クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

矢ヶ崎山と愛宕山 (2) H-20-9-17

2008-09-18 09:39:01 | 安中・松井田
(2) 愛宕山

意外に喧騒の気配も無い軽井沢駅脇から下仁田・碓氷バイパスの道標を
見て南進して和美峠に向かう。この近辺で愛宕山と云うと一の字山の西方に
三角点山が一つあるが、今日の目的は點名・新林 1191.63mの愛宕山だ。
ゴルフ場銀座を横目でにらみながら和美峠の手前で軽井沢ICへの
アクセス道路に入る。数キロ進むと峠の頂点で県境。安中市の道標。
平成の大合併で松井田町は安中市に吸収されたがこんな所で安中と
云われてもどうもピンと来ない。
ここが通称「新軽井沢峠」らしいがその名を示す道標は見当たらない。

*後日の調査
「群馬峠道考」に依るとここは「新和美峠」が正式で「新軽井沢峠」の方が
別名らしい事が判明。




この道標の数十㍍軽井沢寄りに林道風の道がありゲートも見られる。ここが
登山口の筈なのでゲート前に駐車してスタート(14.25)。



林道に入った途端にギョッとする。進行予定の目の前は採石場だ。



さあ困った。兎に角前面の数十㍍の稜線上に登ってから東進するのだが
これでは手が出ない。だが、採石場の突破は吾妻地区でさんざん経験したので
正面に立つてじっくりと観察。左と正面は切り崩しの垂直壁でダメ。残りのチャンスは
右からの採石場の縁の崖登り以外には無い。ゴロゴロの岩石の間を慎重に進む。
ゴロッと岩が動いたら間に挟まれて万事休すだ。右端に辿りついて雑木に掴まって
崖登り。何と幸いにも中腹で横に走る踏み跡発見(14.42)。



斜面の細い踏み跡を辿って東に向いて高度を少しづつ稼いで稜線に近付く。
途中から見える採石場。



斜めから稜線に到着、帰路の為に立木に小さなマークつけ。



稜線を東に向かって登ると笹薮にぶつかる。藪の中にはこんなポール付きの
標石もあるが左から迂回して藪を通過するも暫らくはこの状態が続く。



暫らく行くと一旦下降して鞍部、右に窪のような地形、右の稜線に乗り換える。
やがて左上方に変な物、近付くとコンクリートで固められた斜面。
その上に登るらしいが方法が見付らない。付近を調べると見なれたG氏の
ものと思われるブルーの目印が右下の崖下りへと誘導する。



細い踏み跡に出合って斜面を東進、何時か左上の稜線に上がらなくては
と思いつつもどんどん標高差が広がるのでピークを通り過ぎるまで進む。
やがて稜線が近くなりこんな看板が見えたので斜面を登る。



驚いた事に稜線に至るまでに同じように横に走る踏み跡が二条もあつた。
稜線は奇麗でこんな感じ(15.25)。



あと、200㍍強だが疲れた足には手前のコブが辛い。乗りきると古い標柱、



その先に立派なキノコ。



何とか頂上、雑木に覆われた小さなスペース。北から到着で頂上からは
南西と東南に稜線が分岐している。この西南の稜線を下ると下の県道に
降りられるのかも知れない(15.38)。



本日の爺イ (そのニ)



標識は三枚。展望皆無で何とも味気ない(15.38)。





三等三角点・新林 1191.63m。ここの地名が安中市大字西牧野字新林。



少しの休憩で下山開始(15.45)。さっきの稜線との合流点から今度は
一番上の踏み跡を辿って楽々と鞍部の尾根乗り換えに到着。
採石場を慎重に降りて峠着(16.13)。

さて帰路は今まで通過した事の無い県道92号線を通るため、そのまま
軽井沢IC方面に下る。途中で高岩下を通過して奇岩に感嘆。

後で気付いたのだが高岩の景観写真の常識はICエリヤ付近から
特徴ある双耳を撮る事らしい。尤も細かく言えば雄岳と雌岳に夫々
三峰あると言うから六耳?                




IC手前で四つ角、左折して92号線に入ると殆どセンターラインもない
林道並の蛇行路だが往路の18号線旧道よりは未だ楽。
行き交う車もまったくないのでのんびりと入山川に沿って下ると
途中に縄文中期の「千駄木遺跡」を発見して見物。



約13㌔走行して18号線碓氷バイパスに合流、高速道路下よりやや
横川寄り、丁度「碓氷バイパス48ヶカーブ」の看板やセブンイレブンの
ある所。ここから3㌔で新旧18号線の合流、少々通勤渋滞に巻き込まれ
ながら帰宅。往復走行距離丁度100K。足の裏の痛みも忘れていた。

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