五反田発リスボン行き急行列車

五反田駅からリスボン行き急行列車に乗ることを夢想する前期高齢者の徒然

2015・2・1

2015-02-02 12:39:44 | 日記
朝一番にラジオをつけたら、イスラム国に囚われていたジャーナリストの後藤健二さんが殺害された可能性が強いというニュースが飛び込んできた。寝室からリビングに移動してテレビをつける。囚われてからの日々、国際紛争の取引の道具にされて虜囚の姿を世界中に公けにされてきた末のこの結末は、また後藤さんがジャーナリストとしてやってきた仕事を見たり知ったりした現在となっては、いくら世の中を斜に見る癖のある私とて涙を止めることが出来ない。同時に後藤さんとは違う形だけど、ヨルダンのアンマンで国連難民救済機構の職員として働いている広尾時代のお客さんだったNさんのことを思う。彼女がアフリカから中東に転勤になった時は身の危険度が少し弱まった気がして、休暇が出来たら死海に行って浮かんで下さいなんて呑気なメールを打ったのだけど、今となってはとんでもないことだ。イスラム国は全ての日本人を標的にすると声明を出しているようだし、気をつけてと言ってみても詮方ないことだけど、近い内に日本に帰国したら是非新しい店に寄って、つもる話をしてくれることを願わざるえない。そんな気分の私なのに、今日は昨日のうちに母と約束していた映画「深夜食堂」(脚本・真辺克彦他、監督・松岡錠司)を午後から見に行く。第三シリーズからだけど母も私もテレビを見てきたもんだから、何だか行きつけの店に行って常連たちと話している気分にさせられる映画で、後藤さんのことで暗くなっていた気分を和らげることが出来た。老老ランチは映画の始める前に同じビルの中にある居酒屋で、母はお刺身定食、私はヒレカツ定食。老老ディナーは店に戻って、麻婆豆腐と中華サラダ。食後、明日の準備をしてから早めに帰宅。録画してあったWOWOWドラマ「翳りゆく夏」(脚本・吉本昌弘他)の一話二話三話、「贖罪の泰鳴曲」(脚本・西岡琢也)一話二話と、合計五時間?連続して見る。昨日は「ゴーストライター」を続けてみてしまったし、このエネルギーと云うか欲望というか、何かの代替作業のようなテレビ三昧に自分が狂おしくなる。、