午前6時の気温はマイナス4度。晴れておって、霜が降りているようです。
我が家に紛れ込んできた白っぽいニャンコ、占拠しておる寝床をおぢが急襲し、逃げるところをデッキブラシでゴンと叩いてからというもの、姿を見せておりません。
助かったです。
なにせ、この正体不明のニャンコを巡って、我が家は年に1度あるかないかという、夫婦喧嘩になりそうでござった。
ハニーさんは、このネコにご飯を食べさせておいて、うまくキャリアに入れて「自宅とおもわれる家まで持って行く」とか。
おぢは「そんなことをしても、すぐに戻ってくる!!」と叱りつけたら、涙目になって口もきいてくれなくなったのです。
正体不明のネコのおかげで、我が家は家庭内争議勃発の危機でした。
デッキブラシで叩いてからというもの、さらにご機嫌は悪くなったわけですが、ネコが姿を消してから我が家は氷が融けるように平和が戻って来つつあるのです。
6匹のニャンコに平和が来ると同時に、我が家も平静に戻ってきております。
なんとはなし、メデタシ、メデタシなのでござる。
そんなきのうの日経平均株価、終値が1万5165円と1万5000円の大台を突破いたしました。
目先は今年5月23日に付けた1万5943円を目指すことになります。
とはいえ、この5月の高値1万5943円を超えて、さらに株価が上昇する要素は、いまんとこ見当たらないような気がします。
チョー目先は、あと778円程度、日経平均株価は上がって、年内は終わりか???
いずれにしても、株が上がるってのはいいことです。
ただし、この先「消費増税」が待ち構えておっては、先行きまことに不透明と申しておきましょう。
景気回復も、デフレ脱却も、いまだ実現しないままに消費増税に突っ走ったわけで、一体全体どうしてくれると思うのでござる。
そういえば、ご尊敬申し上げる田中秀征さんは、ダイヤモンドオンラインで以下のように述べておる。
「日本の官僚組織は長年かかって、『首相の決断』によって重要事項が決まる仕組みを築いてきた。そして、その首相をできる限り包囲して孤立させ、彼らの意向によって決断させる装置を巧妙につくり上げてきたのである。」
「野田佳彦前首相は、それによって消費税増税、TPP交渉参加、原発事故収束宣言を決断させられた印象が強い。首相経験者のプライドは『決断させられた』という風評に耐えられないから、誰でも『自分が決断した』と言わざるを得ない。それもまた官僚組織にとっては願ってもないことなのである。」
どうやら総理大臣とは「官僚さまのロボット」のことをいうらしい。
ま、田中角栄、小泉純一郎など、そうでない総理大臣もいたでしょう。
だけど、ヒキガエル野田は「アホのサンプル」だったと田中秀征さんはしっかり申しておる。
また小泉元総理の原発ゼロ発言については、以下の意味があるという。
「~既に本欄で述べたが、安倍首相は利権政治とは縁遠く、それ故に、自分の判断で方針を転換できる立場にある。小泉元首相が安倍首相に期待するのは、それができる自由な立場を維持してきたと認めているからだろう。今回の会見でも『彼ならできる』『彼ならやってくれる』という確信が言外に滲み出ていた。」
なるほどねぇ。
小泉、安倍は政治の師匠と弟子の関係ゆえ、方針転換が可能だというのだ。
「君子は豹変する」し「過ちては改むるに憚ることなかれ」ってことでござる。
安倍総理の「変節」がたいした楽しみなのでござる。
田中秀征さんはこうも書いておる。
「『首相1人を取り込めばよい』、それが霞ヶ関の常識で、首相1人を操れば官僚の意向が貫徹されるのだ。それほど日本の首相の裁量権は大きく権限が集中している。」
「その『首相決断のからくり』をよくよく知っている小泉氏だからこそ、首相の資質、判断と決断に狙いを定めて攻めているのだ。」
つまり今回の原発ゼロ発言は、「安倍総理なら方針転換が可能」というのが、小泉元総理の見立てだというのだ。
なるほどねぇ。
小泉発言の行方、大いに期待したいおぢなのでござる。