クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

北から縦走で 黒岩 H-18-4-4

2006-04-04 20:13:44 | 榛名山麓
黒岩の上に立つには、クライミングをやるレベルではない爺イなどは
裏から恐る恐る行かなくてはならない。
県道28号線で榛名に登り、黒岩下の鷹ノ巣林道入り口から2.3k上にある
鎖で閉鎖されている古林道入り口が駐車場所。

実は黒岩から北西に延びる尾根が
この辺りで林道に一番近付いているし、等高線の巾が広いのだ。駐車場所
から百㍍下って左のガードレールが切れている所にマークして斜面に入る。


(10.24)
先ず、林道から見るとトンガリピークに見える尾根の始まりのコブを右から
迂回して尾根を目指す。

煩い枯れ枝を両手で払いながら結構な急登を経てコブを乗りきって
尾根に出ると、1.118mで北側の展望が見事。正面に榛名富士、
左手前は三つ峰か?

前方の小ピークの先に第一ピークが見えるが、一寸危なっかしい岩だらけの
ヤセ尾根ではあるが、踏み跡があって心強い。

意外にピークが厳しく正面は難しいので右に迂回して桧林を斜めに横切って
ピーク南の尾根道に戻るが、途中で右下に林道が見える。(11.20)
ここから雑木林の広い尾根を経ての第二ピークは岩の塊、

右から迂回。1.129m。
第三ピークは何重にもなった岩の連続でこれも迂回して裏に回る。1.139m。

第三を過ぎると突然に綺麗な平坦尾根が始まる。そこに古標識を発見したが
文字は消えているので全く読めない。しかし、こんな所に標識があるとは
全くの驚き。

尾根は南南東へ向いていたが、やがて下り始めると正面に採石場が見え、その
手前に黒岩の側面、

左下には榛名白川の堰堤の連なりがはっきり見える。やがて巨岩が行く手を塞ぐ。

何とか突破し様として近付くとその岩にはクライミング用のハーケン
(仏語でピトン)が打ち込まれていた。

回りを見ると似たような岩が点在し皆、金具が付いているので、既にクライ
ミング練習場の一帯に入りこんでいるらしい。右下には御堂山の「じじばば岩」
ような岩も見え、そのトップには何か人工的な物が見える。

黒岩の突端に近付こうとしたが、左の垂直断崖が目に入って、どうも危険な
雰囲気なのでここまでで止め。写真撮るにも木に掴まる始末。

淵まで行かれなかったが、まあ行ったと同じとこじつけて平坦尾根まで
戻って休憩・昼食。(12.28-12.48)近くには熊の爪痕らしき
もの多数、長居は無用。

帰りはテープに従って気楽に歩き、往路で迂回した第一ピークも正面から
乗越え、尾根からの林道への分岐には三本テープを目印に付けてから楽々
林道に降り立つ。

(13.47)時間は掛かったが直線距離は1㌔も無かった。


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