おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

年金で「ジャンク債」は狂気の沙汰

2015年12月26日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス8度。

きのう日中から、延々と降り続いた雪が30センチほど積もっております。

そんなことで、今朝はこの冬サイコーのパウダー日和でござる。

ってことで、5時半に起床したおぢは、早々とシャワーを浴びて、身支度を整えております。

でもって、いまニャンコがデッキまで雪を漕いでやってきたのでご飯を与えてまいりました。

さらに、きのうから4度目のデッキの除雪をいま終えております。

きのうの降り始めは、重い雪だったので、小まめに除雪したわけ。

 そんなこんなではやる気持ちを抑えて、今朝は年金で8兆円損するは、ジャンク債を買うは、さらに「自主運用」するという、私たちが積み立てた年金を管理するGPIFのとんでも計画じゃ!!

まずは我がニッポン国の年金、なんと「100年安心」を謳っておる。

だけど、それがどっからどうみても「眉唾モノ」で、ずんずん雲行きが怪しくなっておるというお粗末なのじゃ。

私たちがせっせと積み立てた公的年金を預かるGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)というところがある。

このGPIFが、これまで証券会社に委託していた我々の年金を「自主運用することを検討中」だというのです。

このGPIF、つい11月30日のこと、2015年7―9月の運用損失が7兆8899億円になったと発表しておる。

約8兆円の損失を出したってことだ。

くどいようですが、我々が積み立てた、我々のお金が年金じゃ。

でもって、証券会社が運用して8兆円の損失を出したけど、いまは自主運用を検討しておるとか。

プロが損失を出したのに、こんどは素人集団が運用って何じゃらほい???

去年10月安倍内閣は、国民に断りもなく年金の運用比率を変えましたです。

これまでは、「国内債券60%、国内株式12%、外国債券11%、外国株式12%」だった。

これを「国内債券35%、国内株式25%、外国債券15%、外国株式25%」にした。

ようは、比較的安全な国債の比率を下げて、リスクの多い株の比率を高くしたわけだ。

年金は安全に運用するのが世界の先進国の常識にもかかわらずだ。

アメリカだって、年金は安全に運用することになっておるのにだ。

そこを取っても、そもそも異常事態。

年金は、GPIFのカネでも、厚生労働省のカネでもございません。

国民が積み立てたカネですから、安全な運用は当たり前田のクラッカーだ。

この運用比率の変更で起きたのが「株高」でござる。

世間ではこれを「官制相場」と呼んでおります。

つまりは、年金を投入したことによるつくられた相場でござる。

ここまででも、酷い話なのじゃ。

そしてさらに、「分散投資」のお題目で、このたびは「ジャンク債」の購入まで決定した。

ジャンク債とは、ベネズエラやブラジルなどの新興国の国債が多く、投資リスクが高い。

GPIFはいよいよ「博打」に出ておるってことだ。

個人が自分のカネで博打して損するのは勝手でござる。

あっ!! それっておぢのことか…

だけど国民が積み立てたカネで博打はないだろよ!!

この話は明日も続くのだ。

っておぢはスキーに行くわけです、スマンね!!