Great Big Yes!!

引っ越ししました。
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The La's / BBC In Session

2006年11月13日 | 今日の一枚。(旧版)
 The La'sのデビュー作であり唯一のアルバムとなった「The La's」が発売された1991年。この年はTeenage Fanclub「Bandwagonesque」、Primal Scream「Screamadelica」、My Bloody Valentine「Loveless」と名盤が続出した年で、いわゆるCreation Recordsが表向きは絶好調だった時期。(そう言えばVelvet Crush 「In The Presence Of Greatness」も)
 そんな中、レーベルこそ違えど様々な紆余曲折を乗り越えリリースされたはいいが、アーティスト本人が「買うな!」とまで言ってのけたアルバムが今の今まで名盤として語り継がれるこの矛盾。そこがまた神秘的で良いのかもしれません。。

 と、無理矢理丸く収めてみましたが今回はその名盤の話ではなくて、今年リリースされた「BBC In Session」の方です。音源自体は全てアルバムがリリースされる前のもので、デビュー間もない'87年から'90年までの計4回にわたって英BBC Radio 1に出演した時の演奏が収録されてます。
 コレが素晴らしい。さすが英BBCだけあって音が良いのはもちろんですが、何より演奏自体のノリがメチャクチャ良い。全体的に疾走感があって生っぽい。もちろんライブ演奏だから生っぽいのは当然ですが、アルバムとは全く違う印象です。個人的にベストトラックは7曲目「I Can't Sleep」で、かなりヘヴィーです。それでいて疾走感があってメロディーがポップ。これこそLee Maversがアルバムで表現したかったスタイルなんじゃないかと思ってしまう程。今までのThe La'sの印象を変えてくれた1曲です。他にも「Come In Come Out」や「Son Of A Gun」「Feelin'」「Calling All」「Timeless Melody」と聴き所はたくさんあります。もちろん永遠のギターポップ・アンセム「There She Goes」も相変わらず良いですが、改めて他の曲の良さを実感しました。

 もちろんアルバム「The La's」の良さは変わることは無いです。レーベルのやり方は別にして、あの時代にはあのプロデュースが合ってたんだと思います。でもやっぱりこの音源を聴く限りではLee Maversが「セルフプロデュースしたい」と言ったことも頷けます。。いっそ今からでも遅くないんでセルフプロデュースで1枚アルバムを作ってくれたらファンとしては嬉しいんですが。。
 来年の1月17日には国内盤も発売されるようです。遅過ぎたくらいですね。輸入盤の売れ行きを見てから国内盤化するかどうかを考えてそうな匂いがプンプンします。笑



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2 コメント

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Unknown (やまもと)
2006-11-13 23:42:24
そんなに違うんですか~。ライブ演奏でなく正規のアルバムとしてセルフプロデュースで再録してほしいですね・・・2ndは期待しないにしても・・・

個人的には80年代のポストパンク時代も捨てがたいですが、91年はほんとにリアルタイムで経験したかったですね。俗に言うエポックメイキングなアルバムの登場が際立ってましたし。

去年のサマソニは朝から同じ場所に8時間ほどいて、ラーズは途中で意識がなくなるところもありました。苦笑
There She Goes2回やったのにはちょっと笑ってしまいましたが(笑)やっぱレパートリー増やして!笑
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オリジナルより好きかも。。 (gby)
2006-11-14 22:49:17
余計なエフェクト類は無く、ドラム、ベース、ギター、アコギでガンガン押しまくってます。記事内でも好きだと言った「I Can't Sleep」は'88年と'90年の2パターン収録されてますが、初期の荒っぽい演奏の方が良いです。

昨年のサマソニは行けなかったんで比べることは出来ませんが、YouTubeなんかで観れる映像なんかと比べて音の善し悪しを考慮しても、やはりこっちの音源の方が良いですねぇ。
でも実際、その場で生La's観れたらそれが一番良いんだろうなぁ。。あぁ観たかった。。
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