クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

焙烙峠から黒仁田山 H-26- 4-8

2014-04-09 11:05:54 | 高崎・甘楽・藤岡方面
去年の今頃、甘楽と藤岡の境界尾根を歩いて無名峠から焙烙峠まで行った時、
西に延びる尾根に「カラカラ山」という変わった点名を持つ三角点があるのに
気づいて何時か行ってみたいと思っていた。
そして今年の3月、富岡の「七黒爺」さんという達人が天狗山を発して西進しカラカラ山の先にある
「黒仁田山」まで行った記録を見つけたので早速後追いすることにした。但し
健脚の方々の真似は出来ないので途中をカットして焙烙峠を出発点とするややインチキ臭いコース。

高崎から岩井・下高尾・福島を経て桜満開の小幡を通過。ここの桜が今満開なら13日の桜祭り・
武者行列は今年も桜時期とずれてしまいそうで残念。
秋畑地区を雄川沿いに西進して秋畑局の少し先の右側に目印のGS、その斜向かいにこれも目印の
秋畑マス池看板。ここで大石橋を渡って左折。



僅かの距離でY字分岐、この「芳の元林道」の道標に従って左の道を選択。この林道は推定で
峠まで6K位。地形図で見る限り激しく蛇行しているし去年まで焙烙峠に通行禁止の看板も
あったので普通車での進行はやや不安。
全面舗装との事だったが大規模地滑り跡が二箇所あり極め付きの悪路部分があってやや苦戦。
両側には杉の枯れ葉が堆積しているし雑草の枯れ茎が伸びていて車体をバシバシと打つので
真ん中に車一台が漸く通れるスペースがあるだけ。地形図通りに蛇行も半端ではなくU字ターンが多い。



漸く見覚えのある焙烙峠に到着、「芳の元林道」は終点で此処から先の藤岡側の案内看板。
やはり去年見た全面通行止めの注意看板は撤去されたらしく見当たらない。ここのスペースに
駐車して出発。(9.36)



途中のカラカラ山三角点までの地形。



ほんの少し藤岡側に下ると林道右側の土手が小尾根の始まりのような雰囲気なのでその上に入る。
ここから最初の目印の無名ピークまで450mほど。
何となく尾根道の体裁が整っていく。



ここが稜線の境界線上なのか?こんな目印杭が間断なく設置されている。



一寸下りになったら左側に作業道が現れて短区間の合流。なるべく省力歩行が助かるので
目の前の稜線に再び乗ることを止めて不精にも作業道を選択。帰路にはちゃんと稜線を踏もう。



作業道は日当たりもよく平坦で歩き易い。振り返るとこんな感じで稜線の東側を走っているが
地形図には載っていない。無名ピークを時計回りで大きく迂回して再び稜線下に戻るが
当然の事に作業道は登山道ではないから何処に向かっているのか不明。すぐ南には藤岡・日野地区の
林道が伸びてきているのでそちらに向かったら大変だ。適当な位置から稜線に上がるべく観察。



標高差が縮まった地点で稜線に這い上がる。目の前にこんな目印道標。333の数字入り。
あと100m位で西南向きから南進に転ずるポイントがある。



これが南進のポイント。ここから南進して更に90度右折して西進する。



前面に見えた来た稜線上の小突起の様な小山がカラカラ山三角点のある小ピーク。



頂上には三角点以外の表示物はなし。



三角点は四等で点名・カラカラ山 925.23m。三角点マニアとしては珍名ゲットで至極満足。



さて今度は第二の目標の「黒仁田峠」を目指すが黒仁田山までの地形はこんなもの。



西南に向かって山を下りるが復路の上り返しが憂鬱になるほど長い下り。



地形図を見ると中盤からだだっ広い斜面になるので時々方向修正。途中で拾い物の宮標石。



峠に到着。林道は未舗装でとても車の走行が出来るとは思えない。本来なら目の前の879m峰を
乗り越えていくのだろうが見ただけで回避することにし、迂回する林道を使うことにした。



一寸藤岡方面に戻り気味に進むとY字分岐、ここは切り返しのように西南へ進む。



林道は未舗装で程度はさっきの作業道と同じだが此処には新旧の轍跡が鮮明についているので
上日野からの林業関係車が使っている模様。



南が開けて大きな山が見える。方向からすると神流などの山塊かも知れない。



879m峰を回りきると林道は稜線と合体。これが200m位続く。



やがて林道が尾根を離れて名無(ナナ)村方面に向き始めたので右手から始まる新尾根に取り付く。



新尾根の様子。ここから黒仁田山へは500m位。



やがて前方に山塊が見えるがこれは本体ではなく手前のコブの姿を見てるだけ。



コブは連続して現れるが爺イには相当な急登なので疲れた足にズンと利いて来る。最初のコブ。



第二のコブ。



そしてこれが三番目で最後の登り。立ち止まりが多くなり苦戦。健脚者ならこんな所は
スイスイ行くのかな?



やっとの事で黒仁田山の頂上到着(11.27)。



三角点は三等で点名は「入馬山」938,4m。



頂上標識は見当たらなく比較的新しい赤テープが樹幹に巻かれているだけ。後でサインしておいた。



本日の爺イ。強い風を避けて休憩しながら軽食。



南が開けて薄い霞の中に神流方面の山々。





さっきパスした879m峰を見ながら下山開始(11.51)。



頂上から急降の途中の甘楽側斜面に放送用らしきアンテナ。



下り続けて林道との合流地点に降り立つ。



尾根上を走る平坦林道を879m峰に向かって進む。



山越えも出来なくはないが黒仁田峠からカラカラ山への長い急登に備えて足を休めるため復路もパスで
林道歩き。



黒仁田峠手前のダラダラ登りにうんざりしながらも峠に到着。ここからカラカラ山への
広い斜面を適当にジグザグにルートをとって登ることになる。



斜面の様子。



目指すはこの稜線。



やっと稜線に這い登ると上にカラカラ山の西の肩が目の前。この肩から東に転進。



三角点カラカラ山を通過。



一旦は東へ下り、この杭で90度北に向きを変えて北上開始。



林の中は小枝がうるさく執拗に顔面を叩いて来る。



又、アンテナに遭遇。今度は近いので銘板を見たら「地デジ放送用」だった。





往路では作業道を使ったので復路はそのまま稜線を下るがアップダウンが多く楽ではない。
目印から離れずに。



我慢して広い稜線上の境界杭を追っていくとポンと作業道との分岐に出た。



往路では此処から先も尾根道を使ったので今度は作業道の末端を確かめるために直進。



やがて藤岡側の林道に達した。この大岩のあるところで峠から100m下の位置だった。



ゆっくり登って今日も無事に出発点に帰着(13.31)。13.700歩。



帰路に途中にある筈の三角点・焙烙峠を探しに行く。大きいU字ターンを三回繰り返した後の
直線地帯にこのリボンマーク。土手を登って少し林に入る。



切り開かれたところで三角点発見。



四等で点名は「焙烙峠」 738.73m。



注意深く地滑り地点を通過してr-46で小幡の中心街。満開の桜を何枚か。















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2 コメント

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三角点巡り (フジオカTK)
2014-04-21 20:05:31
お久しぶりです。お元気そうで何よりです。.ほうらく峠からカラカラ山に登ったとのことですが私も去年の11月に行ってきました。静かなところで測量棒?が斜めに刺さっているところは変わっていませんね。私も去年の秋から地元藤岡市の三角点巡りをしています。今年の2月に全部(52ヶ所)回り終えました.(但し、国土地理院の話では藤岡市は48か所とのことです。)それから黒仁田山(荻山)には4年ほど前に登りましたがその時にはGさん?の山頂標識がかかっていました。
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re.三角点 (爺イ)
2014-04-22 10:04:51
FUJIOKA・TKさん
ご沙汰しておりましたがお元気の様子で。
藤岡の三角点は5年ほど前には49に
なっていましたが中に富岡・大桁山が紛れ込んでいたので修正されて電子基準点込みで
48となっていましたが今年に改定になった
新しいものでは42箇所になっています。
古いリストが無いので何が変わったのかは
分かりませんが。
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