クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

甘楽・亀穴峠から天引山 H-19-1-9

2007-01-10 09:02:40 | 高崎・甘楽・藤岡方面
漸く冬の嵐が去った模様なので冬眠は止めにしてノソノソと這い出す事にした。
それにしてもあの荒天に登山して遭難する人はどんな人種なのか?不可解。
救助されたのも束の間、膨大な費用請求に無謀登山の反省しきりと云う所か。
此方は、身の丈に見合った甘楽の峠道と予定通りのハイキング。
吉井から254線を西進して「上州新屋」から204線に左折して南進、
変則四つ角から「鳥屋林道」に入る。車一台の細い林道を数㌔の終点が
「天引森林公園」の広い園地駐車場、東屋と立派なトイレ付き(10.15)

ここを起点とするコースは南に公園遊歩道三本、北に天引山方面一本、西に
「亀穴峠道」。今日は亀穴峠道の予定。
竹薮の分け目に入ると廃屋が三つ縦に並んでいるので、二つ目手前から
廃屋の右の登山道に入る。ダラダラと蛇行すると間も無く第一の目印の
大銀杏(10.33)。其の根本にNO.328と記された甘楽町標識。

更に進むと半分腐った小さな丸太橋を渡って渓流の右岸に移って中登道。
やがて左への切り返し(10.51)で第二目印通過。倒れ掛かった柱あり。
道は再び南に反転、林間の作業道風になるが、余り人が入っていないのか
段々荒れてくる。暫くで第三目印の乗り越え(11.09)。この風景は
あちこちの峠道で見られるので一寸錯覚を起しそう。

正面に稜線が近付いたところで峠道は右の尾根に這いあがるのだが、今日は
直進の沢登。広い沢というのか窪というのか、雪混じりのガレ場を強引に直登。
大分難渋でシマッタと思いながら何とかジグザグでいくが、最後は堪えきれずに
降参して大きく右に迂回で周りこみ峠道に合流、

新屋峠着は11.36。藤岡側から写真を一枚。


今日は藤岡側の古標識タッチはパスして、標識付けたり写真を撮ったりの後、
直ぐに193m離れた亀穴峠を目指して甘楽・藤岡境界稜線を西進。
勝手な標識なので裏側には「不都合の場合、廃棄可」と書いてある。
ここから二つの峠の間にある無名の692m峰を乗り越えるのだ。
この頂上には図根点標柱もあるし、帰途の天引山への縦走の起点
でもある(12.01)。

無名は可哀想なので「亀穴山」とでも名付けたら良いのに。この山の
西側の鞍部が亀穴峠、amano氏の写真で位置を確認して標識付け。


直ぐに470m西の標高702mピーク目指して更に西進、途中にコブがあり
少々苦戦。このピークも無名だが頂上に松の大木が多いので爺イは勝手に
「松の嶺」と呼んでいる(12.21-12.43)。
僅かの日溜りを見つけて昼食・休憩、下から吹き上げる風が強烈な冷気
を伴う。
展望は杉・松林が邪魔で枯れ枝越しの北側のみ。すっかり冬景色の山々
が見渡せて見事ではあるが、枯れ枝が邪魔で写真を撮るまでには至ら
ない。
予想より疲れを感ずるので予定した「小柏峠」「無名峠」はパス。別の
機会に甘楽天狗から行くことにする。
再び亀穴峠に戻って(12.53)今度は北への稜線を辿って急下降、
北側のせいか、ザラ場がカリカリに半凍結状態、他人には見られたくない
へっぴり腰で下肢に力が入り前途多難の予想。斜面がきつく軽アイゼン
装着の態勢も取れない。
広い斜面を少し右寄りに百㍍ぐらいでかって付けた尾根取り付き個所の
ビニール紐。元々は赤色だったが数年のうちに薄いピンクに変身し遠目には
完全に白リボン。

ここからヤセ尾根を行くことになるが、稜線はブツ切れでその度に
岩場の下降、多数の小ピーク
に見えるのは全て稜線に居座った岩の塊、尾根分岐が四箇所と変化に富み、
爺イのレベルではナビ無しでは通過不能。分岐は左・右・右・右の順。
早速、第一のピーク、ここは乗り越え不能なので足巾一つの左からの迂回路で
倒木を潜りながら恐々通過、

本線に戻ると直ぐに第二のピーク、

ここは両サイド断崖なので無理して乗り越える。緊張の連続だがある
意味では達成感に自己満足(13.36)。
振りかえると「小梨西嶺」が堂々の偉容を誇っている。本日、唯一の山の写真。

更に進むと松に被われた箱庭のようなピーク、見た目と違って直登不能の岩隗。

ここも大きく左から迂回、登り返して頂上にタッチ。石柱とスプレー缶の写真は
前回と同じ(14.05)。

ここの迂回は90度周った所に綺麗な西への稜線があるので間違い易い。
きっちり180度周った事を確認しないと元には戻れない。
幾つも崖を降り北ヘ進むと漸く園地への下山口の目印テープ(14.34)、
このルート、テープはここだけ。

ここからは天引山へあと150m地点、二つの小ピークをこえ、最後の分岐を
右に道を採ると三角点(14.40)。点名が天引なので「天引山」と勝手に
仮称してるだけ。流石に標識は付けられない。

記念写真等を撮りバンザイで年甲斐もなくはしゃいだ後、二つ登り返して
下山口にとって返す(14.56)。

ここからは樹幹の赤テープを頼りに雑木林を強引に下り、分岐広場風鞍部から
西進して杉林へ(15.17)。
ここは物凄いゴーロ、岩の上に杉の切り下ろし枝がびっしりと堆積して
足場を探るのに大苦戦。本当なら西の端まで行ってから下るのだが、
面倒くさくて途中から下降に入る。道無し雑木の密集地帯を
めちゃくちゃに降りたら園地から百㍍下の上鳥屋南橋脇の林道。

直ぐに登り返して園地着は15.40。
正月を挟んでハイク休止期間が長くて体調が鈍ったせいか、脹脛がパンパン、
これでは明日は休養だな。
     
本日の天気図。
     

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