Sydney Yajima


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今日我慢すれば、本当に明日は良くなるのか?

2011-10-30 19:50:17 | 政治
今まで生きてきた過去を、立ち戻って考え直して欲しい。
多くの昭和の世代の子供たち(つまり、あなたがた読者の多く)は、「今しっかり頑張って勉強すれば、将来 ばら色になる」と言われて育ってきたはずだ。
そうして受験戦争が生まれたのだし、そうして大学合格のために神社に絵馬が束になって並び、悲喜こもごもの人生ゲームが大学の合格発表で見られ、滑稽なことに大学生になると燃え尽きてしまい、社会に出ると、くたくたになって会社から帰ってくる現在となったわけである。
しかし、日本人は我慢が好きで そしてそれが上手だ。美質かもしれないし愚かなのかもしれないが、何度も同じ言葉に騙される。
政治家や資本家たちはその、日本人の我慢好きをよく知っており、なんども、「今、頑張ってやらなければ明日はない」などと演説する。
いずれ日本の借金体質も、「これを返さなければ、明日はないのです。」と言って、大幅な公務員人員削減などが行われるだろう。
日本の公務員は、今 もっともリストラされるべき対象になっていることを、滑稽なことに その公務員自身が知らない。
公務員が安定した職業などという神話は、もう過去である。
ギリシャにおいて大々的に行われるであろう公務員のリストラは、その後、ポルトガル、スペイン、イタリアにも波及するだろうし、日本にも数年以内に、当然上陸する。
もちろん、失業率はあがるだろう。
公務員には、いわゆる「つぶし」の効く人は少ない。
なにしろ、世間で生きていくためのスキルを磨く機会などなかったからだ。

失業率があがると、第三次産業がモロに影響を受ける。レストランなどはその先鋒だ。
すると多くのレストランのシェフやウエイトレスという 比較的 限定的な技術や、あるいはロースキルの人々が、はじき出されるだろう。
それは、さらに失業率をアップさせる効果を持ち、スパイラルは悪い方向にどんどんと進んでいく。

20年前 私は10キャラットのブラックオパールを 数千ドルでオパール カッターから購入した。
そのときの同じブラックオパールは、いまや 数万ドルの価値がある。
つまり、宝石は、ほうっておいても、希少性とその美しさによって価値が上がる。

人間にあてはめてみよう。
人間もキャリアアップを図りスキルを磨き、洗練されていくと希少になっていくために、引く手あまたとなる。
価値は上がり、やがて、高給が約束される。
そのためには、何年も傷だらけになりながらも戦い続けなければならなかったはずだ。
だが、公務員の価値は、希少性もなく美しさもないために、価値は年々下がり続けていくのである。つまり 人間はブラックオパールのように 放っておいても価値は上がらず ただ古くなったほかに使いようもない さび付いた歯車になってしまうのである。

つまり、”今日我慢すれば明日は良くなる”の 「今日」は、今現在も 永遠に続いており、一度も休むことなく行き続けていく。
あなたは常にスキルアップと自己研磨を怠ってはならないのである。
ラットレースのようだ と思うかもしれない。
そうだ、その通りだ。
その中であなたに唯一生き残る保障を与えてくれるのは、ラットレースを誰よりも早く走りぬける以外にはない。あなたは、ただ、フォーカスした目標や目的に向かって、走り続けるねずみでしかない。倒れるまで一日も休まずに 走り続けるしかないのだ。それが、あなたにとっての人生であり、それだけが、あなたにおいては 生き残る術なのである。

あなたは ここまで読んで、うんざりさせられるかもしれない。
しかし、現実には、過去を振り返ってみて、あなたよりも先に進んでいった友人たちは、あなたよりも何かが優れていたか、運が良かったかあるいはつねに努力をしていたかのうちの、どれかひとつであったはずだ。

良い明日などを期待しても時間の無駄だ。
あなたは 走り続けるだけで、明日のあなたもまた、息を切らせながら 走っているか、すでに倒れてしまって病院で最後のときがくるのを待っているのかのどちらかしかないのである。

では、どうすれば よりよい明日が来るのか?

これからは、そのために、どう自己改革をしていくかを、GSM内で議論していきたいと思う。
世界の動きを、分析しその行く末を見通した上で、自分の価値を最大限まで引き上げていくことが、荒海で生き残るための唯一の方法だからだ。
神や仏に拝んでも、なにも起こらない。
自分を助けるのは、自分自身だけだ。
しかし、それもただ闇雲に 走ればよいということではない。
きちんと、ターゲットと戦略を持たなければ、徒労に終わってしまう。



オーストラリアの雇用

2011-10-30 01:33:46 | オーストラリア株式
なぜ、オーストラリアの景気が良いのか。
それは、マイニングが盛んで中国が大量に買い付けているからである。
石炭に限って話をすすめる。
2007-08年の統計では、31000人のオーストラリア人が従事している。これは雇用全体の1.2%にあたる。つまり100人に一人の割合でオーストラリア人が石炭に関係した仕事をしているということになる。
またオーストラリアの輸出総額の17.4%が石炭であり、金額では$4.2ビリオン(2011年8月)である。
第二位がウラン、第三位が天然ガス、オイル、などなどと続くが、石炭はいまだダントツ一位だ。
しかし、将来 このビジネスサイクルが変化する可能性がでてきている。
新しいエネルギーが、とってかわり、いずれ ヴァリュー チェーンも変化し、石炭を使う事業もなくなる。
それに、中国の鉄道局が破綻していることも、最新のニュースとして入ってきた。
これは、中国鉄道局、のみならず、多くの中国政府系のビジネスが破綻しつつあるということだ。

このままでいくと、オーストラリアの経済も早晩、崩壊することになるかもしれない。

それでもこのラッキーカントリーには食料品があり、そして他の資源もある・・・
しかし、ギリシャの破綻がほぼ確実になり、欧州は、EUの大失敗のツケを長期にわたって支払わなければならなくなった。
中国もすでに破綻している現在、もはや世界は暗黒の真っ只中に入ろうとしている。


借金

2011-10-29 20:55:04 | 経済
通常 借金を減らすには、二つの方法しかないと言われる。
それは、実に単純だ。
ひとつめは、収入を増やす方法
もうひとつは、支出を減らす方法

この二つである。
日本の赤字国債が、1000兆円を超える事態になっているなかで、日本は、まだ、何もその手をうとうとはしないでいる。
今ならば、円高なので、収入を増やす方法が限られているために、支出を減らす方向性で考えるしかほかに方法はないはずだが、円高でさらに海外投資を行い将来に収入を増やそうという賭けにでようとしている。
将来に収入が増えるかどうかは、わからない。
世界の経済の行く末は、暗く不透明だ。
そんな中で、海外へどんどんと円を持ち出して投資するのは、勇気がいる話だ。
その選択を日本は選ぼうとしている。

心配なことは、たくさんある。
海外との提携をすすめると、さまざまな問題が出てくるからだ。
例えば ことば、法律 文化の違い。それに時間や為替の変動に教育程度。

しかし、日本はこの機会に海外進出をするという。

私は、日本国内にそれだけの人材がいて、海外進出に耐えうるだけの体力の持久力があるのかどうかが、どうも不安だ。
英語のできない日本人がたくさんいる。
そんな国民が、海外に出て行って一体どれほどの活躍ができると言うのだろう。

とても不安な選択だ。
地味でも、今は支出を減らすという選択が、長い目で見て良いように思うが。

メルボルンカップ

2011-10-29 20:05:27 | 政治
もうすぐ メルボルンカップがはじまる
競馬の大レースのことだ。
毎年、祭り騒ぎで、女の人は、着飾った帽子を競う

オーストラリアの景気は、とてもいい。
信じられないことだが、まだまだ住宅価格は上昇している。

インフレもとどまるところを知らない。
しかも、RBAはさらなる利下げをするという。

本当に、ラッキーカントリーだな。


ギリシャ・・・震撼させられる市場規模

2011-10-27 22:08:32 | 政治
小国 ギリシャが 嘘に嘘を重ねて、その体力の何倍もの借金をして地球上に住む ありとあらゆる人々に迷惑をかけている。
ギリシャ人たちは、本来ならば、「みなさんにご迷惑をおかけして 申し訳ありません」と言うべき立場なのだが、盗人猛々しく、文句を言っている。
まあ、滅多にこういうことを言うべきではないが、ギリシャは、ちょっと 頭がおかしい。

今日は、EUの金融が左右される重要な会議が行われた。
この会議は、第二次世界大戦の後に、欧州をどうやって再構築するかと考えるために開かれた会議以来、もっとも歴史的に重要な会議だった。
ブリュッセルで開かれたこの会議は、世界の耳目を集め、トレーダーたちは戦々恐々としながら、その会議の行方を見守った。
結論は、ギリシャの債務を半分 泣きましょうということだったが、銀行がそれを飲み込むことは難しい。
結論ありきで、銀行にその負担を押し付けるのは、ギリシャにとっては破格の好条件であり、銀行にとっては、暴論にしか聞こえないだろう。

この結論を実施できるかどうかは、銀行の判断になるし、その時期は12月までに決めなければならないことになり、結局問題を2ヶ月先送りにしたうえに、不可能なフレームを押し付けた形となった。

こんな日、オーストラリアは、何をしたか?
世界は、株価の上下を気にしているとても神経質な日である。
普通なら 胃袋がぴりぴりして、眠れない日々をなんとか、目を凝らして一日をサバイブしている、そんな日。

なんと、

オーストラリアは、「テクニカル プロブレム」と称して、取引を一日 中止した。
まあ、私は驚いたな。

なかなか オーストラリアは賢い。
しかし、取引を一日中停止してパニックを抑えるということは、常套手段としてやってはいけないことだが、今回は、「あり」だったように思える。



Chatswood

2011-10-24 01:34:27 | Weblog
Chatswood

Chatswoodは シドニー市から北へ約10キロほど行った サテライト シティーである。
中国人が多く住み、さまざまな小売業が展開している中で、日本のダイソーがオープンした。
100円ショップとして日本ではおなじみだが、こちらでは2ドル80セントショップとなりそうだ。

入り口では人数制限が行われ、さらには、長蛇の行列が出来ているほどである。

中国人のなかには、わざわざ日本の着物をきて日本人のような顔をして来ている人を見かけた。
無邪気であり かわいらしくもある。
ちょうど日本人が茶髪でアメリカのステーキハウスに行くようなものかもしれない。

ダイソーは創価学会が経営していると聞いたが、どうなのだろう。
しかし、宗教と政治とビジネスと、これほど 何でも手を出す団体は 他にはないだろう。
危険だというひともいれば、それはそれで良いと言う人もいる
私には分からない。

ただ、日本のクオリティーの物品が直ぐに買うことが出きるようになった。


勘違いしている ギリシャ

2011-10-23 04:14:59 | 政治
ギリシャは古い歴史のある国だ。
エジプトとの交流も長く、イスラム、アラブの影響を多く受けている。
いわば、半分は、ヨーロッパだが 残りの半分は 間違いなく 中東なのである。
そんな ギリシャは、粉飾をして、ヨーロッパから金を借りまくって、そしてパーティーをして、散った。
今でもその パーティー気分は抜けないらしく、収入が半分になると言って怒っている。
怒って話が自分たちの思う方向に行けば、私だって一緒になって怒ってあげたいくらいだが、残念ながら、経理というものは、数字で一切の感情がない。
数字は、残酷で、半分は半分なのである。
怒っても増えたりはしない。

もちろん、最初のうちは嘘やごまかしをすることができるかもしれない。
だが、いずれ数字は、正しい監査の結果を待ち そして、出来の悪い生徒は、放課後に居残りをしなければならない。

よく、日本がギリシャのようになるという人がいる。

理由は国債発行額が国民のGDPの倍になるからだ。
確かに金額は大きい。
だが、平均的なサラリーマンに対して、多くのファイナンシャルプランナーたちは、年収の4倍までの住宅ローンなら、安全ですと言うはずだ。
国の単位で考えてみても、同じパーセントは、単純に当てはめるべきではないかもしれないが、年収の二倍は、危険だと言い切れるだろうか?
しかも、借りているのは、国民からであり、いわば、家族同士で融通しあっているのである。
銀行から借りているのでもない。
それでも、日本はギリシャのようになるかもしれない と危機感を煽る人がいる。
危機感を煽ることで、テレビの視聴率があがるからだ。

世界は、混迷する。
それは、混迷し、戦争が局地的に起こり、あるいは暴動が始まるというなかで、儲けることができる人間がいるからだ。
彼らは、これから、そういう機会を使って、より大きな利益を得ていくのである。

例えば、食料が騰がっている。
もちろん天候不順も理由だが、それだけではない。
投機筋がすでに青田買いをしているからだ。

そんなことは、ずっと前から分かっていた。
投機筋は、ドライな集団だ。
彼らの青田買いが、末端の貧困国の人々を飢餓におとしめるであろうことなどは、どうでもいいことなのだ。

水が豊富にある日本にとっては、水が深刻な投機になることなど、理解できないかもしれない。
だが、チョコレート ラッパー (チョコレートの包み紙)でさえ、価値があると誰かが言えば、それは、何億円にだって化けるのである。
つまり、世の中のすべてのものには、値段がつけられる。


貧すりゃ鈍する 

こういう説明は古典的かもしれない。
だが 真実だ。

矛盾することを言うようだが、世界を一律の数値で換算しようなどということは、不可能だ。
数字はドライかもしれないが、数値(メジャー パフォーマンス)は、常に変化する。

しかし、それでも、何らかの指標になる数値が必要になる。
それも 粉飾のない、頼れる数値がいる。
その数値は、、現在を表すものでなければならないし、過去のいつかの時点の数字であっては、ファイナンシャル レポートの材料にはなるかもしれないが、とうてい未来を見通すことはできない。
だからスピードはとても重要だし、また、フレキシブルに対応できる体制も必要だ。
それが、できるのは、実は限られた国でしかない。

例えば、日本などという小さい国で、教育水準が高く、しかも、戦争のリスクが少ない国は、このメジャー パフォーマンスを手に入れることは、比較的たやすい。(決して 簡単だとは言っていない)
しかし、その数字がなければ、未来のゴールどころか、それにいたる、ミッション ストラテジーさえ、覚束ないのである。

アメリカは随分 ラフなやり方で、今までやってきた。
とうていきめ細かい、未来の構築というストラテジーなどは、できそうもなかった。
その結果、GMは破綻したし、多くの金融市場もまた、カリフォルニアをはじめとする多くの州政府までもが、破綻した。

中国は粉飾をしている。
私が言うまでもないことだし、世界中の誰もが知っていることだ。
中国は、粉飾をしている。
そして、粉飾の結果は、ギリシャのようになる。
今は まだなっていないかもしれないが、いずれ、そのように なる。
これは、最後に、必ず数字というドライなものに、決して抗うことが出来ず、つぶされてしまうからだ。

例えて言えば、それは、ボクサーの選手生命のようなものである。
どれほど、タフで強いボクサーであったとしても、年齢という数字には、絶対に勝てないのである。
それが、どれほど残酷であるのかは、みんな知っているはずだ。

それほど、数字というものは、最後には鉄槌を下すということを、私は言いたいのである。

もし、1980年代の日本に 数字への、畏れをもち、そして敬意を持って接する気持ちがあったならば、日本にバブルはおきなかったかもしれない。日経平均が4万を突破して喜んでいたのは、数字をなめきっていたからだ。

今の中国も そしてギリシャも 私には同じ事が言えると思う。

トヨタの社長が、企業を小さくして、もう一度原点に立ち返って、良い車を作ろうとしている。
企業が拡大することだけが、成長ではない。
内実の数字が きちんと満たされてこそ、安定した未来が予測できるというわけだ。

サムソンが苦しんでいる。
液晶テレビなどが、すでに、ライフサイクルの最終章に入りつつあるからだ。
液晶テレビの安売りが、日常化すると、拡大してきた工場や、そこの従業員 在庫 などに、大きな影響が出てきて、最後には、ラットレースとなってしまう。
例えば、VHSを、今では、店頭で見ることも出来なくなっている。
わずか20年前には、CDが出てきたが、それももはや、過去だ。
それによって、音楽業界も変わった。
あたりまえだ。
不法コピーだと幾ら怒ってみても、いたちごっこなのだ。

私は 今の世界の 混沌の 根本的な原因は、数字だと思う。
数字を、誤魔化してきたツケが、アメリカを襲い、そしてヨーロッパを震わせ、やがて、中国を破綻へと導くことになるであろう。
日本の今の原子力発電問題も、原因は数字だ。
つまり、原子力発電が、大事故になる確率は、何万年に一度だとか、そういう数字が、一体、どこから導き出されて嘘なのか、ともかく、それを元に、散々 無知な国民を騙してきたわけだ。
数字は、恐ろしい。
もちろん、きちんとした数字ほど、味方になってくれるものもないけれど、その強大な武器をつかって、粉飾や嘘をつくと、とんでもない結論が出てくる。結論は、その本人だけではなく多くの人を巻き添えにしてしまう。
それほど、数字は恐ろしいのだ。

数字というものに、もう一度 謙虚な気持ちで目を向けて、そして、自分の立ち居地をきちんと見極めたうえで、将来を計るということは、とても大切なことだとは、思わないか?

例えば、こんな人がいたとしよう。
「おれは、勘がいい」と彼は自分自身を信じている。
そして・・・
「おれは、度胸がアル」と、投資と、博打の区別もなく拡大していくと、うまくいくときは、うまくいくかもしれないが、それは実際には偶然で 運が良かっただけなのだ。
冷静な投資家にとっては、度胸などは、必要はない。
もし、信じられる数字が手に入ったならば、そのリスク面を計算して、損失に耐えられる範囲で投資を行うからだ。
欲に目がくらんで、全力投資することは、タブーなのである。

実際に、例えば私自身で言えば、5発打ち込んで短中期では3発当たるというのが、過去の実績なのである。
2発は、外れるが、それでも、トータルでは儲けが出るという数字管理をし続ける。
よく損ギリをするか、塩漬けをするのか どのタイミングが良いのかなどと聞かれる。
私はどちらも考えない。
長期では、何十年も持ち続ける場合もあるし、損ギリする場合もあるとしか、言えないのである。
繰り返しになるが、きちんとした数字管理をしながら、考えるのである。

人間は時として 間違う。
私も もちろん そんな人間の一人でしかない。
間違うことは、あたりまえのことだ。
間違えば、やめるか、方向転換をするか、あるいは、さらに突き進むのか、さらには、本当に間違っているのかどうかの検証も、しなければならない。




野蛮な結末

2011-10-22 20:20:19 | 政治
ガダフィーが死んだ。
銃で殺されたのか、殴り殺されたのか、あるいは、そのどちらもが致命傷になったのかは、分からない。おそらく永遠に、分からないだろう。
彼は、一体 何に殺されたのだろう。
それは、人々の欲と 嫉妬によって殺されたのか、それとも自業自得という自分の為してきた過去の過ちの結果だったのか。
分からないまま、多くのことは、謎の海につけられて、そして、時代は進んでいく。

これから世界はますます混迷していくだろう。

ギリシャを発端とした、欧米の金融不安は、これからも連鎖反応を続けていく。

日本は、これから、何を守り、そして何を捨てていくべきなのかを、考える時期にきている。

スティーブ ジョブズ

2011-10-15 13:36:54 | 世界情勢
今日の朝、霊界から知らせがあって、スティーブ ジョブズが到着したそうな。
今のところ、彼は、どうすればいいのかわからず、キョロキョロしている。
お金もなく、健康な身体も持たなかったために、霊界においても、初めての経験の中で、どんなふうに処すればいいのか、分からないで困っている。
もともとお金のなかった人々ならば、なんとか霊界で処する方法をみつけるのは、早いのであるが、金持ちになれてしまった魂ほど、やっかいな人々はいない。
車もなければ 家もない、立派な会社の社長という肩書きも、彼のために働いてくれる人も その人たちが喜びそうなキャッシュもない スティーブン
これから どうなることやら・・・

過去 現在 そして未来

2011-10-15 08:55:39 | Weblog
時間軸には、三つのカテゴリーがある。
それは、過去 現在 未来 の三種類だ。

過去は、誰にもかえることはできない。
「あのとき ああしておけばよかった」と後悔しても、変えられない。
しかし、地球上で後悔のない人は、ただの一人もいない。
誰だって、後悔の一つや二つ あるいはそれ以上・・・あるはずだ。
後悔は何も生まないが、そこから学び取ることは出来る。
失敗が大きければ大きいほど、そこから何かを得ることができる。

現在は、その過去の上にのっかっている。
現在の状況が 好きであるか好きでないかは、過去の生き方の延長である。

変えられるのは、唯一
未来だけである。
現在がすぐに過去になるのだから、未来を操ることができるのは、今、なにをするか ということでしかなく、漠然と待っていてもいい知らせは来ない。

この三つのカテゴリーの法則は、絶対のものであって、例外はない。
このカテゴリーからは誰も抜け出られない。
私だって、あなただって、アメリカの大統領だって、同じだ。

一日は24時間 そして、過去と現在と未来
このことを、よく頭に入れて、一日の計算と一年の計算、そして10年の計算をしてみたら、ある程度の道筋もみえてくる。

人によって、求めることは違い ゴールも違ってくるだろう。
やりたいこともさまざまである。

後悔のないように生きるということは、不可能なのだけれど、後悔を減らす生き方はもしかしたら、できるんじゃないか?
のんびりとベッドで寝転んで、部屋に閉じこもっていることは、特別な努力も才能もなくても、できる。
もし、何か自分のやりたいことがあれば、ドラゴンクエストの戦士のように、とりあえず 村から出てみることだ。もちろん、モンスターも出てくるだろうが、怖がって部屋に閉じこもっていたら、ますます 出るのが恐ろしくなる。
実際に出てみたら、大して恐ろしいモンスターなどいない。恐ろしいというのは、自分の想像のなかで膨らましてしまった、自分で作り上げた想像の怪物なのである。外に出てみると、そんな怪物はいない。
何かをやって後悔することはないけれど、何もしなければきっと後悔する。

だから、今日は、この過去 現在 未来 のテーマで書いてみた。
誰かの心に、とどけばいいな。

福島原発

2011-10-15 07:42:56 | 世界情勢
山村暮鳥

おーい雲よ
悠々と
馬鹿に呑気そうじゃないか
何処まで行くんだ
ずっと磐城平の方まで行くんか


かつて、福島がフクシマではなく、まだ福島であったころの懐かしい詩である。
私は この詩を小学生の頃、覚えた。

日本の農村風景をみごとに 彷彿とさせる力を持つ詩だと思う。


時代は変わり、我々の利権と欲が 福島の農村を破滅させた。

原発はこれからどうなるのだろう。
という議論があるが、だれも この議論を進展させて、「原発をこれからどうするか」とはいわない。
まだまだ、自分たち自身の問題だという認識が少ないからだろう。
5年経つと、事態は変わってくる。
なぜなら多くの子供たちがその痛ましい姿を、世間に知らしめて、否応なしに、世間を覚醒させるであろうからだ。
言いたくはないが、5年後の子供たちの姿は、議論の余地もないほどなのである。

日本人は、従順でおとなしい。
自分で意見を言うと 「出るくいは打たれる」と思い黙る。
しかし、西欧では 「きしむドアは油を塗ってもらえる」と言う。

日本人は例えば、こうなったのじゃないだろうか?

声を上げることは、出るくいになり、打たれると思うから、打たれることは怖いので、黙っておくことにしよう。
大事な価値観は、多分 高学歴で、つまらない知識と世ずれした処世術ばかりを身に着けて、金儲けして ちょっとでも人より 「エライ人」になりたい。
さらには、本当に大事なことを見る目をどこかにおいてきてしまい、自分で決めて行動する力をなくしてしまい、研ぐべき牙も爪も、抜け落ちてしまった。
で、ちょっとだけ「エライ人」は、たくさんいて、声を上げず、目立たないように、子供たちの明日を犠牲にしているのだろう。

それでも、あと5年たつと、そういう「エライ人」たちでさえも、焦ってくるはずだ。
これは、予言でもなんでもない。
未来に確実にやってくる 現実だ。

中国の自制的な行動?

2011-10-14 20:47:09 | 政治
ASEANと、日本の安全保障の宣言がなされた。
つまり、安全保障は、有事の際、日本の自衛隊も出動しますよということである。
ASEANに加盟している国は、シンガポール カンボジア ベトナム タイ インドネシア ブルネイ マレーシア フィリピン ラオス などである。

中国が反発してくるのは、確実で、韓国もそれに歩調を合わせるように日本への対抗姿勢を打ち出すだろう。

このASEANの国々の中には、横領や賄賂がまかり通る国がたくさんあり、それは文化ともなっていて、長年、西欧諸国に搾取されてきた歴史も持つ。
資源の多い国、それにイスラム教徒の国もあり、一律にどう仲良くしていくのかは、難しい問題であろう。


そのあちこちほころびがある国同士で、共同歩調を取ることは、かなり危なっかしい。
特に中国などの大国に対抗して、彼に自制せよというのは、サイズが違いすぎる。

しかし、もし、ASEANにアメリカとオーストラリアが加盟したとしたら、話は変わってくる。

現在、オーストラリアでは移民問題でもめている。
オーストラリアにやってくるボートピープル (アシュラム シーカーとよばれる)を、今まではキャンプに閉じ込めていたが、それが自殺などの問題や暴動などの問題を引き起こし、人権問題に発展し、マレーシアに送るという選択について、話し合いが始まり、ようするに、「オーストラリアに入ってくるな 金は出すからマレーシアで こいつらの面倒を見てくれ」という体制を取ろうとしているところだ。
ここで 出てきているのはマレーシア そして 最近の問題はインドネシアと東ティモールの問題。などなどオーストラリアも自国の勢力を拡大することに結構 忙しいのである。
すでに南太平洋では、自国のように振る舞い、また、南極大陸へも触手を伸ばしはじめてもいる。捕鯨問題の本質は、領土問題を含んでいることを、日本は考えるべきかもしれない。

話がそれた。
中国が今後も領海権を主張し、ハワイまでを自国の領海としたい意図がある以上、日本は、生ぬるい対応では太刀打ちできないだろう。
自国の権益を守るために、軍拡をしなければならない。
なぜなら、降りかかる火の粉は払わねばならぬ からである。

中国の国益と 日本の国益

2011-10-11 02:03:14 | 政治
中国にとって、シナ海への覇権は、将来の発展にとっては絶対条件である。
海は、世界への玄関であり、貿易の出入口である。
日本の場合は、明治以前から玄関は確立されていた。
それは地理的条件であり、また多くの日本人の知恵によって守られた権益である。
現在の日本人にとっては、あたりまえのことで、この地理的好条件について感謝する気持ちさえないかもしれないが、ちょっと、考えてみて欲しい。
南北に長く伸びてた海岸線が、広く翼を広げたように、太平洋にせり出して しかもそこには、すばらしい港を持っている。
こんな恵まれた地理的条件を持った国は、他にはない。
当然 日本が、現在のように発展した理由が ここにある。
日本人が特別に IQが高く優秀であったということも あるだろう。
そういうものを、日本は持っている。

それを、中国は欲しいと考えている。
そのためには、まず弱いところから攻めていくことは孫子の兵法である。
弱いところは、フィリピンやベトナムの海域が1 第二は、北朝鮮から韓国ライン。そしてその次が台湾 そして日本。
向こう 100年かかってでも、それらを手に入れるという計算をしている。

アメリカは中国の野望を阻止したい。
そのために、沖縄はぜったいに譲れない。
原爆を落として 65年前に切り取った基地を、そう簡単に手放すことはできないのである。

中国は、日本を歯がゆく思っている。
なにしろ 同じアジアとして、中国からみれば、小さな島でしかない日本が目障りでしょうがない。
それが、今後 どんな形であれ、必ず大問題となることはすでに、どんなシンクタンクの分析をみても、同じ答えが出ている。

つまり、中国が今の態勢で成長し続ける限り、覇権を求めることは不可避であり、そのとき必ず利益の衝突が起こるという結論だ。

日本が軍備をすることは、やはり必要なのである。
たとえ、日本の多くの国民がそれに反対であったとしても、どれほど高くついたとしても国防は、真剣に考えるべき重要な課題だ。
と、同時に、日本の経済の強みを 本当の意味で強くしなければならない。
そのためには、資源獲得を優先し、科学技術と、多くの新インフラなどは、必須アイテムだ。

もう一度ライフサイクルを見直し、日本の本来の重要なハイテクの技術を発展させ、そして守る決意が もっとも自分たちの未来の子供たちにとって 残してやれることだろう。


日本の人々

2011-10-10 01:55:16 | 世界情勢
東日本大震災のあと、日本人の多くは、痛ましい気持ちになり 同情と混乱する政局と福島県の放射能汚染で、「もうたくさんだ」と思った。
「もうたくさんだ」
と思うと、人間はどういう行動を取るか。

目を閉じ 耳をふさぐのである。

今の日本は、昭和時代に戻りたいと考えている。
あの 平和で安全で、なんとなく未来がありそうだった、昭和の終わりごろの空気に戻りたいと思っている。

耳から入ってくる絶望的なニュースを 聞き流して、昭和の時代の会話のやり方ってどうだったのかを思い出し、それをなるべく再現し話をしよう。新しいものがたくさん入ってきていて、ちょっと昭和とは違うけれど、音楽もゲームも町並みも、お酒の飲み方も、ちょっとちがうかもしれないが、あの時代の空気に戻そうとしている。

考えてみれば、それは責められる事ではなく、むしろ 当たり前のことなのだが、しかし、今の問題を直視しない態度は、どうだろう。
問題は 先送りできるものと、してはならないものがあり、今 日本が対峙している状況は予断を許さない種類のものである。

戦争で爆弾が落ちた後、こわれた庭を「ああでもない、こうでもない」と修理していたおとうさんがいたとしたら、彼はその後、どんな人生を歩むことができただろうか・・・

私たちは、フェアではない生活をしている。
人生はフェアではないし、国と国の関係も 決してフェアであはない。

そんな中で、私たち自身が強くならなければ、おそらく私たちが幸せになれるかもしれない機会さえも、見失ってしまうのではないだろうか・・・

振り返って 時代を懐かしむのもいいだろう。
しかし、次の行動をすることを ぶれずに考えていこう。

本当にこのままで いくつもりなのか?

2011-10-08 22:22:44 | 政治
原発を止めないまま、今後もすすむと 未来の日本はどんな形になるのだろう。

例えば、政府の発表した20ミリシーベルトまでの許容をすると、子供たちの多くは、ガンによって亡くなってしまう。
それを 多くの学者 政治家たちも分かっている。
しかし、分かっていながらも、もはや後戻りできない福島の現実。つまり 多くの国土(もはや土地という言葉は当てはまらないほどその範囲は広い)には、人が住めなくなってしまう。

実際には、子供たちが住むには良くない環境であり、そこは ひどく汚染が進んでいることは、もう、誰の目にも明らかなのである。

選択としては、ほかにないわけだ。

かつて、ハエが飛んできたら、それがばい菌を持ってくるので、ご飯につかないようにと、キンチョールでシューと殺し、その中に含まれているであろう多くの薬物とともに、ハエのいなくなった環境で、清潔になったと喜んで食事をするということが、ごくごく普通に、日常的に、日本中の家庭で行われてきた。

今、国規模で同じかあるいは、それ以上にひどいことが行われようとしている。

私は、最近転居を決めた。
長年住みなれた、ノースシドニーだったが、都会での生活と子供たちの環境を考えると、郊外に思い切って出たほうが よりクォリティーの高い生活を彼らに与えることが出来ると考えたからだ。
もちろん、都会なりにメリットはあった。
あらゆることに便利で 少ない時間でほしいものがすぐに手に入る。
しかし、世界はゆがみ、地球の環境は待ったなしに人を飲み込むこととなってきた。

シドニーのような都会も、他の大都会と同様に、水害への対策など、皆無にひとしい。
つまり、一旦起こってしまえば、どんなに立派な建造物でも流されてしまうし、あなたが、たとえどんな高級車に乗っていても、水洗トイレのフラッシュのように一気に押し流されてしまう。

私は、父親である。
父親である以上 家族を守ることを何よりも優先しなければならないはずだと 考えたわけだ。

例えば、息子は今のハイスクールでの生活をとてもエンジョイしていて、郊外へ転居すると、それらの多くの大切なものへの決別をしなければならないことを、とても 嫌がっている。
彼には選択を与えた。
つまり、郊外から今の高校へ通うのもよし、郊外の高校へ転校するのもまたよし。

あとは、彼自身が決めることだ。
息子は中国語を勉強している。彼の未来には中国語も必須だと考えているからだろう。

時代だ。

こういう時代の変化は、残酷でしかも、後戻りできないものなのである。