五反田発リスボン行き急行列車

五反田駅からリスボン行き急行列車に乗ることを夢想する前期高齢者の徒然

2014・7・22

2014-07-22 22:45:06 | 日記
朝起きてのんびりしない。いやしたくない。のんびりすると一日がダラッと過ぎて行ってしまう気がする。朝風呂に浸かっている時から昨日帰り道で作った台詞を反芻してみる。食事も味噌汁だけはちゃんと出汁をとって油揚げとネギで作ったけど、おかずは作らない。おにぎり一個にナスの漬け物だけ。さっさと後片付けをすますと、いざ戦闘態勢でパソコンに向かう。とにかく午前中の集中力が勝負。2時まての間に夕べ頭の中で浮かべたことは文字にすることが出来た。3時に神保町にある岩波ホールへ。自分もメンバーになっている日本ポルトガル協会が主催したポルトガルの映画監督フランシスコ・マンソ氏を迎えて映画「ボルドーの領事」(2010年作品)の上映とシンポジウム。以前は違ったけど、この五年に日本で封切られるポルトガル映画は、ペドロコスタや去年のミゲルゴメス、更には世界最長老の映画監督オリヴェイラに至るまで芸術的すぎて難解な作品が多かったが、この映画についてはそれが当てはまらない。ウェルメイドだけど、人間の良心と行ったテーマを丁寧に掘り下げた分かりやすい作品で、始めてポルトガル映画を楽しむことが出来た。そんなことを含めてポルトガルの映画界の現状をもう少しその後の懇親会で監督とも話したかったけど、開店時間が過ぎているので6時過ぎ店に戻る。今日も予約なし。構成表に向かって明日書くことを並べる作業。最近パソコンに向かう時間が長いことが原因なのか、極端に視力が落ちた気がする。殆ど棟方志功状態でポールペンで小さな文字を刻む。12時近くまで粘ったけど、当日客もなし。疲れた。まっすぐ部屋に帰ってポルトガルのテープを聞きながら眠る。今日一番辛かったことは、マンソ監督と映画について話したくもポルトガル語で挨拶すら満足に出来なかったことだ。だったら英語で話せばいい?でも、その英語もカタコトだ。そんな自分にとって滑らかなに聞こえて来るポルトガル語のフレーズは何よりの子守歌。

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