年代に比べて、長引くことは確実になっているとの分析もある。(出口を探しているといわれるが、もしかすると、まだ入り口に立っているだけなのかもしれない)

よく、大恐慌は回避できたと、アメリカの大統領のオバマが言うけれど、本当だろうか?というのが、私の本音で、例えば、大きな台風の被害にあったミシシッピーの地域の住民が、今も悲惨な生活をしているのに、「これから、どんどん良くなり、今まで見たこともない繁栄をするだろう」などという空手形を渡されても、「そんな話を聞きに来たのではない。今日明日が、どうなるのか?一体、どのくらい待てば良いのか?」と悲鳴が聞こえ、オバマ大統領は返答できないでいる。

大恐慌は、本当に 回避できたのか?
私たちは、回避できた安全な場所に立っているのか?
それとも押し寄せる氾濫する川を間近に見ながら、ほんの少し小高い中州の上に立っているだけで、実は、もうすぐ流される運命にあるのか?

本当のところを知る方法は、スーパーコンピューターの端末にはないはずだ。
少なくとも、コンピューターは人間の行う、意図的なエラーを予測できたりはしない。

今でも、そう信じる私は、握手を求めて出かけてくることにする。
 

アメリカが本性をむき出しにする日

2010-02-23 14:46:58 | 世界情勢
アメリカの公聴会に トヨタの社長が出席する。
アメリカの司法局では、それと同時に、トヨタの刑事事件としての追求を始めており、豊田氏が公聴会を終えた後、すぐに公衆の前で逮捕されて手錠につながれるという可能性も出てきた。
社長の刑事責任と言う点で、アメリカがヒステリーな反応をする可能性は、ゼロではない。もちろん、日本とアメリカの長年の友好に大きなヒビが入るだろうし、それはあってはならないこと だが、アメリカの極端な主張を持つ人間は、GMやフォード、それにクライスラーが苦しんでいるのは、トヨタのせいだと思っている。したがって、どんな手を使ってでも、トヨタを地におとしめるためには、手段を選ばない。

アメリカが本性をむき出しにする日

分度とは収入支出のバランス、計画経済をいい、予算以上の使い方を分内の財を散らす

2010-02-23 01:47:58 | 世界情勢
分度とは収入支出のバランス、計画経済をいい、予算以上の使い方を分内の財を散らす

二宮尊徳の言葉である。
これを、今の日本の国債超過額1000兆円に当てはめてみたら、ほとんどの政治家たちは、耳をふさぐだろう。
日本の年間の税収が80兆円程度なので、その10倍以上の金を借りていることになる。

個人の場合に置き換えてみよう。
仮に、貴方の年収が800万円で、借金が1億円あったら、どうするか?
しかも利子だけで、年間250万円はかかるとしたら・・・

分度をわきまえず、計画経済をせず、常に予算以上の生活をして金を散在してきた日本経済は、もう一度、この 二宮尊徳の言葉に立ち返るべきだ。そうしなければ、アメリカやヨーロッパの二の舞になってしまうだろう。


言ってはいけない話とは

2010-02-22 23:44:45 | 世界情勢
デリバティブ、FXトレード、などなど、金融は様々な変化を遂げたのが、1980年代後半であった。あれから20年。
アメリカは、一気にそのEASY MONEYに魅了されて、それが毒を含んだ薬であるにもかかわらず、麻痺した感覚でのみ続けて、パーティーを毎日開催していた。

ヨーロッパも、遅れじとばかりに、のめりこんでいった。
そして、デリバティブは、崩壊しつつある。

デリバティブは、金融派生商品と訳される。

要するに、実際には無いものをあるもののように取引すること。
FXも似たようなものだ。
レバレッジ (てこの原理)というもっともらしい注釈をつけているが 要するに、小さな元金で一攫千金を狙うということに他ならない。

無論、リスクはある。それがどれほど 精巧に見えていても、リスクは存在し、破産する人が出る。相場は、どんなに取り繕って気取った言い方をしても、負ける奴が必ず出てくる。
そういうものなのだ。

相場のうまい人と下手な人というふうに、語られる。が、その差はほとんどないといっていい。紙一重で、ただ、成功したら結果オーライである。ここで、「おまえは失敗したけどよくがんばったな」などという言葉は、嘘だ。

だから、どんなにデリバティブでがんばって勉強しましたといっても、明日は失敗するかも知れないくらいの覚悟は、要るんだ。

そして、それは、人間の知能をはるかに超えたスーパーコンピューターを使って勝負をかけてくる相手や、古ぼけたクラッシックな勘に頼ろうとも、結果がすべてなのである。

ただ、確率論から言うと、やはりファンドマネージメントはスーパーコンピューターを持った人間が、勝つ。あたりまえだ。なぜなら、敵の売買が一瞬でも早く見ることができれば、それにそって、手の内を見られることも無く、逆の売買を張れるからだ。
それをしているのが、ゴールドマン サックスだ。彼らのスーパーコンピューターは、一瞬、ほんの0.02秒、早い。だが、これでも十分に勝負が出来る。0.02秒の差で敵を十分殺せるのである。

日本の官僚がスーパーコンピューター世界一にこだわったのは、このからくりがある。
こいつを使えれば、確実に、為替を牛耳れると思ったはずだ。

無論、私たち個人にはそんなまねは出来ない。だから、私などは、あちこちの会合に握手を求めて歩き、そして、情報を集めて、もっとも人間くさいクラッシックな方法で、戦いを挑む。ただし、これは火縄銃でレーザー光線銃に戦いを挑むようなものだ。

だから、私は決してデリバティブやFXには手を出さない。
勝つ見込みのない勝負ははじめからやらない。

しかし、ヨーロッパの多くの金融業会は、どこか 悠長に構えてしかも、根拠のない自信で、火縄銃で立ち向かっていったために、いまや燎原の火のごとくデリバティブの恐怖におののいている。

私は、まだまだ深い奈落の底が、この先の経済には待っていると思う。

インフレ目標

2010-02-22 18:14:34 | 世界情勢
国によっては、インフレをある程度の水準に設定して、それに合わせて、マネーの供給量を決める。
ところが、日本にはそのインフレの設定そのものがない。
管直人氏が、設定を1%とせよ。と日銀に言ったが、日銀はNOと返事をした。
日銀はインフレを望んでいない。

もしかすると、私の勉強不足で、インフレよりも、デフレのほうが、国の経済は長い間、良くなるということが、あるのかしらん?
と思わず疑問に思った。

日銀は、デフレ目標をひそかに持っていて、そしてデフレの国にしていくことを目指しているのであるのならば、その先にあるものは一体、なんだろう?

多分、強い円である。

強い円そのものは、輸出産業を停滞させるし、日本国内で物を作るよりも、海外で作ったほうが良いということになり、輸入中心の国になるだろう。

日銀は強い円を持つことによって、短期的には世界に影響力を行使できるかもしれないが、長期的には国内の経済基盤の、第二次産業が疲弊することによって、円安になってしまうから、結局はもとの木阿弥になるか、さらにひどい結果となってしまう可能性がある。

もし、日銀が、日銀の存在価値を強くさせることだけを考えているならば、円高政策はつじつまが合うことになる。

しかし、現在の水準の利率は、すでに、とても低いので、そうとも言い切れない反面もある。0.1%・・・これ以下にしろというほうが、どうかしている。

やはり、デフレをめざしているわけではなさそうで、ただ、単にインフレ目標を掲げて達成できなかったときにの、責任をとりたくないだけなんだろう。

もしデフレが経済によいという新しい経済理論があるのなら、知りたいものだと願ったが、それはどうも、違うらしい・・・

日本のデフレ脱却には、中国向けの関税を増やすことが、一番効果のあることだ。中国が、アメリカとのドルを今の水準で固定しているのなら、日本が一律中国製品に高い税金をかけることは、認められてもいいはずだ。おそらくアメリカは、もうすぐこの方法をとる。それによって、中国政府に圧力をかけるつもりだろう。






ふるさと

2010-02-22 02:36:49 | Weblog
土の匂いや、そこでの習慣など、思い出す限り 考えてみれば、私のふるさとは、どこだろう?
やはり、日本に他ならない。
たとえ、何十年もオーストラリアに住んでいるとしても・・・だ。

自分はとても日本人らしい体型をしていて、しかも、日本を愛している。
だのに、オーストラリアに人生の半分以上を過ごしているということは、とても皮肉なことだと思う。

若い人たちが 外国へ出て行くことは、とても元気があって、勇気もあり、それがその人の人生にとってプラスになることを、祈るけれど、それは若いときのエネルギーの仕業で、外国に出ても、いいことばかりではない。
後悔するかもしれないよ。

私は、この国で、様々な人と混じり、そしてたくさんの出会いがあって、20数年間という時間を過ごしてきて、もう、40代も半ばになって、言うことではないかもしれないけれど、もし、あの20歳のときに、外国へ出なかったならば、今頃どうなっていただろう?と思うのである。

歴史にもし は禁物で、私のような一個人にとっても、もし、の絵は描けない。描けないものなんだ。

だから、それ自体、とても無駄な話かもしれない。

自由な生活をしてみたいと思ったからかもしれない。もっと、自分には何かできることがあるのではないか?と思ったからかもしれない。
ともかく、外国に出て、私は、サバイブした。

意味があったのか?無かったのか?
実はまだ分からない。

ただ、なんとなく、子供の頃に感じた土の匂いが恋しいな とふと思うこのごろである。

未来を見据えて 日本は 今 何をするべきか?

2010-02-20 01:32:33 | オーストラリア株式
オーストラリアは利率を引き上げなければならないと、見られている。
日本から見ればうらやましい環境に見えるオーストラリア経済は、インフレの様相を見せている。
ひとつには、雇用が落ち着いており、給料が上がっていることで、インフレへ圧力を掛けていることになる。
高くても、売れる。
オーストラリアの場合は、産業が、一次産業か、もしくは三次産業の サービス業がほとんどになっており、製造はほとんどない。
この点、物作りの国、ジャパンとは異なる。日本には一次産業はなく、二次と三次産業が中心になっている。

今週はじめの オバマ大統領の演説で、外国からの技術を受け入れ、外国製品を買う そんなアメリカにはしない。というのがあった。
今回のトヨタの一連の騒動を見て、「なるほどな」と感じた。
アメリカは二次産業を強くしたいと考えているのである。
そこで、日本との利益衝突が起きることになるが、当面、矢面になっているのは中国からの輸入品の廉価な、製品なので、台湾海峡に緊張状態を作り出したり、ダライラマを招聘したり、グーグルのハッキング問題に中国軍部が関わっていると発表したりと、矢継ぎ早に、対中国の緊張の高まりを見せている。これも、「なるほどな」と感じる。

アメリカは、あちこちの州が破綻している。州の破綻といっても、それぞれの大きさは日本くらいあるので、言ってみれば 国が破綻しているのと同じで、州といえば、例えば兵庫県ぐらいが破綻したというのとは、違う。

アメリカは、合衆国で、それぞれの州は、国ほどの大きさもあるのだと、もう一度書いておく。これは大事な部分だ。

さて、EUではギリシャが破綻しそうで、ポルトガルとスペイン、それにイタリアが続く。これらは、それぞれがはっきりとした国の破綻になるので、アメリカの例えば、カリフォルニアあたりの破綻に比べて、大変だと思われがちで、大騒ぎになる。だが、実際は、カリフォルニアの破綻のほうが、ギリシャの破綻よりもよほどインパクトは大きいはずである。

アメリカは、根っこから崩れ去ろうとしている。
今のアメリカは、私たちの知っているアメリカでは もうないのである。

世界中が、かつて 信じていた強いアメリカというイメージは、すでに見る影も無くなっている。

19世紀、世界は、イギリス帝国によって支配されていた時期があった。
だが、そのイギリスは、いまや、ヨタヨタして、手すりにつかまり、杖さえなげだして ゼーゼー言っている状態だ。
立ち直る気配さえない。

オーストラリアが、こんな中で、なんとかうまくやっていけているのは、中国からの発注のおかげである。つまり石炭や、鉄鉱石を買ってくれる中国のおかげで、潤っているから、好景気が続いているのである。
たしかに、国内刺激策を行ったり、そのタイミングと大きさが、割とうまくはまったという去年の実績はあったが、結局 住宅バブルをギリギリのところまで押し上げていくという皮肉な結果を生んでしまった。

中国は、今後、どうなるのか?という疑問は当然、湧いてくる。
アメリカが、中国と仲良くするということは、いよいよ難しくなっている。そんな中での普天間問題だ。民主党の鳩山首相は、アメリカのほうが悩んでいることを良く知っていて、まるで、馬鹿にするように「TRUST ME]などという書簡を送ったのだ。中々、たぬきだ。
しかし、日本は油断するべきではないだろう。
具体的に言うならば、中国の富裕層にとって、憧れの場所でもある日本は、多くの移民が増える(現在でも60万人の中国人が日本に住んでいる)ことになり、少子化問題は、移民問題にとってかわるだろう。それは向こう10年の間に起こりうることだ。
さらに、言語の問題、文化の問題、犯罪の増加など、国内で悩ましい問題が次々に起こるだろうが、しかし、不思議なことに経済は良くなるかもしれない。安全で平和な日本は、なくなり、危険で不安定となりながらも、消費に関しては活発になるだろうからである。

アメリカはそういう日本に頼るようになる。これは2020年以降の構図で、日本はいずれシーレーンを日本の自衛隊単独で、防衛しなければならなくなるだろう。

中国が弱体化する2040年までの20年間が、日本の自衛にとっての正念場となる。
だから、未来を見据えて、今何をするべきかは、自明なのだ。


捕鯨問題

2010-02-19 14:11:50 | 世界情勢
ついにケビンラッド首相が、日本を国際法廷に、捕鯨調査船を訴えると言った。

オーストラリア人は、歴史的に鯨の友だちだという認識が、おそらく、1980年代に出来上がった。それまでは、アメリカと一緒にガンガンと捕鯨していたのだから、矛盾している。

古いアニメやドラマで、いるかの友達という設定のストーリーは多かった。

日本人は自分たち同志でおたがいせめぎ合うことは、得意だが、外国に向かってどうやって吼えればいいのかが、弱い。情けないくらい。外国人に弱い。法廷で争うなら、ちゃんと勝てる喧嘩をしてほしい。負けたら、捕鯨はなくなるからだ。

ケビンラッドのアキレス腱は、下がっている支持率だ。今回の彼の訴えるという行為は、政治家としての人気取りのためである。

経済が悪くなっているので、外に国民の目を向けるのは、常套手段だ。
トヨタ問題も、そうなんだ。

こういう中で、どうやって知恵を使って日本人は戦っていくのか?

トヨタ バッシング

2010-02-19 06:27:30 | 世界情勢
世界が、トヨタをバッシングしている。
取締役に日本人以外の人間がいないことは、おかしいとまで言う。
これは、トヨタという優秀な企業を、自分たちの国の企業にしてしまいたいと言う考えがあるので、様々なバッシングはそのための戦争開始の合図だ。

これは、トヨタへの戦争ではなく 優秀な日本人により作り上げられた日本企業への、欧米からの戦争なのである。もちろん 裏側には、人種差別の意識もある。

トヨタの社長をアメリカ議会で釣り仕上げにして、ボロボロにしたいと思っている。
そのために、強制的に、アメリカの議会に出て来いとまで言う。

これは、トヨタ 対 アメリカ合衆国の戦争だ。

しかしトヨタは決して戦わないだろう。無言で職人気質で、ただ修理しますとだけ言うだろう。何を言われても、どんなに無茶な要求や言いがかりでも、黙って耐えるだろう。そんな、トヨタに、日本人同士でアメリカの尻馬に乗っかって、文句を言う新聞社が、私は大嫌いだ。
もっと、トヨタを 応援してやれよ。と思うのである。

何も 身内のひいきの引き倒しをしてやれというのではない。

例えば、カローラのパワーステアリングの問題など、「ちょっと目を離したら、横のレーンに車が行ってしまう」など、意味が分からない。目を離したら、どんな車でもどこへ行くか分からないからだ。それをトヨタのせいにして、文句を言うアメリカ人はあつかましくないか?

冷静に、トヨタが悪ければ、修理すべきはするし、相手の言い分が間違っているときは、日本の新聞社も、「それは、おかしいんじゃないか?」と、トヨタに言うのと同じくらい強く、言うべきだ。

アメリカが強く、弱い立場のトヨタをアメリカの尻馬に乗って、ペラペラの薄っぺらい批判記事を書く新聞記者に言いたい。
せめて、日本人としての微弱なる魂の一分を持ってほしい。

KAIZEN

2010-02-15 17:09:32 | 世界情勢
KAIZENは、改善から来ている世界共通語で、平均以上の教育を受けた人間ならば、みーんな知っている言葉だ。
もちろん、トヨタのことも知り尽くしている。
なぜ、トヨタがトヨタ たりえたか?
を徹底して勉強している。
トヨタがその気になれば、キャッシュでBMW社を 明日にでもぜーんぶ買える力を持っていることも、知っている。
つまり、トヨタが、世界のどんな企業よりも健全で、大きく、しかもフレキシブルで危機対応能力があり、さらには、将来性があるかを、大学では徹底して教えている。
これは、事実だ。

JUST IN TIMEも、徹底している。
教授はぱっと時計を見て、大げさに言う。
「今、10時だ。日本時間なら朝8時。私は今トヨタの工場に、たった一つのねじも忘れられることなく、品物が集まって車の製造がされていると保障しよう。10分の狂いもなくそれは、始められる。」

つまり、トヨタが優良企業であるのには、それだけの理由がある。

世界中のどこの国も、我慢ならないほど嫉妬する理由もそこにある。
なぜなら、逆立ちしても真似できないことだからだ。

それは、日本人の優秀さに他ならない。