クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

吉井・甘楽の里山一回り H-28- 4-26

2016-04-27 08:48:11 | 高崎・甘楽・藤岡方面
今年も早いものでもう四月も終わる。そろそろ、ハイキングの範囲を榛名周辺に
変える時期なので歩き納めに吉井・甘楽の尾根手繰り遊びの総決算。
ルートはこの地形図の赤線時計回り、全長は推定だが6.5k位。



例によってr-71の吉井側終点の大判(ダイハン)地の空き地に駐車して「五人釜林道」(9.10)。



林間で小鳥の鳴き声が普段より多いので録音してみた。若しかすると雛が餌を食べたくて
親鳥を呼んでいるのかな?

小鳥の囀り


(もう一度見るには画面左下段の戻りマークをクリック)

二十数分掛かって傾斜の厳しい蛇行道を登って林道頂点の広場。先日は直進したが
今日は右の支線に入る(9.33)。



入って直ぐに林道開削の削り残しのような左側の細い小尾根に取り付く。



この尾根は二段コブ付きなので最初から軽アイゼン装着。



西南向きの尾根の到着点に以前からある赤テープ。この目印はどちらかと言えば
下山時の方向転換用。



露岩のある尾根は南に湾曲しながら延びていく。



やがて別尾根への始まりの崖下。



左から回り込んで乗り換える。



尾根は真っ直ぐで長い。



前方に高みが見えてくる。あれが目指す南北尾根だが直進は高度差がある
斜面登りになるので省力のため遠回りする。



右への迂回道に進んで南北尾根の低い位置に向かう。



漸く目標の南北尾根の北稜線が間近に見えてきた。



踏み跡を無視して適当に斜面登り。



稜線到着、目の前に赤テープとさっき回避したコブが迫っている。



このコブも中々に手強いが同じ傾斜でも斜面登りよりは楽。



コブの先は極く普通の尾根筋。



直ぐに登りが再開。



登りきると杭。先日も多数見た「境界明確化」。



藤岡との境界の突起が見えてくる。



突起に到着で休憩。ピークなのに何の表示も無い(10.55)。



東への尾根は急降で約1.5Kで小梨峠に達する。



周辺は木々の新芽が出て若葉に溢れる気分爽快の雰囲気。



さて、今度は藤岡との境界尾根に乗って約0.4K先の甘楽との境界に
なっている南北尾根に向かって西進。



途中で僅かな花が単調を紛らわせる。



やがて見覚えのある倒木。遠くから見るとキリンの頭に見えるのが可笑しいが
ずっと以前から何回も見ているから友達の様。



南北尾根が近づく。この尾根からは僅かの登り。



尾根に到着。右(北)に少し登れば「天引山」とか「摩利支天山」とも仮称される
三角点・裡山のある699.7m峰。



南に向かうと吉井・甘楽・藤岡の境界標柱(11.20)。



昔のブログから再録するとこんな位置づけになる。



今度は甘楽町東南端の標石に向かったが途中で右下に尾根が見えたので
探りの為、下降。だが歩いてみると尾根ではなく単なる斜面の襞程度で
下の深い窪に落ち込んでいた。登り返して元に戻るが30分のロス。
これが目的の標石。ここから亀穴峠に向かって約0.7ほど真西に進む。



稜線は僅かなアップダウン。



先ず、鳥屋峠(新屋峠)に降り甘楽側から一枚。表示物はなし(12.13)。



かって存在したN.G氏のもの。



藤岡側に峠道を下ると「みちしるべ」。「左 小幡富岡道」「右 新屋天引道」。



尾根下の峠道で亀穴峠に向かう。ここの二つの峠を分ける山は東西に300mもあるので
標石の所からでも200mを越えるので右上の山を見ながら長く歩く感じ。



漸く峠着だがこの先の小幡への峠道は所々に痕跡を残すのみで既に
大方失われている(12.30)。



ここも標識は無いが以前に存在したもの。



東に戻ってピークに近寄り休憩と軽食。



北にはこれから辿る通称「天引尾根」が良く見える。



休憩後、復路のスタート(12.43)。北上尾根に向かってショートカットの
踏み跡を辿る。



尾根は北西向きで約100m地点で直進路から離れて右下に現れる浅い窪に降り
この新尾根に乗って真北に。



暫く進むとこの大木の処で二股に分岐するので左を選択して下る。



やや右に湾曲しながら進む。



再び二股分岐、今度は右尾根へ急降だが岩場の為に右から迂回。



降り立って振り返り。



又もやアップダウンをこなして振り返り。



いよいよ、579m台地へ差し掛かるが正面から登るが頂点には何も無い。西北に
綺麗な尾根が発しているが無視して一寸東に進んでから北に向かう。



最初の障害にぶつかり左に踏み跡があったので辿るが極めて危険な抜け道で
冷や汗をかいて何とか通過。とても老人向きとは行かない。



次の難所は赤松の生えたトンガリ岩場。



近づいて迂回路を探すが見つからず困惑。ところが岩場の左隅に擦れ跡発見。
立ち木と岩角を掴んで時間を掛けて突破。



直ぐに鞍部に向かって急下降。



鞍部には錆付いた鉄索などが散らかっているので何かを運び上げのかな?



目の前には巨大な岩塊。



嫌な予感がして恐々と近寄ると思い出した。抜け道は右しかないが恐怖の危険ルートだ。
最初は明確な踏み跡も直ぐに薄くなり落ち葉が堆積して30㎝幅の道はグズグズ。
右下は切れ落ちの断崖なのでふらついたら一巻の終わり。
立ち止まって前回の苦労を思い出した。そのときは上方に向かう踏み跡を辿って
立ち往生になり仕方なく少し下がったら巨大倒木の蔭に水平道を発見して
助かったのだ。その倒木は直ぐに見つかり慎重に跨いでヨレヨレになって尾根に
復帰。



又、急降して振り返り。



切れ落ちに遭遇。迂回する。



振り返ったら凄い岩場だった。



直ぐに邪魔者。もういい加減してくれと云いたくなる。



左から抜ける。



もう下山口よ!早く来てくれと願っても出て来るのはこんな物しか。



やっと平坦になってホッとする。



こんな所を通過して下りに入るといよいよ終盤。



やっと下山口マークの白テープ。劣化して今にも剥がれそう(14.15)。



もう一本のテープに従って切り返しのように南への踏み跡を辿る。



似たような獣道が数本現れて惑わせるがこの石柱にたどり着く。



ここから再び北に切り返して斜面を平行移動で北へ進み東進の派生尾根を探す。



尾根発見、上部は傾斜が厳しいので斜めに下りながら接近。



尾根に立ち見下ろすと綺麗ではないが何とか通過は可能。



見覚えのある巨大蔦、ルートには間違いない。



やがて広場に到着。此処から先は猛烈な荒地だが西南に進めば古い道に
遭遇する筈。   



かっての生活の跡か?石垣前を通過。



大荒れの作業道。




そして無事に甘楽町の天引森林公園園地に到着(14.53)。
ここで大休止。後は「山神峠(仮称)」を越えて甘楽から吉井のr-71に山越えして
ゆっくり2kを歩いて駐車場に帰着すればよい。



公園遊歩道の途中から林道を約1k歩いて山神峠を越え疲れた足を引きずるように
登りの県道を休み休み歩いて無事に終了(16.20)。今日は緊張ばかりで
本日の爺イの写真を撮ることすら忘れていた。













































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