クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

三峰山東南コース再確認 H-20-3-11

2008-03-12 13:13:34 | 榛名山麓
高崎から榛名南面を眺める限り雪の気配は感じない。それではと
気になっている三峰山東南コースの再確認をして南コースで帰ってくる
周回を試みた。だか、山肌北側の積雪に悩まされ時間を浪費してしまい
疲労困憊で三峰目前での周回にすり替わってしまった。
28号線で駐車場所の「ハルナの天然水」工場に向かう。
道路はカラカラで凍結の心配は無いが行き交うダンプが猛烈な砂塵を
巻き上げるのは滑り止めの砂のせいかな?
閉鎖されている工場のゲート前の空き地に停めさせて貰って出発(10.18)。


約100㍍登ると左側に林道が下っている。この林道は国土院の地図では
ハッキリしないが旧箕郷町発行の「箕郷町平面図1」では明確な
周回林道として記載してある。
ここは小沢が多いので水か染み出し路面は雪混じりで凍結。暫くで林道の
分岐(10.29)。


北回りではH-18-10に三峰に行っているが滅茶苦茶のコース取りのために
多分二度と辿れない始末。南周りではH-18-4に南コースを確認しているが
今回は南周りの林道から東南コースを確定するのが目的。
分岐を左折して左側に沢音を聞きながら暫くで目印の放置軽四駆(10.39)。


左手の沢を隔てて早くも音羽山に似た巨峰が見えてくるが、これは本体では
なく音羽から東に伸びている稜線に過ぎない。
国土院地形図では榛名東林道北端から鐘撞の東側を北上する林道が
此の辺で合流するように書いてあるが、左は断崖と深い沢でそんなものは
有り得ない。雪が消えたら東林道から探索予定。
急に積雪が多くなり前途にやや不安。蛇行道を前面の雪に投影する自分の
影で進行方向を確認しながら進むが、雪は膝下まで来てしまった。
こんな道はカンジキか今流行りのスノーシューを使うべきなんだろうな。
沢を渡る時、対岸の雪庇に飛び移ったら腰まで雪に埋まってゾットする。
180度近いヘアピンカーブを過ぎると完全な深雪。


雪道への対応を知らない爺イは一瞬逡巡するが、まあ行けるとこまでと前進。
こんなのをツボ足と言うのか?


やがて見覚えのある保安林の白い木柱、向こうの山には全く雪は
無いのに(11.24)。


暫くで左手に大きな窪、急カーブして最初の堰堤、その先にこの目印。
南コースの取りつき場所でありH-18の時に枝に引っ掛けてあつた目印を
飛ばないように赤テープで留めておいた物。今も健在。


尚も前進、標高900m地点で一見ドン詰まりに見えるが、雪道は急旋回で
山手に進む。前面に桧林が見えるので雪からの脱出を期待して大急ぎ。
音羽は既に南500mになっている。
雪が消えた替わりに今度は林の中の急登が待っていた。漸く上り詰めると
ここが周回路のほぼ中間で北限。道は東南に下り加減に伸びているが
そのまま行けば元の出発点に戻ってしまう。
幸いに山手に入る分岐発見、角に入念に目印(12.07)。標高約950m。


やがて林の中を行く道との分岐、雪を覚悟で右の広い方を選択。


大きく蛇行を繰り返すと右上方に尾根らしき気配。もう道など関係無しに
得意の斜面登り、稜線に到着して驚いた。確かに林道の続きのような
広い尾根道があるのは良いが、北側から雪庇が垂れ込んで歩けない。
やむを得ず再び林の中に逆戻りして大回りして左からの大稜線を伴う
上のコブを目指す。ヘロヘロになって到着。万一に備えて目印(12.38)。


休憩しながら周囲を観察、ここから先は熊笹原の尾根が西北に伸びている。
確かではないが前回通過した記憶がある。多分東の稜線から来たんだろう。
コブからの熊笹原は長くて辛い道。正に「爺イ殺しの坂」が延々だ。
それでも焦らずゆっくり歩を進めるが息継ぎ休止が多くて亀並のスピード。
合流すべき左に見える大稜線が平行のままで全く近寄らないので
参りかけた時、赤テープ発見。確かに爺イのものだ(12.58)。
気分は楽になったが足は動かない。やはり雪道で酷使し過ぎたようだ。
西に向くところに再び赤テープ(13.53)、


何とか踏ん張って頂上近く、ここも50㌢もの雪庇が北側から迫り出して
いるので南から周りこむ。名物の彫り物付きの大木で到着(14.09-14-39)。


往路だけで4時間も掛かってしまったことになる。
ここは無名の前峰で1270m位。
古い写真だがこんな位置関係。


北には三峰山、


距離は僅かに150m強と思われるが、北に廻り込む狭い岩場
とそれに続く細い岩尾根の積雪をみてあっさり断念。
三峰の東に見えるこの異型の山は烏帽子? 休憩と昼食代わりの軽食。


下山開始、急降が続くので軽アイゼン装着。熊笹の中の薄い踏み跡を辿るが
赤テープもあり1.03k先の中継点の1010m峰までは1本下りとなる。
300m程の所に小さな岩ピーク、小振りながら一応の形をしている(14.52)。


約0.9k地点で再び急下降して1010m峰の鞍部、ここから右に降り西進すれば
「唐松キャンプ場」を経て126号線に出られる。
さて、目の前のピークに進む。上からなので標高差は幾らでもないが
疲れた足と凍結斜面にやや難渋(15.13)。


登っているのは長さ40mの頂上台地の北のコブ、台地の南端が爺イお気に
入りの岩ピーク(15.25)。


記念に本日の爺イ


ここから右に下ると宗教施設(救世真教)を経て126号線、一寸東の沢に
寄れば前ノ沢林道の鐘撞山南登山口近くに出られる。爺イにとつて
低山遊びの重要拠点。
さて、ここからが駐車場所に帰る為の正念場、直進してしまうと音羽の西を
通過して前ノ沢林道の北端の堰堤に出てしまうので50m下った所で左尾根に
乗る。更に100㍍下に目印がしてあるので左折、直進は音羽北登山口、
もう一度分岐、今度も左の道で雑木と桧林の境界を下る。
やがて尾根は断崖でぶち切れるので右に下る。ここにもはっきり赤テープ。


あとは構わず進むと右下に堰堤(15.42)、


少しの下りで往路の目印にドンピシャリで林道着。ここに降りれば雪道も
大分短くて済む。下りのせいか、往路についた足跡に合わせて楽々。
但し、右左を間違うとよろける事も初体験。往路の左足跡に右足を突っ込む。
廃棄軽自動車前通過が16.20、分岐を16.27で無事に28号線の車に
帰着が16.38。三峰にも行かないのに長過ぎた一日だった。



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