防衛省・自衛隊内で、地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」計画の代替策として新造する「イージス・システム搭載艦」2隻の導入コストや補修、燃料など維持整備費を含めた総経費について、現時点で少なくとも9千億円近くかかると試算していることが分かった。このうち30年間の維持整備費は4千億円近くになるとみているという。政府関係者が21日、明らかにした。

 政府は地上イージス導入推進時、30年間の総経費が4千億円超としていた。30年間の維持整備費を含めたライフサイクルコストが大幅に膨らむ見通しになったことで、国民の理解を得られるかどうかが課題になる。