おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

天下の悪法、参院へ

2013年11月28日 | Weblog

 

午前7時の気温はマイナス1度。

重い雪が10センチほど積もっております。

道路除雪車もこの冬2度目の出動でござる。いよいよ本格的な雪のシーズンが到来したようなのです。

さて、

特定秘密保護法案が衆院をあっさり通過いたしました。

この法案の問題については、あちこちで書かれておりますが、ようは「官僚の情報コントロール」が飛躍的に高まるということに尽きるのです。

国会議員だって、国政調査権を使って官僚に情報提供を求めても「これは特定機密です」と言われれば、それでオジャン。

「何が秘密なのかも秘密」というからあ然呆然でござる。

官僚のやりたい放題を許すこんな法案を「脱官僚支配」を掲げてきた「みんなの党」が賛成に回るなど笑止千万でござる。

安倍総理にしたってこんな官僚の大暴走を許す法案を、官僚の言うがままに通してしまったってのも、いかがなものかと思います。

さらになんでもかんでも「テロ防止」を名目にすれば、これ全て機密とだというからひっくり返る。

「原発に関する情報」はまさにこれでござる。

単なる道路情報を漏らしたとしても、テロ防止の名目で「特定機密に当たる」として逮捕することも可能でござる。

あまりにザックリした法律だから、運用しだいでなんでもかんでも特定機密保護法で逮捕出来ちゃう。

そりゃ、国際的にも外交、防衛の機密に関する法律が必要なのでしょうけれど、この法律はあまりに酷い。

「ニッポンは官僚支配の国家社会主義」とおぢは散々申してきましたけど、これがさらに強まるわけで、まことに気持ちが悪い。

旧ソビエトみたいな息苦しい国になるのではないかと、心配になる雪の朝なのでござる。