クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

天狗南コースは完璧整備済み H-19-1-30

2007-01-30 20:44:33 | 榛名山麓
中室田などの地元ボランティアが整備した榛名天狗・南ルートの体験。
126号線でバス終点の駒寄から間も無くで林道同士の四つ角。
左折して「車橋」を渡って榛名南林道へ。雪は全く見られない。
2.5kで大日陰の天狗南東コース入り口、そこから2kで種山登山口
更に3k進んで今日の南コース登山口、立派な道標とコース図がある。

一寸登山道に頭を突っ込んで駐車(10.30)。
綺麗に林道風に整備された道を進むと意外にも右に寄って山裾に
接近している。今までの踏み跡はもっと左目だった筈。そこで気が
付いた。新ルートは爺イなどが敬遠した山裾の窪を物の見事に整地したのだ。
この窪は岩がゴロゴロで上に分厚く落ち葉が堆積してとても歩ける道
ではなく、敬遠していたところ。周囲の雑木も綺麗に伐採してあるので
まるで見違える変身振り。右側に番号と距離入りの小さな標識が50m
置きに付けられているがこれは天狗まで絶える事は無い徹底振り。

間も無く最初の分岐(10.41)、新道標もあるが旧版も大事に其のまま。


複雑な沢の入り組みは右。

やがて窪と別れて左に振られて沢を渡ると見覚えのある分岐。(10.52)
左下に爺イの赤テープ、ここで新旧コースが合体。少し行くと立派な木段が
現われたのには吃驚仰天。

直ぐに石碑群の間を通過すると「お篭屋」と「天狗の泉」の看板で広場(11.10)。

左への細い踏み跡を辿って「天狗の泉」探しに掛るが、相当上に行っても
見付らない。代わりに炭焼き窯発見(11.23)。

探索は帰途にすることにして広場に戻って木段を登る。杉林の中の参道風な
所を進むが傾斜も半端ではなくなり、息継ぎ休止が増える。
木段が無くなったと思ったら急登のジグザグに変わった。ここもかっては落ち葉で
踏み跡も見えなかったが、整備し直しも見事で登山道らしくなり、全く
落ち葉の堆積が無いので素晴らしいハイキング道に変貌。漸くポイントの
石宮前に到着、この石宮には良く見ると「大天狗・小天狗」と刻まれている。
(11.51)

目の前には巨大な岩隗、道は右に大きく迂回を始める。僅かの距離で問題の
ガレ場の斜面登り個所。数百㍍もあるので最大の難関(12.02)。
が、又もや仰天。上が見えないくらいの長丁場にずっとロープが付いている。
黒黄ダンダラの12ミリか15ミリの太目。ガレ場の右側を直登するように
なっている。

ロープにしがみ付いて登り出すが、下のガレが一切取り除かれて土の上。
随分楽をさせてもらって稜線着(12.23)。立派な道標もあるが古いものも
大事に保存されている配慮が心憎い。そういえばここに来るまでにも、爺イの
かって付けた標識の全ては上手く利用されていたし、古リボン・テープの付いた
雑木は周辺伐採にも拘わらず残されていた。流石にここまで来ると残雪が若干。
ここの稜線は右からの東南コースとの合流点でもある。

直ぐに西に向かって天狗東の前峰。ここの展望は最高(11.27)。
これから行く天狗の東峰も赤鳥居まではっきり見えるし、何よりも浅間の
秀嶺は見事だ。榛名方面には右肩に段のある相馬山等が重なり合っているが
南は全く霞みの中に妙義がうっすら程度。


前峰を降りて天狗に向かうと今度は北側なので雪が多くて、ロープ登りの
岩場は大苦戦。何しろ、爺イは雪の岩場など初体験なのだ。
随分怖い思いをして何とか鳥居着。

周辺雪融けでグジャグジャ泥んこ状態。
(12.45)少し休んで西峰に向かうが矢張り雪で滑りやすい。
ここから人間の足跡が幾つも雪の上に付いている。西峰について日溜りで
昼食・休憩(12.56-13.23)
ここは南北に長く、頂上標識や古い南下山口道標、

南端に石宮や爺イの道標。


三角点は無く標点らしき細い石柱、「群山」の彫り。

ゆっくり休んで下山に掛るがあっという間に稜線の下山口(13.38)。
古い標識が大事にされている。さて、急降のロープ下りは長いのでカメラも
ザックにしまって半身の後進でズリ降りるように下り切る(13.50)。

石宮前を通過してスイスイと「天狗の泉」広場着(14.05)。しつこくも
再び「泉」探し開始。今度は左の踏み跡から真横に行って沢筋をずっと探る。
と、涸れ沢に左斜面の何処からか水が染み出し細い小さな瀧。流れは僅かで
又下に沁みてしまっているようだ(14.13)。
看板は無いが多分これに間違い無いと思う。後日、開発リーダーの中室田五区の
区長さんに問い合わせてみる。

最後の分岐の白看板に思わずニヤリ(14.27)。

実は初めてこのコースに来たとき、この看板に書いてある「踏み跡を
見失ったら右の稜線に…」を鵜のみにして右稜線に入りこみ
宗教施設に紛れこんで降りたところが駐車場まで5キロも離れた大日陰で大失敗
した事がある。しかし、踏み跡を見失うなどのことは経験によって大差があるので
余り適切な表現ではない。駆出しの爺イは極めて早く見失って迷走したから。
駐車場所には14.35、帰途は箕郷までNシフトの省エネ走行。
天狗表登山口は此方と胸を張って宣伝できる快適コース。是非皆さんもどうぞ。

    

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