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goro's 花 Diary

東京の街を彩る花たちを追っかけています。

東御苑の花 その1

2009年10月14日 | 09 花たち



ジュウガツザクラ・十月桜】バラ科サクラ属

すでに9月の半ば過ぎに咲いているのを見かけていた十月桜
例年通りここでも咲いていました


久し振りに出かけた皇居東御苑、そこで見かけた花たちを何回かに分けて紹介いたします。


ママコノシリヌグイ・継子の尻拭い】タデ科タデ属

いちばん見たいと思っていたのは、ママコノシリヌグイの様子です。
年によってはもう少し遅い時期でも見ることが出来るはずですが、今年は鋭い棘のある蔓もほぼ枯れていました。

それでも、目を皿にして探しましたよ。

辛うじて、残りの花(花ともいえない状態でしたが)を見つけました。

あなたからは今年もちからを頂きました。
ありがとうございました。



ナンテンハギ・南天萩】マメ科ソラマメ属

辛うじてセーフ。
花期の長い花ではありますが、そろそろ最後でしょうね。



カリガネソウ・雁草・雁金草】クマツヅラ科カリガネソウ属

予測通り、青い実になっていました。

ここでは見ることが出来なかったけど、石神井公園でカリガネソウを見ております。
遠くだったので写真には収められなかったけど、見られただけで充分満足しております。



ウド・独活】ウコギ科タラノキ属

こちらも遅くまで咲いていましたよ。



大方はこんな風に実が熟れ始めています。



ツユクサ・露草】ツユクサ科ツユクサ属

今更ながらと笑う勿れ。

なんと、今年初めてのツユクサの花との出会いです。
萎んだものしか見ていませんでしたので。

「潔い青」に出会えたこと、またまた感謝です。





シャクチリソバ・赤地利蕎麦】タデ科ソバ属


ピンクの葯が可愛いもんだから
つい撮ってしまうんですよね



【ホトトギス・杜鵑】ユリ科ホトトギス属

いろいろ見てきたホトトギスのなかで、こちらがいちばんの別嬪さんだと思っています。
なんとも上品な、薄青紫の花色がお気に入りです。





コウシンバラ・庚申薔薇】バラ科バラ属

北京オリンピックの花束のメイン花も、きれいに咲いていました。
四季咲きのバラですので、冬場に咲いているのを見かけることもあります。

街角で見かけても、他のバラとの見分けがつくようになりました。





イザヨイバラ・十六夜薔薇】バラ科バラ属

昨年この時期に咲いていたのは真円でしたが、今年はかなり破綻しております。
十六夜どころの話じゃありません、これじゃ上弦の月です。


両陛下植樹のバラ、一般公開--きょうから皇居・東御苑 /東京

一般開放されている皇居・東御苑のバラ園に天皇、皇后両陛下が植樹したバラ「フローレンス・ナイチンゲール」が29日から一般公開される。
国際看護師協会の財団フローレンス・ナイチンゲール国際基金が発足75周年を記念して米国のバラ開発会社に依頼して作られた。

同協会が皇后さまに寄贈した4株のうち、多くの人にも見てもらおうと、2株を東御苑の本丸地区のバラ園に植えることになり、休苑日の28日、両陛下が植樹した。

花は八重咲きで、かれんなクリーム色が特徴。ほぼ通年楽しむことができるという。同苑は、原則、月・金曜日以外は開放されている。【大久保和夫】
毎日新聞 2009年9月29日 地方版


クリーム色の花が見られるのは、何時頃でしょうね。


画像は産経ニュースより拝借


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13日の男子弁当 鮭ごはん&シュウマイ弁当

 


再びの‘あい’

2009年10月10日 | 09 花たち



【アイ・藍】タデ科タデ属

見てみたいと思っていた「アイ・藍」の花と初対面を果たしたことは、9月19日の記事で報告済みですが、あのときのとは違うアイとも出会いました。

見た目も違いましたが、葉っぱがね、あきらかに違っていました。

上が前回紹介した「マルバアイ・丸葉藍」、下が今回出会ったものです。
違い、判りますかね?

両者とも同科同属のイヌタデなどと比べると幅広ではありますが、今回のものは、マルバアイより若干ではありますが細っそりしていますし、少しだけ長いのかな。

画像で見るより、実物を見たときの印象の違いがはっきりしていました。

花色も、こちらのほう赤味が少なくて、ほぼイヌタデと同じように見えます。
マルバアイ以上に、イヌタデのそっくりさんです。

今回は花壇の中で守られるように育てられていましたし、その上名札付きでしたのでアイだと判りましたが、どこかで単独で咲いていたとしたら、葉っぱを確認しない限りイヌタデとの違いを見て取るのは不可能かもしれません。

これまでだって、花だけ見て通り過ぎていた可能性もあるなと、そう思いました。



嬉しいことに、すぐ側に白花のアイもありましたよ。

アイに白花もあることを知ったのはつい最近なのに、まさか出会えるなんてね、なんというシアワセ者なんでしょうか。

アイの詳細につきましては、「出藍の誉れ」で詳しく述べています。
そちらでお確かめください。    

 


赤葉で細葉で千日草

2009年10月05日 | 09 花たち


出会った瞬間、センニチコボウだ~~!って快哉をあげました。
「センニチコボウ・千日小坊」は見てみたい花のひとつでしたのでね。

ルンルンしながら撮ってきましたが、検索してみると残念ながらセンニチコボウではありませんでした。
センニチコボウは名前通り、もっと「センニチコウ・千日紅」に似た花姿をしていました。

ネットや図鑑でしか見ていない花には、思い込みも相まって、こんなミスをすることが間々あるんだよな。

ヒユ科には間違いないだろうと検索を続けましたが、これがね、曲者というか、難敵というか、始末に負えないというか・・・

似た植物にはすぐに辿り着けたんですよ。
ヒユ科ツルノゲイトウ属の「ホソバツルノゲイトウ」がそれなんですけどね。

「ホソバツルノゲイトウ・細葉蔓野鶏頭」は熱帯アメリカ原産の1年草で、帰化植物。
草丈は20~50cmほど、細い葉は幅3~5㎜長さ2~5cm、花は葉の基部に球状に付き、無柄、ピンクがかった白花、花被片は1、5~3mmほど。

(「
ホソバノツルノゲイトウ」←こちらのサイトで花を確認してみてください)

ホソバツルノゲイトウの特徴は、今回出会ったものとほぼ同じと言ってもいいんだけど、色がね、株全体の色が普通に緑で、こんなに赤くないんですよ。

「ホソバツルノゲイトウ」に「赤 葉」、「赤紫」、「銅葉」などのキーワードを入れ替えながら画像検索してみましたが、それらしいものはヒットしませんでした。
「園芸種」を加えて検索してみましたが、やっぱりヒットしません。

どこから見ても、「ホソバツルノゲイトウ」の近縁種であることには間違いなんだけどな。

気を取り直して「ツルノゲイトウ属」で検索すると、ようやっと目指していたサイトに辿り着きました。

紹介いたしましょう。


【アルテルナンテラ ポリゴノイデス】ヒユ科ツルノゲイトウ(アルテルナンテラ)属

メキシコからアルゼンチンにかけての熱帯アメリカ原産の宿根草ですが、耐寒性(5℃)に難がありますので、日本では1年草として扱われています。
ただ旺盛な生命力がありますので、冬場に枯れてしまっても、翌年も零れ種子で楽しむことが出来るようですよ。
暑さには強いので、栽培は比較的容易だそうです。

ご覧の通りの色ですのでね、カラーリーフとして花壇の彩りに使われたり、フラワーアレンジメントの花材としても利用されるそうです。



小さな花です。3㎜ほどの集合花です。
草丈は10cmほどと書かれているサイトがありましたが、今回出会ったものは30~40cmほどもありました。

「アルテルナンテラ ポリゴノイデス」の名前は、学名の「Alternanthera polygonoides」そのもので、銅葉のこちらは「ロイヤルタペストリー」との品種名があります。

「アカバホソバセンニチソウ・赤葉細葉千日草」との和名があります。
意味の通った判りやすい名前ですけどね、和名があることが意外でした。
いえね、和名が付けられるくらい普通に見られるのかなってね。
こちらは初の出会いだったものだから、ついね、そう思っちゃいました。

「センニチコボウ」や「ホソバツルノゲイトウ」とは、同科同属のお仲間です。
よかった。安心しました。

ただこの名前「アルテルナンテラ ポリゴノイデス」は、憶えられないこと必定ですな。
「赤葉細葉千日草」もあやしいな。


舶来の絹糸

2009年10月03日 | 09 花たち


9月26日のマイベンチの記事でチラッと紹介した「カライトソウ」です。

昨日「マイベンチ」の記事で紹介している、北青山の団地のなかで出会いました。
この団地の周りは、青山方面に出かけたときはよく通っていますが、団地内を斜めに横切る50mほどの通路には足を踏み入れることはありませんでした。
答えは簡単なんですよ。
花ポイントがすぐ側にありますので、このエリアに行ったときはまずそちらを目指すのが慣わしです。
横目で見てもお眼鏡に適うような花は見かけられませんでしたので、4年の間素通りしておりました。

そそられるベンチ(諸事情あって未発表です)が目に付きましたので、間近でチェックするため、初めて通路に進入しました。
その足で通路を抜けようとしとき、このカライトソウを見つけたんですよ。
「マイベンチ」が引き合わせてくれた出会いということになりますね。

ただ当日は光量不足や強い風があって上手く撮れませんでした。
再撮の機会をねらっていましたが、このところの不安定な天候などがありまして、ようやく1日に顔を出すことが出来ました。

状態のいいものではありませんでしたが、初対面の感動には何ら影響するものではありません。

紹介いたしましょう。


【カライトソウ・唐糸草】バラ科ワレモコウ属

北アルプスや白山など、中部地方日本海側の亜高山帯から高山帯の砂礫地や乾いた草地に自生する、日本固有の多年草です。
いわゆる高山植物ですが、平地にも適応して栽培可能です。
山野草としても人気があり、普段目にするものは、園芸店などで販売されているものがほとんどのようです。

花から連想するのは難しいかもしれませんが、属名からもお判りのようにワレモコウの仲間です。

葉っぱを見ると、なるほどワレモコウのお仲間だということが判ります。
少し大きいかもしれませんけどね。

今年はまだワレモコウのいい写真が撮れていません。
ワレモコウにも園芸種が投入され、矮性種もあって、早いものだと7月初めから咲いていたんですけどね。
秋の花のなかではホトトギスと同じくらい好きなんだけど、goro’s 花 Diaryに登場したのは2年前が最後です。
いいものと出会いたいですね。



地味目な花を咲かせるワレモコウと比べると、カライトソウには上品な華やかさと美しさ見てとれます。
ピンクにも見える薄い赤紫色の花穂は長さ7~8cm、大きいものだと10cmほどになるようです。
花びらは無くて、4枚の萼片から1cmほどの雄蕊が長く突き出ています。

この雄蕊を唐糸に見立てたのが、「カライトソウ・唐糸草」の名前の由来です。
唐糸とは、中国渡来の絹糸のことです(goo辞書より)

日本の固有種なのに何故「唐」の名前が付けられているのか疑問でしたが、舶来物の絹糸の美しさを、この花に重ね合わせたんでしょうね。

多くのサイトで「花は花穂の先端から咲く」と記され、確かにそうと判る画像も掲載されていますが、今回出会ったものは下から咲き出していましたよ。
下から咲いている画像も、いくつか見かけましたけどね。

花茎が倒れてしまったので、こんな咲き方になったんでしょうかね。 


牽牛花

2009年10月01日 | 09 花たち



【アサガオ・朝顔】ヒルガオ科サツマイモ属

見事に咲いているアサガオを見かけて、思わず歓声をあげてしまいました。

日曜日に出かけた駒沢公園の一角で、午後の時間ではありますが、フェンスに蔓を這わせているアサガオとの出会いです。

夏の花として昔も今も愛されているアサガオですが、午前中が就寝時間という生活を送っておりますので、きれいに開いている花を観賞することはほぼ不可能です。
ポツポツ咲いているのを見かけることはありますが、蔓一面のアサガオの花を見ることは、まずありません。

それにしても、なんとまあこのアサガオたち、ブルーと白の花色の組み合わせが、爽やかではありませんか。
涼やかな空気が漂っています。


青と白、2種類のアサガオを絡めているのかと思いましたが、同じ株に色変わりの花が咲いていたんですね。
遠目には白花にしか見えまませんでしたが、青の斑点や絞りが入っていて、真っ白なものはひとつとしてありませんよ。

よく見ると葉の形も見慣れたアサガオとは違っているようですので、西洋種のDNAが入った品種かもしれませんね。
アサガオの世界にも、夥しい数の品種が導入されているようです。

萎れると赤の色素が鮮明に出てくるのも、面白いですね。


タイトルの「牽牛花」は、アサガオの別名です。
これって、花に詳しいかたにとっては今更ながらの話なんでしょうか。
Wikipediaの「アサガオ」の項目にも記されています。
「けんぎゅうか」もしくは「けんごか」と読ます。
簡単にいうと「アサガオ」の漢名ということになります。

昔アサガオの種は薬として高価だったそうで、贈答されると牛を引いて御礼をしたという謂れからだそうです(難解漢字.netより)


ごく最近、この「牽牛花」のことが話題になったんですよ。

mixiが新しく始めたサービスに、「通信制 脳力大学 漢字テスト」というアプリがあります。
この手のゲームはほとんどやったことがありませんが、K坊から招待を受けたのでやってみました。

次々と表示される漢字を、15秒以内に読む(書く)だけのゲームなんですけどね。
ご多分にもれず常識的なものから始まり、徐々に難しくなっていきます。
CMでお馴染みの「心太」も出題されますよ。

恥ずかしながら告白します。
「雲散霧消(うんさんむしょう)」を、長い人生、「ん」を抜かして「うさんむしょう」だと思い込んでいたことが判明いたしました。


引っ掛け問題(「盛り」は「さかり」じゃなくて「もり」です)なども挟みながら、時間内に答えられなかったら即終了です。
点数に応じて、「がんばりましょう」、「ひかくてきよくできました」、「よくできました」とかの評価をされます。
この上の評価もあるんでしょうけど、未だ受けたことがありません。

出てきたんですよ、「牽牛花」が。
唐突に出てきたのでたじろぎましたが、そのまま読んで「けんぎゅうか」と書きました。
これだと×です。
この場合の正解は「あさがお」なんです。
「紫陽花」や「向日葵」などと同様、字面から判断して読めるものではありません。
花や鳥、魚、虫など、普段使っているのとは別の漢字で出題されます。


躓いてしまったもののなかで、面白そうなものをいくつか紹介いたします。
試しにみなさんもチャレンジしてみてください。


①「臭橙」 ②「御強」 ③「猫糞」 ④「魚狗」 ⑤「杜宇」

⑥「酸模」 ⑦「仙人掌」 ⑧「鳶尾」 ⑨「方頭鯛」 ⑩「虎魚」


まだまだ「数多」ありますが、こんなところにしておきましょう。
もしかしてと思い当たったもの、ありますか?

睨んでいても、答えは出てきません。


正解を発表いたします。


①「かぼす」 ②「おこわ」 ③「ねこばば」 ④「かわせみ」 ⑤「ほととぎす」

⑥「すかんぽ」 ⑦「さぼてん」 ⑧「いちはつ」 ⑨「あまだい」 ⑩「おこぜ」


呆れるような答えじゃありませんか?

「仙人掌」は、以前「ウチワサボテン」を紹介したとき使ったので、答えが判ればそうだったと思いましたが、咄嗟には読めませんでした。
「猫糞」には思わず笑っちゃいましたけど、意味が判りますのでね、すぐ憶えられました。

漢検とかほとんど興味ありませんでしたが、なかなか奥の深いものですな。

「通信制 脳力大学 漢字テスト」、当面の目標は30問クリアです。
ボケ防止も兼ね、1日10回と決めてチャレンジしていますが、15~20問ほどで躓いたり、よくて25~6問、まぐれで29問までいきました。
平均すると23~4問ですかね。

アベレージを27~8問に伸ばし、運を味方に30問クリアを果たしたいんだけどな。
ここからの道程が険しいんだよな。


牽牛花、忘れませんよ~~


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30日の男子弁当 炒飯弁当