英政府 3回目接種“全成人1月末までに完了” 軍も再投入へ
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イギリス政府は新型コロナの「オミクロン株」の蔓延に備えるため、全ての成人へのワクチンの追加接種を来年1月末までに終える方針を明らかにしました。 イギリス政府は「オミクロン株」の蔓延に備えるため、ワクチンの追加接種の対象を全ての成人に広げ、接種が完了してからの間隔を3か月に短縮することを推奨しています。 イギリス ジョンソン首相 「クリスマスツリーのようにあちこちに、臨時のワクチン接種会場が作られます。また少なくとも、400人の軍を投入して、公共医療サービスをサポートします」 ジョンソン首相は先月30日、会見で、来年1月末までに全対象者に対して追加接種を終わらせる方針を打ち出しました。臨時の接種会場を各地に作るほか、新たにボランティアも募集するなどして、接種のスピードアップをはかることにしています。 こうした中、南米ブラジルの当局は、男女2人がオミクロン株に感染していたと発表しました。南米での確認が伝えられたのは初めてです。 また、スイスの保健当局も感染者の確認を発表し、これで感染が確認されたのは20の国と地域になりました。 オミクロン株の感染が拡大する中、WHO=世界保健機関は、60歳以上の人や基礎疾患のある人について、流行地への渡航を延期すべきとの見解を示しました。その一方でテドロス事務局長は、各国が導入した入国制限などの水際対策をめぐり、「南アフリカなどへのペナルティーとなっている」との懸念を表明しています。(01日11:17)