午前7時の気温はマイナス10度。
厳しい冷え込みに加えて、吹雪でござる。
昨夜から今朝にかけての積雪は10センチ程度ですけどね。
きのうは今シーズン3度目のスキーでござった。
8時半のリフト運行スタートに合わせて出かけましたが、9割がた外国人が並んでおった。
皆さんパウダー狙いなのだ。
おかげさんで、あっという間に非圧雪の斜面は荒れてしまったのでした。
もっともおぢは1時間滑って、休憩して、そそくさと退散したけど、そのあとから最上部のリフトが動いただろうから、深雪はまだ楽しめたでしょうけどね。
休憩後は、緩斜面では自撮りもしてみたりして帰宅したのでした。
雪かきは忙しく、スキーは楽しい、本格シーズンの到来でござる。
さて、
GPIFじゃ。
「年金積立金管理運用独立行政法人」とやたら長ったらしい名前だけれど、元はといえばあの悪名高い「旧年金福祉事業団」でござる。
ここがやってくれたのは、ご存知「グリーンピア」。
我々の年金約1950億円使って、全国に13か所の保養施設グリーンピアを建設した。
もちろん、官僚が作った法律に基づくわけで、したがって違法ではないけど、国民のあずかり知らんところで建設されました。
でもって、これがことごとく経営不振。
結果、すべて売却されておる。
売却額は計48億円とか。
ようは年金1900億円が消えたのです。
しかも誰一人責任を取っておりません。
でもってこの組織の「看板の架け替え」をしてできたのがGPIFだ。
このGPIFの職員は、運用の専門知識を持たないので、証券会社が年金を運用、ついこの間8兆円の損失を出したと発表したわけ。
そして現在GPIFが、年金の「自主運用」を検討しておると25日のTV朝日のモーニングショー「そもそも総研」が放送しておった。
ド素人に毛が生えた人たちが年金を運用するって、グリーンピアよりさらにヤバいんでないのか???
でもって、もし自主運用となると株式の比率が高いわけですから「政府の意向に沿った企業の株」を買うことになりかねん。
政府の意向に従わない企業の株は買わんということ。
しかもこれが法的にも一切公開されないというから「ブラックホール」状態となる。
マスコミも手の出しようがないというだから、怖い。
これって、「自由主義経済に反する」とんでもない行為じゃ。
それって中国並みの社会主義、いやこの場合はナチスみたいな国家社会主義ってことじゃないの?
資本主義的の立場でいうなら「市場経済の大原則に反する行為」となる。
しかもきのう書いたようにジャンク債まで買っておる。
そもそも総研によれば1兆円でドイツ国債を買うと年利は60億円だ。
しかし、ギリシャ国債を買うと年利は830億円になるという。
そこだけ見れば「ジャンク債いいじゃんか」となるけど、ドイツ国債の破たん確率は1.6%だけど、ギリシャ国債の破たん確率はなんと62.9%だという。
私たちの年金を、いまそんな博打に投資しておるわけで、口あんぐり、開いた口がふさがらん。
そしてさらに自主運用の法案を、現在自民党の年金部会が検討中で、来年の通常国会に上程される可能性があるという。
厚生労働省がこの場合「検討する」ってことは「やる」ってことだ。
この国は一体全体、どこに向かうのか、とっても怖い今日この頃でござる。