午前6時の気温は今日も一桁、プラス6度でござる。
あたりは霧に覆われて100メートルほど先は見えません。
寒いなぁ、、、
きのう日中はスカッと晴れのよいお天気で、あらやこれや外で作業をしてました。
それでも、最高気温は20度にも満たなかった。
今日も晴れますが、最高気温は21度止まり。
明日からはまたまた天気は下り坂でござる。
おかしな天気だなぁ???
写真はつい先日まで死線をさまよっておた我が家のニャンコ「メンコ」
いまは食欲旺盛、こっちを見つめて、どや顔じゃ。
野生のニャンコは、ちょっとの薬で奇跡的に回復中でござる!!
さて、
TBS系列、JNNの調査によると加計学園問題について「政府側の説明に納得できる16%」だそうな。
「納得できないは72%」だそうですわ。
おぢに言わせればまことに当然。
加計学園問題、ほとんどのニッポン国民がおかしいと思っておるようです。
ところで、
ご当地倶知安町の人口は約1万5000人で、その1割1500人ほどが外国人だ。
北海道に、こんな町はほかにありません。
違和感なく外国人が住んでおるけど、それもゴミ出しなど地域の細かなルールが、概ね守られておることがある。
ゴミ出しのようなルールがちゃんと守れないと、日本人住民の反発を招く。
役場が配布する「英語版」の細かなゴミ出しルールをちゃんと守っておるようだ。
こういう地域の細かいルールが守れると外国人との共存がうまくいく。
ヨーロッパの場合は、急増する移民に何もかもが追い付かないためトラブルがあるようだ。
移民による犯罪も増えたりしておる。
そこで極右と結びついた「移民排斥」が起きておる。
あれこれトラブルがあれば、移民反対となるのも無理はない。
今月号の文藝春秋の大特集は「人口減少はこわくない」ですわ。
細川護煕さんが「江戸時代の日本に戻れ」と書き、ジャーナリストの森健さんが「子どもが増えた地方の秘密」を書いておる。
ほかには、「経済成長をあきらめるな」という討論や、「スイスの移民政策を参考にせよ」と元警察庁長官の國松孝次さんが書いておる。
ここは國松孝次さんの「スイスの移民政策を参考にせよ 外国人への日本語教育から始めよう」をかいつまんでご紹介じゃ。
國松孝次さんといえば、警察庁長官だった1995年に何者かに狙撃され、瀕死の重傷を負った方として有名なお方です。
当時、オウムの犯行では? と言われました。
その國松さん、スイスでは「移民を同化させるのではなく、統合する」と書いておる。
「同化」は移民固有の文化を捨てさせるので反発を招くが、「統合」はそうではないのだという。
噛み砕くと、移民は現地語を学んで職業訓練を受ける。
そして各自治体では「文化教育」と呼ぶべき細かな規則を設けておるそうだ。
具体的には「ゴミ出しの方法」をはじめ、項目は多岐にわたるそうだ。
こうしたルールを守れば、地域の一員として認められる。
ゴミ出しなんかのルールが守れないと、地域住民との余計な軋轢もあるでしょうから、細かなルールに従ってもらうというのはとても大事だ。
そうしたルールを守れば、移民でも地域の一員として認められるそうだ。
その代わり、ルールを破ったり地域になじむ努力をしない移民には厳しい措置が取られるという。
最悪の場合は自治体から退去を命じられ、国外追放にもなるのだという。
國松さんは「スイスは硬軟取り混ぜた移民政策をうまく使いこなしている」としておる。
ニッポンでは安倍総理が「移民政策は取らない」と宣言して、アメリカのトランプやフランスのルペンから大絶賛だ。
しかし、実際には「技能研修制度」の名目で、農家や水産加工の現場で、多くの外国人労働者が働いておる。
また「留学生制度」でも、出稼ぎ目的の外国人労働者が多数ニッポンに住んでおる。
國松さんは「きちんとした法的整備のないまま、脱法的に就労する外国人の数が増え続け、気が付いたら手の付けられない状態に陥っていた-これが一番危険なことです」としておる。
まことにごもっともだ。
そして「彼ら」を「生活者」として受け入れる認識と覚悟が必要だとしております。
日本に住む外国人は総数で238万人だそうですが、まだ総人口の2%にも満たないという。
まだまだ少ないけど、今のうちに法的整備の必要があるというのが國松さんの言だ。
確かに上手な日本語で話をする外国人や、マナーを守る外国人に違和感を持つ人は少ない。
地方では労働力としての外国人がいないと、農家や水産業が成り立たない現状もある。
ご当地周辺では、余市町や仁木町の果樹農家には中国人女性が技能研修制度の名目で多数働いておる。
寿都などの水産加工場でも中国人女性などが活躍中だ。
ニッポンの高齢化、人口減に対応するためには、移民も視野に入れねばならん。
また、細川護煕さんの言う「江戸時代の日本に戻れ」として、政治的にも、外交的にも、日本はことさらに「大」を目指さず、中くらいで存在感を発揮するのも必要だ、という考えにも共鳴できる。
ニッポンの人口減、大変な問題だとおぢも思う。
こういう「人口減対策」こそ、まさに「国家戦略」で進めるべきではないのか!!
ニッポンでは「列島改造」が、田中角栄さんの手で、まさに「国家戦略」として進められた。
その一方、「郵政民営化」すれば、経済までよくなると、わけわかんないことでニッポン中が大騒ぎしたこともあった。
いまはもっとスケールがちっちゃくて、大学の獣医学部が岩盤規制の突破で国家戦略だそうな。
笑かしてもらっては困るのでござる!!