Sydney Yajima


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水を治めるもの、国を治むる の喩えあり・・・

2010-12-31 06:51:41 | 世界情勢
クィーンズランド州が50年ぶりの大洪水に見舞われて、歴史的な被害になった。
ギラード首相は、国家危機宣言を出し、寄金を呼びかけた。

オーストラリアは平坦な土地が多く、また、もともと海底が持ち上がって出来たという土地であるために、洪水になりやすい。
もっとも、きちんとした排水システムができていれば、もっと被害は少なかったかもしれない。

今回の洪水は、今に始まったことではなく、去年も その前の年も、クィーンズランドは洪水に見舞われてきた。

私は、気象学者ではないから、はっきりしたことは分からないが、おそらく、世界的に、大きな気候の変動期にあたっているのか、温暖化の影響なのか、多分その両方の理由で、洪水が起こっているのだろうと思う。
もし、そうならば、今後も平坦な地域は、洪水が起こりやすくなる理屈にもなり、それは、日本のような急な斜面が海岸線に入り組んで続いているような地域はともかく、例えば、このオーストラリアを筆頭に、中国なども、河口付近の都市などは、被害が出やすくなるのではないだろうか?

バングラディッシュは慢性的にとでも、言っていいほど、洪水がおこるが、あれは、盆地であることと、密接なかかわりがあり、そうなると、日本でも盆地の地域は洪水になりやすいということになる。

私の独断と偏見でいえば、日本の場合、 地名にサンズイの付く土地は基本的に、洪水になりやすいと思っている。
例えば、荻窪 こんな地名は、やはり 危ないだろう。

渋谷
池袋、
などなどは、きっと洪水になりやすいはずだ。

もちろん、私の独断と偏見である。

もうすぐ 今年も終わる。

来年もよろしく。


中国の利上げ

2010-12-26 08:18:52 | 世界情勢
クリスマスの真っ只中に、このニュースが入ってきた。
これは、クリスマスを狙って中国がおこなったのだから、当然、このタイミングで起こったことなのだろうが。
中国の人民元の上昇圧力は強まり、さらに インフレを誘発し、さらなる 利上げが 年明けにも 行われるだろう。
パンドラの箱が 開くのも もうすぐだ。

中国に投資をしようというファンドは、例えばこういうことを言う。
「中国は賢い。ガソリン車は欧米や日本がすでに100年近くも開発に携わっており、いまから中国が追いつくことは出来ないから、彼らのターゲットは電気自動車に絞られている。電気自動車の開発ならば、同じスタート地点で勝負できるからだ。それにナノテクノロジーなどにも同じ事が言える」と。
中国の技術者によると、エンジンをスタートさせるときの、モウモウモウというスターターの馬鹿げた音を聞くこともなくスムーズに走り出す電気自動車はすばらしい と言う。
電気自動車は1970年の万国博覧会のときにはすでに日本にあった。
それほど、ローテクなものなのだから、中国はそっちに飛びついた。
いずれ、イニシアチブをとるという意気込みだ。

中国は、今後、どう変質していくのだろう。


歩き世紀ら 考える

2010-12-23 21:13:37 | 世界情勢
例えば、500キロ向こうに行くのには、どうする?
まず、新幹線か飛行機、最悪でも車と言う風に考えるだろう。

しかし、100年ちょっと前なら、人は、歩いて行った。

歩いていくことが当たり前の時代は、みんなが思うほど、そんなに昔の話ではない。

そして歩きながら その時代の人たちは様々なことを考えたのだろう。
家族のこと、友達のこと、将来のこと、国のこと、自分自身のこと。

便利になり、なんでも検索すればコンピューターが教えてくれると今の人は思う。
そして、自分で考える力がなくなった。

一度、なんでも白紙に戻ってまず、わかっている所から考える。じっとしても分からなければとりあえず歩いてみる。歩くといろんなものが、目に飛び込んでくる。そして、人は、確実に一歩一歩歩きながら、考えをまとめることができるのである。
いくら、思想の本を積んでも思想は、血肉にはならない。

歩いて考えたものに、勝るものは無い。
なぜなら、それは自分で考えたことだからである。

そう思い、自分なりに思想というものに立ち向かってみる。

21世紀になり、今までの経験してきた人類の歴史をふりかえりながら、ふと、立ち止まって、これでいいのだろうか?
と、考えてみる。

将来、子供たちのことを考えると 不安にもなるし、また 人間はきっと何かの方法を見つけてやっていくだろうと、楽観的な気持ちになりもする。そして、結局は、日々の生活を守ることで精一杯で、賢者も愚者もあまり変わらない毎日の連続がそこにあるだけなのだろうと思えるし、いくつかのアイデアを、椅子に座って考えてみただけでは 何も浮かばないというところで、また歩き出す。

今の時代は、もしかすると狂気なのかもしれない。

芸術、音楽、夫婦のあり様、子供たちの遊び方、戦争、経済、エゴ、そういうものすべてが、狂気を帯びて 本当に大事なものが何なのか分からなくなってきている。

世の中は、いつの時代もそうなのか、手に入らないものは 欲しくなり 手に入りそうなものは、大した価値が無いように思え、そして手に入ったものは、失うことを恐れて不安になる。
あるものは、不安で押しつぶされそうになり、自殺までする。
不安は失うことでしか解消できない。
失ってしまえば、そこには虚脱感は残るかもしれないが、不安はきれいさっぱり消えてなくなる。

虚脱感は、やがてまた以前のものを取り戻そうと言うモチベーションに昇華できることがあるかもしれないが、不安は守りに入るだけで、今言う モチベーションへの昇華にはなりえない。

子供たちのことをかんがえて 不安になるのは、今のような繁栄が子々孫々続いてくれることを願うからである。しかし、人間の愚かな歴史は、過去に何度も理不尽な戦争と人殺しがえんえんと行われた結果に成り立っている。

言うなれば、不安は的中しているだろうし、また、それを取り除くことはできそうもないということも、実は分かっている。
分かってはいるけれど、あきらめないでなんとか、未来や子供たちの将来を守りたいと考えたりもする。

平和で安全で幸せな未来が 永遠に続きますように・・・

メリークリスマス

ナチス

2010-12-19 05:48:12 | フリーメーソン
過去を、振り返り、そこからものを考え、未来を占う。
まったく、その通りにはならないが、人間のすることに、さほど 立派な進化はない。
依然として、人間は21世紀になっても 愚かで、そして 欲が深く さらに言うならば、残虐性をも持ち続けている。


今まで 私はナチスについての話題を 避けてきた。
それは、人間の残虐な歴史や人種問題、発展していく工業製品と、むき出しのエゴイズム、優位性への信念と自分たち以外へのむき出しの敵意と攻撃。などなど、ナチスは多くの要素を含んでいる。
多かれ少なかれ、戦争には、それらの要素があるものだが、少なくとも、アメリカは誤った戦争をしたことがあったとしても、一応の大義名分をなんとか取り繕うとする。
ナチスには、始めこそ、大義名分があったが、最後のほうは、もうやけくその無茶苦茶といっていいほどの、体たらくで、戦争に負けて、ドイツは、ボロボロになった。

ナチス、というのは、侮蔑用語で、正式には、国家社会主義ドイツ労働党という、きちんとした名前がある。
国家社会主義というのは、共産主義とは違う思想だが、似ている部分もある。少なくとも、アメリカの自由主義、民主主義よりは、もっと、共産主義的な考えに近く、さらにいえば、中央集権で、しかも、労働者を守るという大義名分も、不況の時代には、民衆に広く受け入れられた。
時は、1930年代
大恐慌が世界中に伝播し、闇に包まれた時代だ。
そんな折、ドイツ国民は熱狂的に、ヒトラー率いる労働党を支持した。

ヒトラーは、アーリア人至上主義、反ユダヤ主義、反共主義を三つの柱として、見事にドイツをひとつの中央集権国家として、独裁者になり、強い指導者として、まとめていった。
最後にはおぞましいホロコーストが、行われ、多くのユダヤ人の市民たちが、効率的な方法で、大量虐殺される。
効率を求めて、システムを組んで、人殺しをするなどということが、わずか 70年前に行われた。
死者は 600万とも言われている。

しかし、ヒトラーは世界一の虐殺人数ギネス記録を、持っては、いない。
もっと、近代で、ヒトラーが真っ青になるほどの虐殺を行った人間がいる。
スターリン?
確かに、彼は、ヒトラーよりも多く人を殺した。
2000万人から、4000万人とも言われている。
しかし、そのスターリンさえ子供に見える人殺しがいる。

毛沢東だ。
毛沢東は、5000万人から7000万人も 殺している。

旧日本軍だって、南京で大虐殺したとしても、せいぜい10万人程度である。
だから旧日本軍が良いことをしたといっているわけではない。
虐殺は、理由が何であれ、悪い。
私がここで言いたいのは、そんな とても悪い旧日本軍でさえ、毛沢東に比べれば、赤子のようなものだということだ。

中央集権を標榜する中国共産党、(カミー・・・と英語では侮蔑的に言われる。日本語ではコミュニストとカタカナで書くが、英語読みではカミュヌストに発音が近い。そのカミーの部分だけで、短縮して言われているわけだ)

カミーはナチよりひどい。のである。

カミーは、テロリスト国家と親交を厚くしている
その国とは、イランであったり、北朝鮮であったり あるいは、パキスタンであったりする。

パキスタンは、まるでジョークのような国だ。今、イギリスに投資をしないかと持ちかけている。
考えてみてくれ・・・
いつ爆弾が、どこで爆発するか分からない。
国中ワイロだらけ。
しかも、政情はとても不安定だ。
そんな国に、誰が一体投資するって言うんだ?
まったく、お笑い種だ。
でもまだ、それでも、イランや北朝鮮にくらべれば、ずっとマシだ。

イランのアハマディネジャド大統領は、イスラエルを地球上から消し去ると演説した。
こいつは、天然の馬鹿だ。
ヒトラー以来、久々に我々人類が、目にする馬鹿である。
馬鹿のなかでも、とても危険な馬鹿なので、ある。
うんざりする・・・

そして、もう一人、立派な馬鹿がいる。
言うまでもない、アジアのチャンピオン、金正日だ。
北朝鮮が国として存在することが、不思議だ。
偽札、人殺し、誘拐、核を使った脅迫、そして、無差別攻撃に麻薬に人身売買に弾圧。
一体、なんなんだ?


そういう国たちと、とても仲良くやっていける国、中国。
日本が武装を選択することは、今、とても 正しい判断だ。
民主党は、ろくなことを 今までしてこなかったが、今回の武装についての動きに関してのみ言えば、私は評価できると思う。

カミーはナチスの再来だ。
歴史を鑑みて、とても危ない未来へとつながる可能性があると断言できる。

宗教弾圧、中央集権、言論統制、近隣国への覇権を求める態勢、軍事拡大、そして、コピー製品、技術を盗み、各国の資源を獲得し、そして、自国では、何千万人も人殺しをした政権が、モノポリーとして、君臨し、その国民たちは、一日に5億円使う人間と、5セントで生活しなければならない人間が、その大きな、大きな格差と矛盾のなかで、生活している。国の役人はワイロを好み、そして、外国資本をどんどんと受け入れたかと思うと、それを乗っ取る。


カミーはそうやって、巨大化し、そして、近隣諸国を呑み込んでいくつもりらしい。
カミーをとめられるのは、誰だろう?
多分、日本人では、ないだろうな・・・



中国のインフレ

2010-12-15 16:24:27 | 世界情勢
Year Jan Feb Mar Apr May Jun Jul Aug Sep Oct Nov Dec
2010 1.50 2.70 2.40 2.80 3.10 2.90 3.30 3.50 3.60 4.40 5.10
2009 1.00 -1.60 -1.20 -1.50 -1.40 -1.70 -1.80 -1.20 -0.80 -0.50 0.60 1.90
2008 7.10 8.70 8.30 8.50 7.70 7.10 6.30 4.90 4.60 4.00 2.40 1.20



中国のインフレは、深刻度を増している。
平均で11月 5.1%のインフレが報告された。町では、4.9%のインフレ率で、農村では5.9%のインフレ率になっている。食料の価格は、11.7%のインフレ率であるにもかかわらず、食料品以外では、1.9%に納まっているといういびつな形だ。
タバコ・酒などの嗜好品は、1.6%のインフレ。衣料は、0.7%のデフレ。 サービスは0.7%のインフレ、などとなっている。
2年前に 中国政府の行った 586ビリオンダラーの景気刺激策が、ここにきて裏目に出たとも考えられる。

通常、対抗処置として中央銀行やエコノミストが考えることは、利率を上げることだが、中国政府は、それを行わないで、乗り切ろうと対策を考えている。

なぜ、利率を上げないのか?
それは、利率を上げることで、ドミノ式に膨れ上がった借金企業が倒産するからである。(http://blog.goo.ne.jp/gsm_minami/e/3ad31b118267b48ecfe64c0aebfe5cad)を参照してほしい。これは私が11月13日に書いた 中国バブル経済が弾ける50の理由 である。

ここで詳しく、借金とアセットの問題についても述べているので、繰り返さないが、インフレと利率引上げという二つの経済基軸ともいえる リモートコントロールを 扱い間違うと、国は滅んでしまう。

よく中国はかつて、1800年以上にわたって世界第一の経済大国であったのだから、過去200年ほどのあいだ、アメリカとイギリスが世界の富を得ていたのは、むしろ異常な状態であり、富は、帰すべきところへ帰すだけであり、産業革命以降のイギリスの繁栄も、また、アメリカの繁栄も もはや過去の話である。2050年には、中国が世界の第一の大国として、繁栄しているはずだという論調を見る機会が増えた。そのもっとも、大きな理由は、中国の人口であり、マーケットの巨大さであるというものだ。http://www.carnegieendowment.org/publications/index.cfm?fa=view&id=24195参照

私は、2050年の地球には居ないと思うので、(仮に居たとしても、もう皆様のお役に立てそうもないだろう・・・)

短期での話しで言えば、中国のインフレが、これからもっと大きくなるのか、あるいは 収束に向かうのかというのが、来月あたりに出てくる重要な予想には なるだろう。
この点、イギリス系のエコノミストは、カラスをサギと言いくるめても、中国政府は 適度なインフレ率を数字として発表するに違いないと予想している。
例えばアメリカならば、言論の自由もあり新聞社やさまざまな大学の競争もあって、政府が一色で 「こうせよ」「ああせよ」と数字を操ることは難しいが(不可能だとは言っていない)、中国はその点、政府が独占企業なので、何でも言いたい放題なのである。政府の発表であれば、それは100%であり、何人も疑うこと勿れ。もし疑いの余地をさしはさむものあれば、死刑に処すというほどのものであるから、発表される数値が、信用できるはずなどない・・・という理由からだ。
確かに、そういう一面があることは否めない。
私も、中国の数字と心中するのはごめんだと思う。

最後のヒント

2010-12-14 16:19:17 | Weblog
5つめのヒント

あなたは、死ぬ。ある日、必ず 死ぬ、のである。考えたくもないことだろうが、そのXディは、必ず来るのである。その日まで、あと 何日残っているかを、死んだ未来から、誰かが逆に計算をすれば、必ずぴしゃりと・・・ 思えば、あれが、死ぬ前の何日目であったと、のちのち、確実に、数字で出てくる。それほど、冷徹で、しかし、確実なのである。今の、一分一秒は、その瞬間に向かって確実に進んでいる。
それを、まずしっかりと受け止めてから、この5つ目のヒントを読んで欲しい。

それは・・・

どんなふうに あなたは、人々に記憶されたいか? という問いかけである。

死ぬ時に あるいは その後に、あなたは、後世に 何を遺すことができるか?を私は問うているのである。あなたを ある一人の人間として、後世の人から、どんな風に評価されたいのか? である。どんな風に記憶されたいのか?ということは、同時に、あなたのような死に方、あるいは人生を 後世の人が生きたいと望むのかどうか。あなたの進んだ道を後世の人が 歩んでいきたいかどうか。あなたは、その先鋒となり 後輩たちのために、歩きやすい道を作りえたかどうか。である。

ヒント その4

2010-12-13 16:38:58 | Weblog
ヒント その4

しばらく、自分の作り上げたリストたちと、にらめっこしてみましょう。ここには、あなたの基本的な価値観が詰まっています。そこで、何をするのか?を、今回は、説明することにしましょう。
まず、頭を使って考えようと、しては いけません。
そう、一切、頭脳をここで、放棄します。
そして、その自分の作り上げたリスト・・・つまりあなたの生命そのものと、あなたの精神で向き合います。
あなたの人生をあなたの生きたいように生きる決定をするためには、正直に 真率に、向き合わなければならないはずです。
決して、うまく世間を渡ってやろうなどと、つまらない画策をするべきではありません。そんなことをすると、必ず後悔する結果になるか、とても満足のできない結果になるかのどちらかしか残っていないからです。
清潔で、緑に囲まれ、そして愛に包まれ、さらに自然が大好きだ・・・例えば、あなたはそういう種類の人でしょうか?あるいは、家で、まったりしていたい。あるいは、家族にいつも囲まれていたい。あるいは、いろんなところに寄付をしたりチャリティー活動をして、人助けをしたい。あるいは、若い人たちに交じり、彼らを自立させてあげることが大好きだ。など、きっと、様々な価値観があるはずです。
真実に自分の真率な姿に向き合うということは、「決定」をするために、必要不可欠なことなのです。そして、その向き合う態度は、必ず あなたの「精神がささやく価値観」に基づくものでなければ、ならないのです。

ヒント 3

2010-12-10 04:43:49 | 世界情勢
ここまで、何度も書いてきたことは、リストアップしなさい。ということであった。たとえ、面倒でも、白い紙に書いてみて欲しい。それは、じっくり考える機会を与えてくれるばかりでなく、書いたものを読み返すことによって、自分を客観的にとらえることができるからである。
さて、また、別のリストを作ってもらうことにしよう。
それは、今の人生において、絶対に嫌だと思われるもののリストだ。そのリストに、自分を当てはめてみて、嫌になりそうなものがあったら、どんどんと、省いていこう。
そう、私の考え方は、たくさんのものを一度リストアップしたあと、引き算をするのである。
例えば、えらそうに重役室に座っている自分を想像して、うんざりしたなら、会社の重役になるという項目をリストに足していく。あるいは、寒いところに住むのは大嫌いだったら、さらに、リストする。体のコンディションが、生活になじまないようなものも、もちろん加えていく。
あなたの人生は、それらを受け入れない選択をすることによって、ずいぶんと楽なものになるはずだ。
あなたの人生のなかに、何を受け入れるか、あるいは、誰を受け入れるか、そのはっきりしたルール作りが出来上がるはずだ。
そう、それが、あなたのスタイルになり、態度となり、決して、受け入れることのできない範囲が定まるはずだ。そう、それは同時に、ここまでなら受け入れられるという寛容の範囲も 同時に 定まるのである。

第二のヒント

2010-12-09 05:16:31 | Weblog
やや、反響があったので、第二のヒントに進もうと思う。


どんな年齢であっても、どんな環境であっても、それが、男であれ、女であれ、子供であれ、老人であれ、必ず 「決定」をしなければならない時がある。その 「決定」は、自分自身だけではなく、あらゆる人にも影響があることを考慮しなければならない。
もちろん、「決定」をするために よく考えることは大切だ。
だが、決して臆病になってはならない。
臆病は、軽薄よりも責められるべき罪だ。

これを踏まえて、第二のヒントへ進もう。

第二のヒントとは、自分にとって、絶対に譲れないものとは何か?を考えて欲しい。ということである。これを、リストアップしてほしい。例えば、家族との大切な時間だとか、旅行、借金はしたくない、とか、宗教であったり、社会奉仕活動であったり、精神修養であったり、あるいは、愛であったりするだろう。それらは、あなたの人生にとって力を与えてくれているものであるはずだから、これらと引き換えに、あなたの人生を別に構築することは、とてもストレスを感じるはずだ。だから、もう一度よく自分に立ち返って、考えなければいけない。
あなたのこれからの「決定」のために、これらのものが、犠牲になることは、ないだろうか?ということを、だ。
そして、もし、時間が許さないとか、物理的な問題が出てきて、あなたの、「決定」のために、これらのものと、引き換えにするだけの覚悟はあるのか?
果たして、それはそれほど、価値のあるものかどうかを。

なにがしたいか・・・

2010-12-05 11:29:25 | Weblog
これからの人生、どう生きるかな・・・
そう考える瞬間は、誰にでもあると思う。ただ、考えをまとめるには、根気がいるし、また、そんなことを考えても思う通りにはならないという現実らしきものが目の前にあって、(本当はそんなものはないのだが・・・)自分で作り上げたハードルの高さに腰が抜けて、飛び越す勇気もなくなる。
そんな経験をした事のある人のために、えらそうなことは言えないが、私は、どうするか を書いてみようと思う。

私は、決して、答えを書くふりをすることはしないことをまず約束する。まずは、基本的なことから、書いてみるつもりだ。
まず人生の岐路に立ったとき、それが重大な岐路であろうと、なかろうと、二つの選択がある。

一つ目は、自分で切り開いていく選択。
もうひとつは、流れに任せるという選択。

この二つのうちのどちらかを選ぶというのは、とても難しい。ひとつは、とてつもなくでかく魅力的に見えるが、リスクが高く、もうひとつは、手が届きそうだが、いまひとつ魅力に欠ける気がする。

と、まあそんなところだろう。

そこで、次の5つの質問を自分自身に問いかけてみて欲しい。

1.自分にとっての成功とは何か?

成功=金持ち と言う人がいたとしたら、いったい、どのくらいのお金を持つと、あなたは成功だと思うのか、具体的に考えて欲しい。そう、数字だ。それと同時に、そのために失う可能性のあるものを、みんな書き出して欲しい。これも具体的であればあるほど正しい選択が出来るだろう。
ここで、あなたは本当の自分自身にとっての人生の成功について、考え始めることになるはずだ。
それで、いい。あなたは、正しい方法で、自分について、考え始めたのだから、間違ってはいない。そこで、その成功の姿を少なくとも3種類ほど 思い浮かべて欲しい。そのために絶対に必要な条件も 同時に具体的に数字で書いて欲しい。
どうだろう?
ただ、ぼんやりと考えていたのとは違って、かなりはっきりした輪郭が見えてきたのではないだろうか?

さてさて、今日はここまでにしておこう。
続きは、もし、この先を知りたいという反響があったなら、続けることにしよう。



痛い製品

2010-12-04 11:56:24 | 世界情勢
韓国、中国は、日本に追いつき追い越せと、様々なことをしている。
日本も一部では追い抜かれたものもあり、よもや 日本は終わりではないかという意見もある。
中国の新幹線。サムソン電子の携帯やテレビなど、日本が最初に開発し、すっかりコピーされて円高で苦しんでいるうちに、すっかりやられてしまったものもたくさんあるのは、確か。

日本は、最近 痛い製品ばかり作っていると思う。
その代表が、ソニー。
ソニーの製品は とても悪い。故障がひどい。事件爆弾を抱えているとさえ言われている。

トヨタの個性の無いデザイン。
日産のペラペラの内装。
ホンダのトヨタの模倣をするばかりの没個性。
マツダや三菱など、どうなってしまったのか?と聞きたい。

かつて、日本の景気が良かったころの車のデザインは、やはり良かった。
迫力があった。

今の日本の製品には、迫力が無い。
迫力のないものは誰も欲しがらない。

日本刀をどうして世界の人々が欲しがるのか?
使うためではない。
美しさを堪能したいからだ。


もういちど、日本刀のデザインを見直して、原点に戻ってほしいと願う。

シンプルで、背中の凍るようなものを、作って欲しいものだ。

日本が終わりだなどと、言うべきではない。

日本はまだまだこれからなのだと言って欲しい。

終わりだと言えば、それで終わりなんだ。


景気が悪いのは、日本だけではない。世界中どこも大変だ。中国も金融を引き締め始めた。もう、駄目だからだ。バブルが膨らみすぎて恐ろしくなったから、引き締め始めたのだ。
中国をもてはやす国は、中国を愛しているからではない、中国が今のところ、金を持っているからだ。金が無くなれば、誰も鼻も引っ掛けない。日本だって、十分経験しただろう?
バブルの景気のいいとき、日本はどれだけ持ち上げられたか。そして バブルが弾けると同時に、無視されたじゃないか。
中国だって同じだろう。いいときは いいようにあしらわれ、悪くなると、無視される。
それが、欧米スタンダードだ。


シフト と ムーヴ

2010-12-03 20:32:45 | 世界情勢
西暦 1700年の世界に、もしブルーム バーグがあったとしたら・・・
今日は、この仮定で話を進めてみたい。

当時、アメリカは広大な大地があるだけだった。もちろんウォールストリートもシカゴの穀物市場もなかった。
だから、当然 ナスダックどころか ダウ ジョーンズも存在せず。そこには 大地とそよ風が流れているだけだった。


時は、イギリスの産業革命の前である。

当時の、世界は、人口を一番たくさん持っているところが、多くの生産能力を持つのと同義であったろう・・・つまり、中国は世界で最大の国であった。

産業革命後、イギリスのような小さな国が世界に席巻した。
今から わずか200年ほどまえの出来事だ。

彼らは蒸気を使い、新しいマネージメント理論を用い、効果的に、物を製造する方法を得た。

ここで、人口がたくさんいるということは、製造業では必要がなくなりはじめる。
マネージメントの基本は、なるべく少ない社員が効率よく 大量生産をするということに絞られる。

アメリカは、壮大な実験場になった。もちろん、イギリス出身のアングロサクソン人によって、アメリカ合衆国は作られたのである。イギリスから、アメリカへと、世界の中心は20世紀にムーヴした。

そして21世紀。

日本のような小さな国が、世界の第二位を占めていたのはいびつな状態だったかもしれない。
中国が第二位に浮上するのはむしろ歴史の趨勢をみて、当然の帰結だったとも言えると後々の歴史学者たちは 結論づけるかもしれない。・・・仮に、歴史学者たちがいれば、の話だが。

ともかく、我々は今、その時代が200年間に渡って、支配してきたアングロサクソンの時代から、アジアンの時代へと、シフトしようとしている。シフトはムーヴよりも当然大きく、エネルギーも必要で、戦争も経験しなければならないだろう。

アメリカの独立でさえ、戦争があったのだから、シフトとなると、第三次世界大戦は覚悟しなければならない。だから、私は 仮に、歴史学者がいれば、の話だと前置きしたのだ。

中国が危険だとアメリカやイギリスのアングロサクソン系の論評は常に書く。
それは彼らにとって、とても危険だと言っているのだ。

なにしろ、ポピーを胸に飾っているだけで、中国はイギリスにいちゃもんをつける。
お前たちは中国から、アヘン戦争のとき、搾取しただろう?
そう、中国は、イギリスが大嫌いなのだ。

香港を長い間借地として、イギリスの管理下に置かれていたことも、とてもプライドが許せないことなのである。

もちろん、同じくらいか、それ以上に日本を嫌っているとも言えるがね。

ともかく、今後の世界の経済理論は、形を変えてくる。
つまり、産業はこれからロボットが担うので、消費が経済の中心の数字になる。ロボットが欲望を持って物を消費することはないので、消費はあくまで 人間に限られる。つまり 大量に人間を持っている国が、世界の中心になるというのである。
消費の中心には中国になり、あるいは、もっと内陸の未知なる人々によって、支えられる。

問題はたくさんある。
第一にやはり環境。
そして第二に政治。
さらに、パワーを持った人々と持たざる人々の戦い。
戦争は、そのどれに関しても起こりうる。

文化と文明は違う。
文明は国や宗教によらず、誰にでも受け入れられるが、文化は受け入れられない。
文化差別と言う言葉が、今 存在していなければ、私が最初に言うことになるが、今後、その文化差別が生まれてくる。
例えば、日本と中国では異なる文化がある。(もちろん言葉も広義では文化の一部と認められよう)
すると、日本人が中国人を嫌い、中国人が日本を嫌うのは、おそらくこの文化に起因してくるだろう。

こういう複雑な世界の中で、私たちが何を選び、そして、どう生きていくのかは、確固として流されない部分と、そして、融和をしながら、譲る部分の自己内部でのせめぎ合いが、ますます深刻になるということだろう。

微弱なる電流・・・と司馬遼太郎氏が、かつて語ったことがある。
サムライとしての日本人の持つ微弱なる電流がある限り、日本は大丈夫だがそれがなくなると、かなり格好悪い・・・のだそうだ。