クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

おまけの紅葉見物 H-29-11-29

2017-11-30 12:23:11 | 高崎・甘楽・藤岡方面
朝の天気予報が本日に限り気温が一か月前のレベルと伝えた。特に
出かける予定もなかったが陽気が良いとすれば家でモソモソしているのも
勿体ないーーーと言い訳しながら甘楽町に出掛けた。
「小幡の紅葉山は未だ見られる」との「写真ブログ」さんの記録を見て
オコボレに預かろうという何時もの姑息な魂胆。

この紅葉山は公園になっているので地形図にも明記されているが図根点も
三角点もないので推定標高260mとされる。
この山は八幡神社裏の「八幡山 234.6m 四等三角点・城山」や摩崖仏のある
長源寺裏山の連石山峰続きの「小幡富士351.64m 三等三角点千家山」と
共に「小幡三山」と云われるそうだ。 

実はかって試みた小幡七福神巡りの時、福禄寿のある福厳寺がこの山の
登山路途中にあるのを記憶しているので行くのは気楽。

小幡の中心街「小幡」信号を右折(北)し鏑川支流の雄川を渡って最初の
信号で左折、道なりに暫くで右手の細道入口に「紅葉山へ」の道標。
蛇行して登って行くと左に福厳寺、門前にある福禄寿に二年振りのご対面。



この寺から先の道は極端に幅員が狭まり車一台が漸くの幅でおまけに
勾配がきつく厳しい蛇行道。漸く小さな駐車場、もう頂上は目の前に
見える位置に山頂公園の大きな表示板。解説によると小幡三山の中で
最も早くから整備され、昔から小幡のシンボル的山の一つで 戦国時代は
小幡氏国峰城の見張り台が置かれ、江戸時代は名勝「楽山園」の借景として、
京都から紅葉が移植されたそうだ。



振り返れば一方だけにしても景色はまずまずで浅間や妙義もよく見える。



短い木枠段を登ると目の前に古色蒼然たる角柱の石碑。文化財表示も
説明看板もないが周囲を御影石と鉄鎖で囲まれている。



ネットで調べると1935年頃の「上毛小幡保勝会」の「小幡風景絵葉書」にも
はっきり写っているから相当古いもらしい。



肝心の紅葉の方は残念ながら既に終盤で半分以上は枯葉、それでも折角
だから残り物でyoutube作成。

紅葉山公園


山を降りて県道に出る手前に「楽山園」への指示道標があったので
屈折する細道を進むと直ぐに「中門」前の駐車場に到着。
入園料300円也を支払って中へ。期待した紅葉樹は皆無、ここは毎年の
小幡桜まつりに来ていて庭園内はよく知っているのでざっと見て
退散。
ここが「借景式庭園」と云われるのは、庭園の西側にある雄川を挟んで
紅葉山、南方の連石山、熊倉山などの山並を借景として取り込み、豊かな
広がりを演出しその空間構成は庭園美の極みと云われるからとのこと。
借景とは庭外の風景を景観として利用することとの解説。



さて、このままでは物足らないので帰路の途中で前回偵察に来ていた
高崎・八幡の少林山に寄り紅葉見物の締めとした。

少林山達磨寺



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