五反田発リスボン行き急行列車

五反田駅からリスボン行き急行列車に乗ることを夢想する前期高齢者の徒然

2020・1・15

2020-01-15 23:11:56 | 日記
老老ブレックファーストはメザシ、夕べのすき焼きの残り(但し肉なし)、キュウリとミニトマトのみじん切りの納豆サラダ、海苔、かぶの味噌汁。母はメザシなんて久しぶりねと美味しそうに三尾食べる。納豆サラダも毎日野菜が違っていて飽きないわねとこれまた美味しそうに食べる。食後、日本茶を飲みながら今日は一日中雨なのかしら?と窓の外に目をやる母。そうみたいだねと言っておけばいいのに、馬鹿息子は午後には晴れるそうだよと言ってしまう。でもそんな会話も含めて、後どのくらい残っているか分からないけど、母と俺との幸せな時間。台本はたった数行のアクションとセリフに拘って前に進まない。四百字詰め原稿用紙で24枚もあるシノプシスらしきものがあるのに、それが却って邪魔になって前に進まない。そう、芝居はストーリーじゃないと肝に銘じている筈なんだけど。老老ディナーはシュウマイ、牡蛎のニンニクオリーブオイルソティ、ワンタンスープ。この献立の中で母が一番美味しそうに食べたのは牡蛎。恐るべき97歳。お店はノーゲスト。10時から「知らなくてもいいコト」(脚本・大石静」を見る。今の処、新番組の中ではこのドラマがベストだ。

2020・1・14

2020-01-15 10:24:56 | 日記
前日からの続き的に記しておくと、今朝はいつも通り6時半に母から電話があってホッとしていたら、5分経っても10分経っても現れない。どうしたのかと思っていたら再び電話があって、風呂のあるフロアに行くエレベーターカードがないから行けないと云う。仕方無く母の部屋まで行って、雑然と荷物がおかれたテーブルの上にあったカードを探し出す。まぁ、こんなことは大したことじゃないね。それに今日は母の正式な誕生日だから、ちゃんとテーブルの上を整理しておきなよ、なんて怒らない。老老ブレックファーストは鯖の塩焼き、ミニトマトと蕪のみじん切りの納豆サラダ、海苔、油揚げとネギの味噌汁。銀行に所得税の源泉徴収額を納めに行ったついでに今日もまた広尾白金散歩した後は夕方まで台本の冒頭部分をあーでもないこーでもないと何度も書き直す。ここで芝居のタッチが決まるのだからいくらでも右往左往したい。老老ディナーは母の誕生日を妹と一緒にすき焼きで祝う。97歳。少し位ぼけていたってナンボのもんじゃい!と母に代わって叫んでおこう。店には7時過ぎに元法律事務所勤務のNさん、今年もいつもの様な話をいつもの様にして帰る。彼が帰って五階で寛いでいたらSN君から電話。きっと映画プロデューサーのKさんがそろそろいらっしゃる頃だとおもって「K さんだろ」と云うと「ええ、もういらしてます」と言われ、いつもは会社から電話して来るのにおかしいなと思いつつ四階に降りてみると、同じ名字のKでもKさん違い、女優のKさんが目の前のイタリアンレストランで一緒に食事したNさんを同伴してきてくれたのだ。だから何だと言われればそれまでだけど、勝手に思い違いした俺がおかしい。