おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

痴漢の再犯でも首にならない官僚さま

2012年09月22日 | Weblog

 

午前7時の気温は、プラス10度。

今朝の気温はかろうじて二桁でござる。

晴れておって、ニセコアンヌプリも写真のように朝焼けに染まっておりまする。

いつもどおり静かな朝でまことに気持ちがいい。

たいそう酷いことになっておりました首のコリ、良化いたしました。

たぶん、風邪っ引き。

異常な暑さで疲れたり、ここへきて急に寒くなったりと、季節の変わり目だったってことか。

きのうは一日、一歩も外へ出ないまま、しゃかりきに仕事してましたが、それでもかなり楽になったのでござる。

昨夜、葛根湯を寝る前に呑んだのもよかったか。

日中、一休みしようと、過日録画しておいたBSジャパンで放送された映画「オーケストラ」をついつい最後まで観ちゃいましたけど、これがたいそうよかった。

2010年に日本で公開されたフランス映画。

旧ソ連の時代から30年間もの間、劇場の清掃員として働いてきたかつてのボリショイ交響楽団の天才指揮者とそのお仲間が、現実の交響楽団員に成りすましてパリでのコンサートを目指す、というお話。

なりすましで行おうというパリ公演も、共産党員の思惑やユダヤ人の思惑、そこにコンサートマスターのジプシーもからんでてんやわんや。

でも最後は涙しちゃいましたです。

長いラストシーンで演奏されるのが、チャイコフスキーの「バイオリン協奏曲ニ短調作品35第一楽章」だそうな。

クラシックに疎いおぢですが、とっても印象深い曲で、機会がありましたら、生演奏を聴いてみたい、と思いましたです。

この映画、今年観た、モノクロ作品「アーティスト」に勝るとも劣らない傑作でござる。

映画の情報、ちゃんとチェックしてないと、名画、名作をスルーしちゃうわけで、ボーッと田舎暮らしてると、ちょと拙い。

さて、

話はゴロンと変わりますけど、

総務省のキャリア官僚が痴漢の現行犯でパクられていたそうな。

「ゲンダイネット」によると、警視庁に東京都迷惑防止条例違反(痴漢)の疑いで逮捕されたのは総務省大臣官房付の男性職員(45)。

今月14日午前0時ごろ、JR中央線の新宿―中野間の車内で、20代の女性の下半身を触った疑い。このキャリアは「酒を飲んでいて覚えていない」とトボけたらしい。

だけど、すでに釈放されたそうな。

驚くことに、コイツは痴漢の常習犯。

「この男は昨年6月にも、痴漢容疑で逮捕されています。深夜のJR山手線車内で20代の女性会社員の下半身を触るという手口は今回と一緒。『酒に酔っていて分からない』という釈明まで、まるで同じです」(警視庁事情通)

痴漢で逮捕なら、民間企業は即クビになってもおかしくない。

それが知らん顔で職場復帰して、また痴漢で捕まるとは……。

「前回は国家公務員法に基づき、他省庁の事例も参考にした結果、6カ月の懲戒(減給)としました。今回ですか? 今の段階でコメントできません」(大臣官房秘書課)

呆れるほど大甘処分でござる。

減給といっても月額10分の1というから、高給取りのキャリア官僚には痛くもかゆくもない。

だいたい、総務省に限らず、警視庁や検察の対応もおかしい。民間の会社員なら、痴漢で逮捕すれば、すぐ実名を公表するのに、コイツは再犯にもかかわらず非公表だ

容疑を認めなければネチネチと勾留し、場合によっては弁護士以外の接見禁止を求める検察も、なぜか1日で釈放である。

この国では、キャリア官僚は何をやっても許されるらしい。

人事院は懲戒処分の指針で『公共の乗物等において痴漢行為をした職員は、停職又は減給とする』と定めており、絶対にクビにならないそうな。

この国のシステム、一般国民の意識からほど遠いことになっておる。

だからこそ国のリセットが必要じゃ。

既得権益に守られた一部の特権階級、この場合は官僚を頂点とする公務員じゃ。

税金で食べてる特権階級、旧ソ連のエリート共産党員「ノーメンクラツーラ」、「赤い貴族」と瓜二つ。

何遍でも言いますけど、右だ左とだとトンチンカンなこと言ってる間に、ニッポン国はこいつらにいいようにされて亡びます。

ここを変えないことには、民間でシャカリキに働く庶民は浮かばれないと思うけど、どうよ?