おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「野坂昭如さん」を悼んで、「黒の舟歌」を歌う

2015年12月11日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス1度。

昨夜から降り続いた雨が今も降り続いておりまする。

12月も半ばになろうというのに、雨ってねぇ~

スキーやスノボって感じではございませんです。

そういえば、ジャンプの葛西選手もつい先日ヨーロッパから戻って来ましたけど、そのわけはというと、あちらの雪不足。

雪がないので、さっぱり練習にならんかったのだとか。

今年の暖冬は、世界的な傾向ってことだろか???

そんな昨夜は、我が家の年末恒例行事でござった。

そう写真のカキとシャブリでござる。

いまどき、うんまい厚岸のカキは1年中食べられるのだそうですけどね。

お取り寄せしたプリプリの生カキ、これをシャブリとともに堪能したのです。

ワインにはほとんど関心のないおぢですが、生カキとシャブリには目がない。

今年は「マルえもん」が入ったお買い得「殻かき15個入りセット」というのをお取り寄せしたのですが、2人で生カキ15個は多かった。

ちょっぴりお高いけど2人なら「カキえもん」10個入りでよろしいような。

っていうか、「マルえもん」より「カキえもん」がやっぱうまいですわ。

それにしても、カキは厚岸ですなぁ~

前にも書きましたけど、先年広島県に行った際、カキの専門店に案内され、お店の職人さんに「北海道の人に食べさせるカキは広島にはないんです。私たち、年に1度厚岸のカキを取り寄せて、味を確認しています」と聞いてから、カキは厚岸と決めておる。

同じばらまき養殖しておる道南の知内産のカキも1度食べましたけど、やっぱ厚岸なのでござる。

15個入りも送料含めると4000円近く、さらにシャブリが3000円近いお高いものしかご当地の酒量販店では売ってなくて、今年は結構高いものについたのでした。

それにしても、生カキとシャブリだなぁ~

ところで、

そんなきのう作家の野坂昭如さんが亡くなったと聞いて、ショックでござった。

テレビのコマーシャルでは「♪ソ、ソ、ソクラレスか、プラトンか」と歌い、おぢの大好きな歌「黒の舟歌」も朗々と歌っておりました。

「♪男と女の 間には 深くて暗い 川がある 誰も渡れぬ 川なれど エンヤコラ 今夜も 舟を出す Row and Row Row and Row 振り返るな Row Row」とこれが1番の歌詞だけどなんともいい。

最後は「♪おまえと俺との 間には 深くて暗い 川がある それでもやっぱり 逢いたくて エンヤコラ 今夜も 舟を出す~」だった…

盲目の歌手、長谷川きよしさんもさすがにうまく歌っておるのですが、味があるのはなんといっても野坂さんだった。

きのう、ひとりこっそり、この歌を歌いましたわ。

いまもいい歌だなぁ~としみじみ思う。

そういえば「右も左もぶっ飛ばせ」とも申しておりました。

おぢもこれをパクって実践中じゃ。

そして、戦争を知る世代でもあった野坂さんは、反戦の人でもありました。

戦争中、妹を栄養失調で亡くすという自身の体験を描いた「火垂るの墓」はアニメにもなったね。

毎日新聞によると野坂さんは亡くなる直前「この国に、戦前がひたひたと迫っていることは確かだろう」と、「新潮45」に書いたそうな。

安保法で、自衛隊が駆けつけ警護するようになれば、当然のことながら犠牲者が出る。

「戦前がひたひたと迫っている」は、われら真っ当なニッポン国民にとっては、まさに実感でござる。

そういえば、テレビで見た安倍総理の顔、すっかり人相が悪くなり「悪人顔」になってきましたなぁ~

愛すべき我がニッポン国を「戦前に導いた」男の顔なんてのは、そんなもんだ。