クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

榛名湖畔の低山巡り H-20-4-12

2008-04-13 09:33:47 | 榛名湖周辺
既に恒例になりつつある榛名湖周辺の低山巡り。藪が多いので葉の無い時が
最適。今日は何時もと逆コースで臥牛・伯耆・五万石・獅子岩・蛇ヶ岳の順。
それに文字消えの頂上標識の修復も兼ねる。対象は作者が不明だが裏面の
亀の絵がサイン替わりとなっている黒塗り金属板・赤紐・白字のもの。
126号線で榛名湖畔へ、ヤセオネ峠の旧榛名町と旧伊香保町との境界近くの
こんな看板のある空地に駐車。


傍にある、名物になっていた「榛名街道」の大看板の文字が消されているのは
合併による行政の方針変更なのかな?
これもご新規の20分と書かれた臥牛山登山口看板を見て雑木林の
登山道へ(9.14)。


だが、今日は新ルート開拓なので直ぐに西に向かって腰までの笹原を進む。
通常の登山道は臥牛の東肩から稜線を西に行くのだが、今回は頂上から
南南西に伸びる尾根に取り付いて南から到達してみようというもの。
殆ど平坦な笹原を三本の水路のような窪地を経ると稜線下、二段構えの
斜面を適当に登って稜線着(9.32)。小枝が邪魔だが進行には全く支障無し。


頂上まで直線距離170m、やがて岩隗に出会うが正面突破は無理、右の斜面に
周りこんで登り口を探すも、ずっとコンな岩場が続くので手に余る。


切り立つた様な斜面を恐々と進んで結局、頂上を110mも通りすぎ、見覚え
のあるブルー紐。何の事は無い標準登山道の岩場まで来てしまったのだ。


取敢えず、臥牛頂上。杭が一本。


標識3枚だか樹上高くにある小型のものは文字消え。



周辺を観察すると取りつこうとした方角は凄い断崖で計画は無謀だった事を
確認。この山は単なる通過点で修復予定の標識は無い。小休止後にスタート。
最初から時間を無駄に使ってしまった(10.13)。
次の伯耆に向うため一旦50m戻って赤テープの目印で北側の5mの急崖を
滑り降りる。
やや左に寄って北への尾根に乗り長い台地を目指す。途中に苔むした古い杭。
台地は長いが目標の伯耆が十分に左手に見える台地の先端を等高線
9本分北に降下。広い斜面を赤テープ頼りで鞍部着(10.45)。
ここからは標高差60mの1本登りだが特に踏み跡も無いので適当にジグザグ。
頂上直下は一寸苦しいので右に回って東からの稜線を使う。
この岩と松の先に頂上がある。


藪を掻い潜って狭い頂上着(11.02)。
白塗り金属板の標識。


修復対象のもの、文字は完全に消えている。


修復はこんな具合、字体が違うが勘弁して下さい。


オッと、爺イのものは完全に真っ二つ、修復不能。


休憩後、五万石目指して北へスタート(11.18)。
今度は凄い藪、ツツジ科のものだろうか?びっしりで人の通過を許さない。
登りなら四つん這いだが下りなので仕方なく尻をついて僅かな下部の
隙間を摺り抜ける。が、何とも進行が遅い。それでも赤テープがあるので
それを頼りにノロノロ下降。
岩場の分岐は左を選択、林道まであと230mで漸く深藪が終り並の藪。
やがて左下に蛇ヶ岳林道が寄ってくるがぐっと堪えて前進して予定した
林道のヘアピンカーブ北端にドンピシャリ。下った等高線は16本。
直ぐにこのカーブミラーの所から


杉の幼木植林地の中を左上方に進むと境界杭(11.59)。


ここからは前面の稜線に向かって一直線登り、テープのある稜線に着くと
今度は北西に向う。すぐ近くに五万石のお椀を伏せたような丸い頂上が
見える。
頂上には三等三角点、点名は「伊香保」1060.1m(12.20-12.45)。


これは昔からのものだが傷みは少ない。


文字の消えた標識、裏にカメの図柄とH-4-2-11と書かれている。


修復後はこんな感じ。

ギョッ 標高を誤記している。何れ三峰山の標識の修復に行くので
その時に修正予定。


昼食と休憩、疲れた本日の爺イ。未だ、予定は半分なのに。


五万石から林道に戻って獅子岩への登山口へ向かって林道を西進。
数百㍍で黄色テープ・道路標識・カーブミラーの三点セットの所から
左手の沢崩れに入って峠道へ。


薄暗い林間をダラダラ登って峠風の乗り越し着。左は伯耆の西コース、右は
獅子岩への登山口で直進は峠の乗り越し。
獅子岩頂上にタッチするため登山路を見上げると岩だらけの相当な急登。


藪を掻き分けて頂上に着くが(13.31)、ここには標識は無い。これが頂上の岩。


岩越しにさっき登った五万石、


左から伯耆山、台地の山隗、右端の小さいのが臥牛山。


逆光だが西に烏帽子岳。


峠に戻って蛇ヶ岳に向うが直線距離1.6K、大きな蛇行が多いので長丁場。
平坦な林間を蛇行しながら峠道を進むが、人の通過した雰囲気は無く
荒れている。
やがて分岐、左が本道らしく広いが多分臥牛山に近付く感じなので細い右を
選択。だが、途中から止めようかな?と思うほど道は細い上に藪っぽい。
やがて右下に林道が見えた。一寸早過ぎるが峠道も分らないので
林道へ。出た所にこんな看板(14.08)。


ここからが大変だった。全て登りの蛇行道、蛇行も大きく一旦戻る個所もある。
目星をつけてある蛇ヶ岳北コースの尾根の垂れまで直線で1.08Kにうんざり。
フウフウ言いながら下ばかり見て進むと「蛇ヶ岳橋」(14.34)、


やがて舗装が切れて石垣や


ガードレールが出てくると登りの傾斜は緩和。


とうとう尾根の垂れを発見、休憩後に記念に赤テープを付けていよいよ
最後の登りに掛かる(15.12)。林道歩きが一時間超。


踏み跡も無い笹原の広い斜面を蛇ヶ岳目指してまっしぐら。
と言いたいが、さしたる標高差も無いのに脹脛がパンパンなので休止多数。
振り返ると高い山に囲まれた榛名湖の夕暮は早いのかまるで墨絵。


漸く右からの標準路と稜線で合わさって頂上着(15.45)。
標識一つと


境界杭一本の寂しい頂上、雑木で展望不良。これで本日の予定は完遂。


さて、ここからは車道に戻らず町村境界線を東進して駐車場所に向う(15.51)。
境界杭を確認しながらやや荒れた稜線を進むと分岐に赤テープ。
真中に付けられているので一瞬迷ったが左を選択。


急坂を下ると再び分岐、今度は右へ。あれっ、下にバンガロー風の建て屋や
車多数、オートキャンプ場の上に出てしまった。
仕方なく一旦キャンプ場に降りてから東に突っ切って再び熊笹の原。
やがて右手に予定した車道の分岐が見えたので33号線へ(16.21)


右手に相馬ヤセオネ登山口の鳥居をみて駐車場所に無事帰着(16.30)。

帰途は伊香保・水沢経由。往路26K、帰路32K。


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