クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

榛名神社西稜線で再び撤退 H-25-5-14

2013-05-15 11:02:36 | 榛名山麓
榛名神社の西側稜線に三角点が二箇所ある。北側の1022.6mが「滝ノ平」、南の
940.3mが「巌山」だ。この二点を結んで南北に稜線が走っている。等高線一本が
10mの地形図上では別段特別な稜線には見えないが実際は特有の岩突起があるので
かって三角点探訪の序に縦走を試みたが南からも北からも、あと85mを残して
撤退している。最近では幾らか里山の岩場は経験したので再度の挑戦となったが
結果は恐怖でナイフブリッジに乗ることが出来ずに又もや情けない撤退で
二連敗。下の地形図で赤線が今回だがX印で撤退、前回の南からは緑線だが
同じくX点で撤退、その未踏区間僅かに40m。



室田周りで榛名神社へ向かう。室田四つ角を過ぎると異常に自転車での山登りを
している若者たちが多くて避けるのに大分気を使う。路傍の表示を見たら5/19に
「第一回榛名山ヒルクライムIN高崎」なる自転車レースが下室田を発して神社までの
10Kと榛名湖までの16Kで開催されるのでその練習らしい。

榛名神社への分岐を過ぎると目の前に尾根の末端、この尾根末端に下ってくる積り。



神社から約2K強のカーブ21が尾根の北端なので「神社裏」のバス停脇に路傍駐車。
ここには天神峠と榛名神社間の峠道途中に入り込む道標もある(9.30)。



林に入ると直ぐに分岐。



直進は峠道に行ってしまうので右の高みに向かう。



最初のピークは丘の程度、頂上で左右に分かれるが右は直ぐに行き止まりなので
左の稜線を選択して綺麗な林間の道。



僅かの小突起の上にはこんな杭、ここは1/10000を見ても大字境界線はないのに。



やがて最初の岩突起が始まったのでかっての記憶を思い出しながら観察するが
岩は稜線幅いっぱいなので迂回路は存在しない。



左は垂直壁なので取り付きなど論外。右から岩角・雑木を頼りに少しずつ登る。



が、途中で進路が無くなる。そこから左に反転して稜線縁に這い上がる。



目の前にこの地域特有の杉の巨木がお出迎え、根元に座り込んで一息入れる。



南進を再開すると足元にはこんなもの。苔の類なんだろうか? 蹴飛ばすと
中の白い繊維状のものが飛び散るほど軟らかい。自然破壊にならないように
避けながら通過する。



何だか記憶にあるような倒木が行く手を遮るので左目に迂回。



ヤセ尾根を慎重に。



何だか稜線も荒れ気味。



巨木の脇の平坦道を進むと



二つ目の岩にぶつかった。



ここもさっきと同じに左は駄目。前回、北から来たときはこの岩塊を見て恐れをなして
あっさり撤退している。南からの撤退地点まであと85mだと言うのに。



やはり、右目から雑木を掴んで登り出すが前のよりやや距離が長くて緊張が切れそう。



一段上がっても未だ上に続くので気合を入れ直し。一人旅では絶対にトラブルを
避けなくてはならない。



登りつめるとやや平ら地。再び座り込んで気を静める。左右が開けているので
樹間から東西の山が見える杏ケ岳や天目山方面と思うが山名は良く判らない。





更に南進して突起の下りに入るとこちら側には岩は無く傾斜のある稜線には地肌が
あって気楽。



と、思ったのも束の間、怪しげな気配。



前面には巨大壁。



その手前に、これは何とも言いようの無いナイフブリッジ。こんなのは初体験。
二段構えの極端に細い岩尾根だ。



斜め後ろから観察。



一段目を少し進んで眺めると、一段目から二段目に移るのが難しそう。一段目の右端を
回るには岩角に掴まるにしても足ががりが無い。真上から行くには1m位の段差が難物。
ウロウロして何とか突破の方法を考えたが駄目。考えているだけで恐怖心も増してしまった。
こうなったら撤退も已むを得ないがこのブリッジとその先の巨大壁は爺イの行く
ところではないと諦めて引き返し(10.50)。あと40mだったのに。



さっき苦労して突破した崖を恐々と降りて振り返り。



北に向かって進むとオヤッこれは葉の無い枝なので若しかすると赤ヤシオ?
でも、こんな所にある訳は無いからやっぱり唯のツツジかな。



往路では余り気にしなかったが稜線は相当な荒れ道だ。



オット、これは確かに登山用のマーク? 大分古くて赤色が脱色してしまつて白に見える。
こんな所を通った人が居たんだな。



暫くは普通の山道で。



見覚えのある倒木の脇道。



最後の下り崖の上に到着。そこの巨木を見直したら一本が中段で四本に別れている
ので四本杉とし名物になるかも。



崖を下って振り返り。



こんな荒れ道も



次第に落ち着いてきて



やっと出口近くの林の中。ここを左に旋回しながら小尾根に登り返し。
駐車場所近くの日陰で昼食(11.45-12.10)。



時間も早いので榛名神社に向かい、ゆっくりと見物。その件は写真が多いので
後日、別件で投稿予定。



神社見物を終えてから再びR-33で榛名湖に向かった(13.20)。
途中で注連縄のついた大岩、看板を見て納得。




湖畔直前の三叉路に1815年の塩原太助寄進の「天神峠石灯篭」、施工は高遠石工・
藤沢政吉で榛名町民俗資料の指定があるが高崎市の表示は無いので合併後の
認知はされていないのか。説明に因ると1982年にこの東100mの旧天神峠から
移転されたとされる。すると本来の天神峠の位置は矢張り峠道の終点にある
道しるべの所になる。



榛名湖は閑散、おまけに春霞か黄砂か判らないが近くの山もかすれ気味。
丁度、八重桜が終わったところでツツジは蕾の時期。





帰りは何時もとルートを変えて伊香保経由。カーブ12位まで下ったら路傍にツツジが
チラホラ見えたので長峰自然公園に寄り道。思いの他、車が多くて奥の駐車場。
周囲を観察すると花時期にはやや早過ぎたようで未だこんな状態のものが
多い。



だが、株によっては鑑賞に堪えうるものもある。













伊香保を通過して水沢経由で榛東に入ったら路傍にポピー。



で、一寸登ってポピー畑の様子を見に行ったら下の畑は大変貌で普通の畑地に整地
されてしまっており、畦に数本が残るだけ。



ぐるっと回って上の畑。ここは未だ殆ど緑だけ。手前の僅かのスペースに咲いて
いたがどうも手入れも不十分のようで下地が悪い。地域ボランティアの運動も
だんだん参加者が減ってきているので衰退も已むを得ないのかな。








何とはなしに一日が潰れ、今日からの交流戦に期待したがいきなりの逆転負けで
今年は厳しいシーズンになるだろう。

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