傾聴ボランティア~緩和ケアにて~

~薬剤師・社会福祉士による小さなボランティア活動~

小さな花の大きな価値

2007年07月02日 | 緩和ケア
患者さんが「あのお花がほしい」っていうから、公道の植え込みにあった花をこっそり手折ってしまいました。

ごめんなさい。

嬉しそうに一輪挿しにさして、それはとても喜んでいました。

一輪の小さな小さなお花で心を安らかにしているのだと思います。

病気の、長い一日の中で何度その花を見ることでしょう。

そしてそのたびに心が和むのだと思います。

花を折ることには反対だけど、これほどの価値ある花もないな、って嬉しくなります。

小さな小さなオレンジの花、今もあの人のベッドサイドで咲いているかな。

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2 コメント

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気持ち ()
2007-07-03 16:21:59
お久しぶりです♪ 暑いです・・・

先日、病棟を訪れている「クリニクラウン」さんを
招いての、講演&ワークショップに参加いたしました。

「ユーモアとは、マイナスをプラスにする事。
 決して、笑いを押し付けない。」

道化師は、人のコミュニケーションの本質だと
感じた日でした。

お花を手渡す気持ち、そこに意味があると思います。
植え込みのお花はまた咲きますね。
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音さま (いしだゆき)
2007-07-03 17:38:05
コメントありがとうございます!
道化師の方がいらっしゃるんですね。
私は見たことがないんです。
どんな風にみんなを和ませるんでしょうね。
見たいです。

お花を折ったのを認めてくださってありがとうございます(苦笑)
米国のソーシャルワーカーは、倫理感より患者の希望を優先させるとか。
私もその気持ちでした(言い訳・笑)
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