Sydney Yajima


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中国の元

2015-08-31 16:37:19 | 経済
中国で経済の分かっている閣僚といえば、第一人者が李克強 首相だろう。
彼自身が理解しているというよりは、彼の周りのブレーンが、少なくとも理解しており、しかも、彼の人柄の良さゆえに、そのブレーンたちが彼に様々なアドバイスをすることによって、彼自身が、政治に反映させることができている ということだと、私は思っている。

彼は、人格温厚だ。
いつも笑顔を絶やさない。

だが、その笑顔も、今は深刻な悩みの中にいるはずだ。

現在の中国の行うべきことは、マネーサプライを増やし、為替をより安くすること、そして、利率をさらに引き下げ、さらに、インフレ状態に持っていくことしかない。
彼のやり方は、しかし、間違ってはいない。

今の中国の処方箋は実際、それしかないのだから。

もちろん、インフレが危険だという理屈は、彼自身も良く知っている。
だが、デフレはもっと危険だということを、彼は 認識しているのだ。

今後、中国は、自国製品を安い競争価格で海外に輸出することだけを、行おうとするだろう。

問題は、いくつかある。

例えば日本やオーストラリアなどにとってみれば、中国からデフレの波がやってくるということだ。

いずれにせよ中国に進出した日本企業にとっては、あるいは中国に資源を輸出して稼いでいたオーストラリアの企業にとっても、これからの時代は冬だ。

この李克強首相にかけるしか、ないだろう。

痛みは伴う。

特に、実体経済がすでに下落しているいまの中国の状況下で、いったい 金融政策がどれほどの効果をあげることができるのか?ということだ。

日本の実体経済は、多くの苦難の中でも、実に 過去20年間においても、悪くはなかった。

と思う人は、日本の失業率と海外の失業率を比較してみられることをお勧めする。

悪いというのは、失業率が10%を超えることだ。
そんな瞬間は、過去数十年間 ただの一度もなかったはずだ。

少なくとも、日本では、仕事を探す気になれば、必ず見つかる。

年齢がある程度いっていても、それなりに仕事のある国だ。
こういうことを、きちんと認識し、ありがたいことだと思っている日本人は、少ないようだ。




現在の相場について

2015-08-28 00:27:40 | 経済
世界のだれもが、中国がなんとか軟着陸してくれたらいいのに。
と思っている。
彼らが ハードランディングを何度も繰り返すと(すでに、7月以降 何度もそれは世界市場を揺るがしている)体力が奪われてしまうと考えているからだ。

言っておくが、中国に ソフトランディングはありえない。
やや、時間のかかるハードランディングになるか、それとも、直接のファイナル インパクトを伴うものになるかの違いはあっても、決して ソフトランディングの絵は描けない。

今、中国共産党のしようとしていることは、なんとか 9月3日の 抗日式典までの間、メンツをつぶさない程度に、株価を買い支えることだけである。

9月3日という期限付きなので、この間、大手のファンドは、どんどんと草刈りを行う。(この意味は、GSMのメンバーには理解できるはずだ。)

では、それ以降は、どうなるのだろうか?

どうもこうもない。
国が分裂するか、共産党が倒れるか、あるいは、少なく見積もっても、テロ事件が勃発し、内戦状態になるかの、どれかだ。
中国国民は、緩やかで穏やかな人たちだ。

だが、食べていけなくなると、どうするかは、分からない。
誰だって、追いつめられたとき、本性がむきだしになることを、恥ずかしいとも思わなくなる。

市場が下がる局面について

2015-08-26 23:27:05 | 経済
今のような、市場の局面を見て、投資家たちは、いろんな感情に押し流されて、とても忙しい気持ちになっているはずだ。
ある人は、自分自身がとても楽観的な人間だと信じており、これほど楽観的な人間はいないとまで断言する。
だが、今の局面では、「私ほど楽観主義な人間をここまで不安がらせる市場は、初めてだ」と言うかもしれない。
ある人は、初めから投資には自信がなく、誰か自分の支えになってくれる「先生」の意見を探して、目まぐるしくネットーサーフィンをしていることだろう。
もしかしたら、今ここを読んでいる人たちのなかにも、その答えを見つけられると信じている人がいるかもしれない。
言っておくが、私は頼まれても、あなたの先生にはならない。
私は、ここに書いているのは、あなたのためではなく、自分自身のためである。

第一に、株式を売買するのは、タイミングの問題があることを、この先生を探している人たちには理解できていない。
買うことも 売ることも、自分のタイミングで行うのが、市場だ。
私は、今 売りなさい などと、教えるようなことはしない。
売るのも、買うのも、どのくらいの量にするのかの、ポートフォリオの組み方も、自分ですることなのである。
第二に、一つのバスケットにすべての卵を入れてしまうことはいけない。こんなことは、私が教えることでもなく、投資をするなら、自分で読み聞き知って、行うことなのである。
だから、そんなことを、初めに教えてくれなかったなどと、生徒らしき人々から言われる筋合いもないだろう。

そういうことを、私は、一つ一つ教えて差し上げるようなお給料もいただいていないし、義理もないのだと思っている。
だが、それでも、私は、ずいぶん親切に書いているつもりだ。

例えば、今の市場のことを、多くの経済学者やアナリストたちは、こんなふうに表現するはずだ。

「この下げかたは、今までにないパターンだ」と
多少の言葉の違いはあってもおおむね、そう言う。

なぜだと思う?

それは、彼ら自身、分からないと言っているのだ。

私は、この相場の行方をほんの少しだけ、そういう人たちよりも分かっているつもりだ。
理解しているのではない
情報を知っているだけだ。

中国のブラックマンデーについて

2015-08-26 00:48:10 | 経済
うんこの行方を追いかけるなどと書くと、さらに下品さが盛り上がる話だが、書こう。

最近のテロ事件

天津爆発
タイの爆発
日本では、相模原の米軍基地
そして川崎の大火災。

言っておく、
誰が事故だと言おうとも、私はそんなことは信じない。
なぜなら、これらのテロには明確な共通点があるからだ。

天津は大きな港だ。

そこであの大爆発だ。
9・11よりも大きなテロなのである。
事故だと共産党が言っているが、さあ、誰が信じるものか


タイは犯人像が分かっている。
だが、それだけだ。

共通点は、爆発というテーマだ。

ISISの仕業だと言う人も出てくるだろう。
日本でもその筋の話を確証させるために、さらに、テロを実施するだろう。
そうすれば、日本の自衛隊が中東へ行く口実が確実となるからだ。

天津のテロは、しかし 大がかりなものだった。
この種類のテロが今後、さらに中国国内で続くとしたら、必ず、住民は不安になる。

騒動というものは、理由がって起こすものなのだ。
つまり政府を転覆させたい勢力がいて、それを企てるという伏線があるのだ。

中国と、タイ

そしてこれらの国々と、日本経済のつながりは大きい。
つまりこれらの国で、なんらかの破滅的な事件が起きると、それは日本のマーケットに確実に跳ね返ってくるということだ。

今後、日本の取るべき政策は、国内にさらに設備投資を増やすか、逆に、インドネシアやマレーシアに投資を増やして海外拠点を増やすかの 二者選択になる。
恐らく、国内で設備投資を増やし、雇用を増やし、高齢者の仕事も増やすことでしか、日本の景気回復は起こりえないだろう。
80歳でも働ける環境を作るということを、政府が取り組む必要さえあるかもしれない。
人手不足は深刻になるからだ。

しかし、もっと移民を受け入れるという発想も、求められるだろう。
この点、日本は、遅れている。

日本人は韓国人を嫌いだと言うが、本当にあまりよく分かっていない。
韓国人は嘘をつくとか、あるいは、日本を貶めるなどというが、例えば、レバノン人を大量に入れて、困っているオーストラリアの治安問題などを真の当たりにしている私に言わせてみれば、韓国人は、まだまだ平和で安全な人たちなのである。

その韓国人に対してさえ、今ほどのアレルギー反応を起こす日本人にとって、移民を受け入れるというのは、ほんとうに 高いハードルがありそうなのだ。
だから、といって、中国の崩壊とともに、流れ込んでくる中国系の移民を受け入れないという選択も またないであろう。


中国のブラックマンデーについて

2015-08-26 00:19:53 | 経済
この二日間、中国の株式は下げ続けた。

中国政府が何をしたのか?といえば、7月以降、ずっと株式の買い支えをしたのである。
私は、経済を龍に例え、そののたうつさまを表現することが好きだ。
そして、おごり高ぶった人間が、かつて、何度もその龍を手なずけようとしては、こっぴどくやられたことも、知っている。
おごり高ぶった人間について、少し書く。

国によって、あるいは、文化によって、得意分野は異なる。
ユダヤ人は金融に長けている。
私の友人には、ユダヤ人が多い。
彼らは、面白おかしく冗談を言いながら、しかし、真髄をついた話をする。
例えば、昨日、友人は72 という数字について話してくれた。
72 というのはマジックナンバーなのだという。
とても面白かった。

まあ、その話は置いておく。
今日のテーマとは関わり合いがないからだ。

イギリス人は、アメリカの先祖であり、アングロサクソン人は産業革命を起こし、植民地や奴隷 それにドラッグ貿易で富を為した民族である。
断定的に書くが、間違っていないはずだ。
そして、彼らの現在の富は、世界第三位だ。
富という概念を持っている日本人は少ないが、じつに、日本はアメリカに次いで、世界第二位の富を持つのである。

日本の得意技はモノづくりだ。
金融はユダヤ人にはかなわない。
戦争は米国にはかなわない。
だが、モノ作りは世界のどの国にも負けない自負があるはずだ。
コツコツと物を作ることで、今まで、多くの富を集めた。
もともと、自然豊かな風土の日本は、広い領海を持つ。
だから、隠れた資源大国なのでもある。

さて、中国はどういう国だろうか?
まず、中国を見るとき、我々の持つ、国 という概念は恐らくは当てはまらない。
彼らは人民の集まりであり、商売と長い歴史の中で培われた地縁のつながりで、成り立っているのだ。
だから、中国の史書を読むとき、必ず、「私はどこそこの生まれの、何某の血を引く・・・・」と自己紹介をする。
すると、相手は、その何某に思い当たることがあれば、信用をし、手助けをすることもあれば、見放すこともあるという世界だ。
日本で、どこから来たの?
程度のことは聞くことがあったとしても、両親の出自や、誰某の血を引くなどとくことは、あまり聞かない。
もっとも、今の中国にこの史書の話が当てはまるとも思えないが、それでも、私の出会った中国人の友人たちは、例え華僑であっても、何世代も外国で住んでいるにもかかわらず、自分の出自を言う。
オーストラリア人の白人が、イギリスからきたのか、アイルランドからきたのかも、自分では知らないという人がほとんどなのと比較しても、面白いと思う。

そういう中国は、商人の国であり、必ず海外に出ると、まず食文化から地元へ入り込み、そこで、根付く。
中国人はほとんど、白人と結婚しない。
大抵は中国人同士で結ばれる。
それは、漢民族のプライドだと言う人もいるかもしれないが、それだけではないように思う。
そこには、古い文化がありその文化を共有できる人とのみ、長い人生と歩けると信じているからではないだろうか?

例えば、今の中国は上海と北京が揉めている。
北京は北京語があり上海には上海語がある。
この言語の訛りは、北京の人間からさげすまされる原因になるらしい。

実際に、北京の人間と上海の人間が結婚することさえ珍しい。
中国の北側の人間は背が高く、色が白い。
反対に、上海の人間は小さく、色も黒い。
こういうふうに分かれている見た目と言葉の違いは、同じ中国人だとしても、まったく別人種だと言っても過言ではないほどだろう。
上海は長い間白人から、統治されてきた歴史もあるために、どこか、自分たちはヨーロッパに近いと考えている節がある。
香港に至っては、彼らは、自分たちを中国人だと認めていない。
自分たちは、あくまでも 香港人だと言うのである。

どうだろう?
国と言う概念が、日本とは全く違うことが理解できただろうか?
そういう国の、経済が、北京と上海の二つの都市のあいだ・・・エクィティー という世界で揺れている。
北京の人間は、官僚の考え方を持ち、そのうえ、権威主義が行き届いているので、とても上品だ。
上品な人間に、株式市場などという下品な世界が理解できるはずはない。

私は少なくともそう思っている。
金融の世界は、とても下品な世界だ。
なぜ、下品なのかというと、お金というものは、いわば、うんこ だからだ。
沢山貯めれば、それは便秘になる。
流出させれば、下痢と呼ばれる。
うんこ だ。

その 金融を理解しないまま、北京の人間たちは、愚かにも、100兆円をこの二か月の間、上海市場に入れて、あろうことか、市場を安定させようとしたのである。
できるわけがないのであって、そんな答えは、初めから私にはわかっていた。
わかっていたが 面白いと思って、ここに書いていたわけだ。

現実になった。
つまり制御不能なうんこの世界が、流出を始めたのである。
それこそ、水洗便所を流す勢いだ。

まったく、下品な世界だ。

北朝鮮

2015-08-23 21:57:43 | 政治
北朝鮮の潜水艦が約50隻 出港した。
潜水能力に限りがあるので、長くて一日程度の潜水しかできないはずだ。
それでも十分日本近海に来ることはできる。
日本の自衛隊は、素晴らしい潜水艦察知能力を持っているので、ほとんどの潜水艦の位置情報を把握しているはずだ。
だが問題は 韓国だ。
彼らの潜水艦察知能力は、日本の自衛隊を10とすれば、よくて 3程度だ。
潜水艦の察知には、P-3Cと呼ばれる哨戒機が活躍する。
もし、あなたが海岸近くに住んでいるならば、自衛隊の哨戒機を見ることができるかもしれない
彼らは 今夜中 飛んで見張っているはずだ。

ただ、近海に来たからと言って 今の日本の法律では先制攻撃はできない。
せいぜい 警告をするだけで、その間に、潜水艦が任務遂行してしまうかもしれない。
彼らの任務は まずは 韓国と在韓米軍の基地を破壊することだろう。
同時に、陸軍をトンネルを通じて韓国内になだれ込ませるはずだ。
一旦 市街地に敵軍が入ってしまうと、自国民を攻撃してしまうことになるので、韓国は無力になる。
様々な策略をもっているはずで、簡単には勝てないだろう。
米軍は、通常の戦争をしたくてもできない。
米軍の戦争のパターンは 最初、空爆から始まり、そして十分に敵のインフラを破壊しつくしてから、徐々に現地に入る。
自国の軍人の消耗を最小限に抑えたいからだ。
しかし、在韓米軍はすでに韓国の国内にいるため、しかも、インチョンからそう遠くない場所にいるために、攻撃にためらいが出る。
そこが、北朝鮮のねらい目のはずだ。

日本は、なるべく自国に火の粉が降りかからないように、しかし、できれば、この機会に、国会に戦争法案を通し、日本はそれなりに危険がある国だという共通認識を国民に分からせ、そのうえで、朝鮮半島の戦争で 大きな利益を得ればホクホクだという漁夫の利を、狙っているかもしれない。

しかし・・・もしかすると、原発を狙われている可能性がある。
かつての朝鮮動乱のときには、なかったものだ。

50隻の潜水艦 = 日本にある原発の数
となるのが、実に不気味だ。
しかも 原発は海岸線にあるのだ。
今 稼働していなくても、中にはたんまりと 放射性物質があるのだ。

これをやられると壊滅する。

儲け話

2015-08-20 15:43:31 | 経済
とんでもない ぼろもうけができる話を聞いたので 書く。
が、もし、このことを書いたことで、こちらに責任を負わされてはたまらないので もし、この書いたことを参考に、投資したとして、儲かったら、黙ってその利益を享受すればよいが、だが、しかし、逆に 損失をしたからといって、私は一切の責任を負わない。

繰り返し言うが、もし、投資を行い、損失を出しても、自己責任という重い言葉を何度も自分に繰り返してから行ってほしい。

それは、今だからこそできる危険な投資だが、毎日平均 2%から最大5%程度の利益がでる方法だ。
そして 欧米の大手ファンドは、今、コンピューターも使わずに、濡れ手で粟のように、簡単に毎日利益を出して喜んでいる。

一日2%の利益を毎日出せば、一か月で元金が倍以上になる。
なにしろ複利方式なのだから、一年続ければ、あっという間に100万円が 億を超えるかもしれない計算だって立てられる。


その方法を書く。
ただしGSM内で


儲け話

2015-08-20 15:43:31 | 経済
とんでもない ぼろもうけができる話を聞いたので 書く。
が、もし、このことを書いたことで、こちらに責任を負わされてはたまらないので もし、この書いたことを参考に、投資したとして、儲かったら、黙ってその利益を享受すればよいが、だが、しかし、逆に 損失をしたからといって、私は一切の責任を負わない。

繰り返し言うが、もし、投資を行い、損失を出しても、自己責任という重い言葉を何度も自分に繰り返してから行ってほしい。

それは、今だからこそできる危険な投資だが、毎日平均 2%から最大5%程度の利益がでる方法だ。
そして 欧米の大手ファンドは、今、コンピューターも使わずに、濡れ手で粟のように、簡単に毎日利益を出して喜んでいる。


その方法を書く。
ただしGSM内で


天津 爆発事故

2015-08-16 23:08:29 | 世界情勢
2015年8月12日 午後11時
二回の爆発が天津浜海新区倉庫で起こった。
爆発は半径2キロに爆風を起こす大きさで、付近の住民は 「戦争でも起こったのか?」と思ったほどだった。
天津の港は、中国では上海に次いで第二位に位置する重要な港である。
2012年の報告では、477,000,000トンの取り扱いを行っており世界でも第4位の大きさを誇る。
日本の横浜が121,400トン程度であるところから 推察していただければ、その規模の大きさがご理解いただけると思う。
中国の経済にとって、あるいは、世界のどの経済においても、港は国ののど元に位置する重要な窓口である。
その重要な窓口でこの爆発は起こった。

これは、多くの意味を持っている。

まず、事故の規模だ。
今、日本では 何人の人が死んだということが、盛んに発表されているが、この事故(あるいは事件?)のもっとも肝になるところは、何も語られていない。
このことを、私は考察する。

まず、現場には、強い毒性をもつ、シアン化合物が数百トン! あったということだ。
これは中国の軍部の発表なので、間違いはないだろう。
なぜなら、中国の軍部が発表しなければならないということは、自国の経済にとってマイナスになるにもかかわらず、行ったという切羽づまった反応だと言うことも言えなくはないからだ。
少なくとも、中国共産党にとって発表にはなんのメリットもない。
だから信用できる。

次に、シアン化合物とは、何か?という話になる。
青酸ソーダと日本では言われているものだ。
微量でも死に至る。
今のところ、付近3キロの範囲で立ち入り禁止区域を設けている。
だが、その程度はまず収まらないだろう。

さて、私は、今回の発表が、中国政府からではなく、軍からの発表だったという点を注目している。
そして、爆発の規模の大きさにも、だ。

考えてみてほしい。
たまたま、大きな爆発事故があった。
その爆発は、付近2キロまで爆風が来るほどの大きさだった。
そして、その爆発の真ん中に、「たまたま」危険なシアン化合物が 数百トン!あった。
ということを、軍が発表している ということだ。

シアン化合物などの保管場所は、通常 もっとも危険な爆発などが起きないように、様々な安全処置がとられている。
しかも、港だ。
それこそ、多くの物流が毎日動いている場所で、そのような危険な毒物を保管するためには、多くのセキュリティーがある。
それは、どこの国においても同じことだ。
だが、そのど真ん中で、スポット オンに、爆発が起きた。
それも、大きな爆発だ。
シアン化合物数百トンといえば、20億人の致死量に匹敵するのである。
つまり、地球人口の3分の一程度を殺すことができる量だ。
そこに、爆発が起きた。
そして、そのことを軍は発表した。

どういうことだろうか?

私の思うのは、逆である。
つまり、中国の軍部は、最初から そこにシアン化合物があることも、あるいは、爆発が起きるであろうことをも、あらかじめ知っていたのではないか?
ということだ。

この続きはGSMにて。

人口の推移

2015-08-15 08:42:28 | 経済
このグラフをご覧いただきたい。
1800年・・・わずか200年ほど前 地球全体で 人口は今の7分の1 10億人しかいなかった。
平均寿命も短く、赤ん坊の死亡率も高かった。
戦争は絶え間なく起こっており、人々と死は、とても近い存在だった。

1965年あたりに生まれた人は、今、アラフィフと呼ばれている。
50歳に入ったか、入ろうとしている年齢の人たちだ。
彼らが生まれたころから、今、人口は倍になった。

株式のチャートの見方でこのグラフを見るのは不謹慎かもしれないが、どんな アナリストに見せても、「これはバブルの兆候だ」と言うはずだ。

しかし、人口にバブルはありえない。
あるとしたら、統計調査の段階でのミスである。

しかし、人口統計にそれほど重要なミスがあるとも考えにくい。
もちろん、アフリカや中国 インドなどの大人口を抱える国での統計の信頼性は、どの程度か?
などという質問に、私は答えを知らない。
私だけではなく、おそらく この基本的な質問に答えられる人は、いないだろう。

したがって、この数字がそのまま 正しい数字であるという前提で話を進めていこう。

このグラフの面白いところは、将来の予測が三種類のカラーで示してあるところだ。
もちろん、適当な予測に違いない。
なぜなら、現在の数値そのものの信ぴょう性が怪しいのだから。
しかし、正しいという前提で話を進めていこう。

どうして、こんなに人口が増えたのか?
それは医療の進歩によるとか、あるいは経済発展のおかげだとか、あるいは、食糧事情が変わったからだとか、さまざまな注釈があるだろう。
どれも、正しい。間違ってはいない注釈だ。

次に出てくる疑問は、このまま増えていっても 大丈夫か?食糧危機になるのじゃないか?
ということだろう。
答えは、ならない。である。
なぜなら、食糧危機が本格的にやってきたら、人口は減るからだ。
当たり前のことを、当たり前に言うと、人は口の数だけ居る。
口に入るものが減れば、それだけ 人も減るのである。

では、食糧危機が本格的にやってくることなど、あるのだろうか?
という疑問になる。
どちらともいえない。
遺伝子の開発により、大量の食糧が作れるようになった。
水の配分を変えることにより、十分にきれいな水が世界中にいきわたるようになった・・としよう。
すると、さらに爆発的に人口が増えるだろう。
公害はますます深刻さを増すに違いない。
公害は多くの人を殺すだろう。
中国では大気汚染で毎日4000人の人が亡くなっている。

さらに、突っ込んだことを聞きたがる人もいるかもしれない。
世界の支配階級はこんなに増えていく人口を、放置しておくだろうか?
などと、物騒なことを聞く人が必ずいるはずだ。
なぜ物騒なのか?
もし、放置しておくなら、人口は100億をもうすぐ超えて、地球上の人間の住めるところはあっという間に埋め尽くされてしまい、様々な問題が起こることは、先に書いたとおりだが、では一方 放置しておかないとするならば、どのようにコントロールをするのか?という疑問につながるはずだ。
その答えは、戦争だと言う人もいるが、私はそうは思わない。
実際、核戦争が起きる以外に、戦争で死ぬ人口は、案外少ない。
核戦争が起きたなら、支配階級も無事ではいられない。
だから、支配階級はそれを避けようとする。
とんでも本では支配階級はすでに、(すでに!)火星へと移住計画を立てているなどと言う。
そんなことは、ない。
考えてみれば分かる。
支配階級の長老たちは、おじいちゃんなのである。
そんなおじいちゃんたちが、火星につく頃には死んでいるという話だ。
また、おいしいワインがなければ、おじいちゃんたちは、家から一歩も出ない。
そういうことを、知らないで、適当なことをいうべきではない。

支配階級の人たちは、今 腐心していることがある。
それは、いかに、核戦争を避けるか ということだ。
核戦争を起こして世の中をむちゃくちゃにして そのあと、自分たち中心の世の中にしてやろう
などと企てるのは、支配階級の人たちではない。
支配階級の人たちは、なにも 核戦争で世の中をむちゃくちゃにしなくても、自分たちは生まれながらにして世の中の中心なのである。
そういう物騒なことを考えるのは、宗教に凝り固まった危ない人たちだ。
テロリストたちの発想には、何とか核爆弾をもって、自分たちの信じる宗教観を持たない人間をすべて、抹殺してしまい、自分たちごのみの世の中にしたいと願っているものなのだ。
オウム真理教は、まさにその縮図だった。

では、この増え続ける人口をどうすれば いいのか?
というところに、もう一度考えを巡らせてみよう。
GSMにて

2%のインパクト

2015-08-12 17:12:07 | 経済
中国は、米ドルとペッグ制をとっている。
ペッグ制とは、発展途上にある国が、自国通貨を安定させるために、強力な通貨である米ドルと一定の価値で取引をするというものだ。
かつて、日本は一ドル 360円だった。
なぜ、360円なのかというと、円は一周 360度だからだという、適当な理由だ。
まったく 日本は当時、世界的に相手にされない敗戦した弱小国でしかなかった。

中国は、もはや世界第二位のGDPを誇る国であるのだから、通貨を市場に任せるのは当然ではないか?
という意見が根強い。
まさにIMFは そのことを、暗に指摘しているが、中国が経済を安定し続けることは、(仮にそれがまやかしの安定であったにせよ・・・)IMFにとっては、大きな頭痛の種が一つ減ることになるから、なにをやってもいいので、なんとか 安定してくださいまし と天を仰ぐ気持ちで願っているのが、本音である。

特に主要国の中で、ユーロとイギリスは中国と直接の軍事リスクがないためもあって、中国がなにをしようと、自分たちの利益になるかどうか、だけで判断できるという点が、IMFの決定を非常にややこしくしている。

もし、中国とロシアが手を組んで、ウクライナ問題でごちゃごちゃ文句を言うユーロを黙らせてやろう。
などという手を使い始めたら、初めて 強く出ることになるだろうが、今のところ、その様子はない。

その中国が、市場を驚かせた。
いきなり2%もの為替を動かし 元を安く誘導したのである。

中国の資産家の多くは、ほとんど 慌てて ゴールドを買いに走った。
その結果、ゴールドは値を上げている。
ただし、この流れは一時的で長続きはしないだろうと 私は見ている。

早晩 中国の相場は崩れるし、損失補てんのために、ゴールドを売るに違いないからだ。

中国は、多くの謎を市場に含めている。
面白いのだが、不謹慎かもしれない。
なぜなら、多くの人が命を落とすからだ。

中国はレバレッジを簡単にできるようにして一般投資家から市場に金を集めた。
これにより、将来の貯蓄をはたいた人々は多い。
最後に、政府が何とかしてくれる。
という安心感は、たとえば 日本にはないことだ。
日本人は、どこか心の中で漠然とした不安を抱えて過ごしている。
その不安感が神経質にさせ、競争を激化させさらには、よりよいものを低価格で という改善をさせるのだが、逆に言えば 非常に不幸な人々でもある。

だが本当に不幸な人々は、信じていた政府に裏切られるひとびとではないだろうか?

中国共産党は、神を信じてはいないだろう
だから、市場に 神の見えざる手が働くなどというと、単にお笑いにしか聞こえないに違いない。

だが、私は神の見えざる手を信じるものだ。
それは、かつて、何度も私たちの前に現れ そして消え、また現れたではないか?

ご存じのとおりだ。

中国の保有米国債

2015-08-10 16:57:59 | 経済
米国債を中国が保有していることが、一時 問題になったことがあった。
クリントン大統領時代、米国から買いつづけた 米国債。
それが膨らみ、中国の毛沢東が乗っている赤い紙の価値を引き上げることとなった。
だが、その米国債を今 中国は売り始めている。
売った資金で何をするのかというと、株式を買い支えてバブルの崩壊を食い止めようとしているのである。

そもそも、中国の国民は、外国に出ても、中国政府こそが唯一 世界の中心であり、共産党政府は我々中国人を、決して見捨てることは無い と思っている。
日本人でも米国人でも、株式への投資は自己責任だということを承知していて、損失を出したとしても、それは、自分自身の決断で行ったことだという認識を持っている。

しかし、中国人は、政府が救いの手を差し伸べてくれると心のどこかで信じている。
信じているから、大きく危険な投資を行う。

そうとしか、考えられないような投資のやり方だ。

乗り遅れるな。

ただ、そう聞こえる投資だが、米国投資家はそういう彼らを見逃さない。

当たり前だ
まるで、カモがネギを背負ってヨチヨチ歩いているようなものだ。
腹を減らした米国のヘッジファンドが、そんなカモをペットにしてエサを与えて飼うはずがない。

中国の過去10年行ったことといえば、開発だ。

2008年のリーマンショックのあと、輸出が鈍ると、中国政府はどんどんと地方に地方債を発行させて、開発を行った。
それによって、官製の不動産バブルを行ったのである。

AIIBやシルクロード計画など、米国は、「中国の地方の借金を世界に支払わせる方便」だと言っている。
その通りだ。

では、今後、どうなるのだろうか?
続きはGSMにて

中国とSDR

2015-08-06 23:37:34 | 経済
IMFが1969年に引き出し可能な主要4か国が中心となり 通貨バスケット枠を作ったことが始まりとなり、現在に至るのが SDR(Special Drawing Rights)だ。日本語では、特別引き出し権と訳される。
大した金額があるわけではない。
おおよそ 30兆円といったところだ。
しかし、このわずかな金でも主要となれば、自国通貨に信用が付いてくる。
これが、中国に取ってはとても魅力的に映っている。
なぜなら、自分たちの印刷した通貨が国際的に通用するという意味を持つからだ。

IMFは、中国が特別引き出し権を持つためには、通貨を市場に委ねて 透明性を持たさなければ ならない とし、検討する期限をさらに来年の9月にまで、延長した。

元々は、年内にほとんどまとまるであろうとも 言われていた期限がさらに9か月の延長をさせられたわけである。

ここで、ふと、疑問が浮かんでくる。

9か月という中途半端な延長期限について、だ。

なぜ、一年ではなく、9か月なのか?

言うまでもないことだが、IMFは国際金融が中心となっている。
国際金融は、時にアメリカ国家をも凌駕する力を持ち、その主要なメンバーは、常に世界の情勢に目を光らし、優秀な人材を集め、そして、通貨バランスを計算し、さらには、為替をも動かす力を持っている。
その国際金融の計算は、ち密で、さらには 多くのリスクを総合的に分析し判断する能力に長けている。

このレベルからの話になると、たとえば、日銀の総裁などは、その歯車の一枚にしか過ぎない。
今、日本の経済が持ち直していると言われているのは、アベノミクスの影響で、その中心が日銀であることを考え合わせると 国際金融の力がどれほどのものなのかが、理解できるだろう。

さて、中国のSDRがなぜ、延長されたのか その先にあるものは・・・

続きはGSMにて

第二次世界大戦で負けた国

2015-08-04 23:46:45 | 政治
日本人は、第二次世界大戦で負けた国は、自分たちだと思っている。
もちろん、歴史の教科書通りで言うならば それは その通りだ。
だが、私は違う目で見ている。

第二次世界大戦で本当に負けた国

それはイギリスだ。

イギリスの対戦前に保有していた領土や植民地のほとんどは、独立してしまった。
イギリスの領土は、他のどの国よりも小さくなった。
これは、あまり誰も語らない事実だ。

つまり、あの戦争は、アメリカとイギリスの戦争だったという見方もできうるということだ。

アメリカはその後、世界の基軸通貨という地位を得た。
イギリスのポンドは地に落ちた・・・とまでは言わないが、しかしその 影響力は、相当に弱くなったのである。

イギリスはその後も産業革命や 植民地政策で得た資本を流出し続けた。
それでも、サウジアラビアや、そのほかの様々な地域で、オイルビジネスを展開し ブリティッシュの面目を保ってきた。
だが・・・
今度は、エネルギー革命ともいうべき時代に突入した。


言うまでもないが、このオイルや石炭を過去のエネルギー源とする時代が、もうそこまで来ている。
これで イギリスには、ほとんど 何も残らなくなる。

これが、時代の流れというものかもしれないが、その裏には様々な思惑がひしめいている。

ここで、なるほど・・・
と頷いた程度の人ならば、この後私が本当に書きたいことを読む必要はないだろう。

さあ・・・
テーブルをひっくり返してみよう。

まず、ここで書いた アメリカという国や イギリスという国には、何の意思も決定権もなく、このような状況になったということだ。

続きはGSMにて

理解できない人たち

2015-08-02 12:10:20 | 経済
世の中には、理解できない人たちというのがいる。
実に かわいそうな人たちのことだ。
そういう人たちに共通する点は、一度 大きく成功体験をした ということだ。
一度、成功すると、その人は、BIASを持ってしまう。
それはちょうど パブロフの犬のように、一度 味を覚えてしまうと何度も同じ行動を繰り返すようになるということを意味する。

典型的な投資の例で言うならば、ゴールドだ。
ゴールドを、単に投資目的の対象のひとつとして見ているうちは ともかく やがて、ゴールドに惚れ込み、神格化さえしてしまう。
ゴールドを私は一度も愛したことは無い。
単に、投資の対象としてしか見てはいない。
利益が出るならば、対象は輝くかもしれないが、利益が出なければ、単なる黄色い金属だ。

私のフォローをしてくれる人の中には、ゴールド信者がたくさんいる。
私の一つの役割として まずは、彼らのかかってしまった催眠術を解くところから始めなければならないのかもしれない。
そう考えて この文章を想起した。

そして、次に投資するべき対象についても書いていきたいと思う。
だが、ここには書かない。
GSMにて・・・