午前6時の気温はプラス10度。
薄い雲が広がっておりますが、西の空はいま晴れております。
予報によると、きょうは曇り時々雨のお天気。
「低温による農作物の管理に注意」というから寒い一日になりそうです。
さて、
記者会見で「地位に恋々としている」とか、「出会い系バーで女性に小遣いを渡した。さすがに強い違和感を覚えた」と前川前事務次官を個人攻撃したのは安倍政権のナンバー2である菅官房長官でござる。
薄笑いしながら会見で述べておって、ずいぶん卑劣なやり口だとは思ってました。
勇気をもって告発した人物を、一国のナンバー2が人格攻撃して潰しにかかったのです。
とはいえ、前川さん、出会い系バーで何しておったのか、おぢも真実を知りたいとは思っておった。
そしたら、今週号の週刊文春がこの出会い系バーで知り合った女性のインタビュー記事を掲載した。
記事にはこうある。
「私は、大学に行っていたんですけど、知り合いが病気になって死んじゃった。ショックで勉強に身が入らなくなって、大学を辞めて、キャバクラの体験入店を繰り返してる時期でした」
「『友達がキャバ嬢だから、私もキャバ嬢になる』って言ったら、すごく怒られて。『親も心配しているんだから、早く就職したほうがいいよ』と言われました。その後も会うたび『ちゃんとした?』とか『仕事どう』って聞かれました」
「私は高級ブランドの店員になりたいと思って、前川さんに相談したんです。『手っ取り早いのは、百貨店で働くことだ』って言われて、実際、百貨店に入って婦人服売り場で働くことにしたんです」
「前川さんは喜んでくれて、『授業参観』と言って、お店に来てくれたこともありました。急に売り場に来られてビックリしました。婦人服なんで、男の人が一人でいると浮いてしまうんで、店の人には『学校の先生が来たんです』と説明して。前川さんは頭だけ下げて、すぐに帰っていきました。その後、高級ブランド店で働けたので本当に感謝してるんです」
こうした前川さんとの交遊は、この女性の両親も知っておったという。
「私が悩んでいると、お母さんから『前川さんとご飯に行きなよ』と薦められたり、『結婚したら前川さんを結婚式に呼びなよ』と言われたこともあります」
助平で、邪な心根を持つおぢが一番気になる点については、記事にこうある。
「前川氏への信頼がうかがえるA子さん。だが、本当に二人の間に肉体関係はなかったのか」
「ありえないですよ。私、おじさんに興味ないんで。口説かれたこともないし、手を繋いだことすらない。私が紹介した友達とも絶対ないです。いつも一人で前川さん帰っていってましたから」
実際「土曜日に誘うと、『土日は奥さんを大事にしてるし、ゆっくり休むからダメ』と断られました」という。
詳しくは文春を読んでいただきたいけど、出会い系バーに通ってはいましたが、前川さんご本人が言うように「妻にも説明してあり、理解を得ています」とのことだ。
また、前川さんはこういう場所で男の人からカネを貰って生活する女性たちの話を聞いてみたいと思ったという。
文科省のトップとしては異例ですが、現場を知ろうという気持ちは、まことに素晴らしい官僚トップではないですか。
「叩けばホコリが出る」のがおぢを含めた一般人ですけど、前川さんは全く違うようだ。
買春疑惑など、前川さんを貶める「情報操作」以外の何物でもない。
そもそも前とはいえ、文科省の官僚トップに対して、下半身攻撃など一国の政府がすることか?
こんな卑しい政権は、戦後ニッポンで聞いたことも見たこともないと申しておきましょう。
そして、森友学園も同様だ。
そもそも、籠池さんと安倍総理夫妻は、戦後教育の柱である「教育勅語」を、子どもたちに暗唱させるのは素晴らしいとして相思相愛の「同志」だった。
ときは21世紀というのに「戦前教育の教育勅語を暗唱させる学校」を現職の総理が支援するってことが、すでに気持ち悪い。
なにせ妻はこの学園の名誉理事長まで引き受ける思い入れだ。
おぢは、国家神道が70年の時を経てまたまた復活するかと思うと、背筋がぞっとした。
「戦前回帰」など、あまりにトンチンカンで気味が悪い。
そして不可解な8億円の値引きでござる。
しかし、この問題がマスコミで大きく取り上げられると、同志であるはずの籠池さんを「非常にしつこい」と手の平返ししたのも安倍晋三だ。
この方には情とか、情けというもんがないらしい。
ついには籠池さんを「詐欺師」とまで言い放って、同志をバッサリ。
そして今般の学園ドラマ「シーズン2 家計学園」問題が炸裂。
ここでは国家戦略特区のイカサマぶりが明らかになり、官僚トップだった前川さんへの個人攻撃だ。
規制緩和に名を借りた「お友だちへの利益誘導」こそ、国家戦略特区の「本質」だとバレちゃった。
とはいえ、民進党もどもこもならん。
ここはベターな選択ってことで、小池さんと新党にでも期待することにいたしましょうか?
細川護煕さんも今月号の文藝春秋「江戸時代の日本に戻れ」の中で、「小池さんは24年前から変わっていない」と申しておるしねぇ、、、