おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

株と阪神

2005年10月26日 | Weblog
             (真駒内アイスアリーナから藻岩山を望む)


ニッポン国民は、資本主義を選択しておる。
したがって、株とのお付き合いはあたりまえ、のはずだが、株と聞くだけで胡散臭い目で見る人が、いまだにおる。

ギャンブルと一緒だ、という人までいる。
残念ながら、競馬、競輪、パチンコで家建てた人の話は聞かないが、株でビル建てた人はゴロゴロおる。
とはいえ、大儲けする人がいれば、大損する人もいる。

株とのお付き合いが20年を超えるおぢもバブル、ITバブルとコテンパンにやられた。
かつてオランダでは、チューリップの球根1個が、家1軒と同じ値段まで跳ね上がった。
文字通りのバブルだった。
わがニッポン国でも、日経平均株価が4万円近くまで跳ね上がった経験を持つ。
それが、小泉政権下で7千円台にまで下落した。

上にも下にも行き過ぎるのが資本主義とはいえ、これ、下げすぎじゃ。
いまようやくそれが戻りつつある。
たぶんしばらくは上がり続けるだろうね。

ニッポン人はあまりに預貯金に偏りすぎ、という見方がある。
かつて株や投資信託を買っておるのは、金持ちばかり。
いまはネットを通じて、多くの若者が株を売り買いしておる。

だからってわけでもないが、学校で株についてキチンと教えていい。
米国並みに小学校で教えろとは言わないが、高校なら教えていいはずだ。
いまをときめく村上ファンドの村上世彰氏は、小学生のころ父親から「もう小遣いは、やらん」と言われて、かわりに貰った100万円で株を始めたのだそうだ。

この人、いろいろ批判は浴びておるが、言ってることはしごくまともだ。
タイガースの株が上場したら、こりゃ応援にも身が入る。
第一、親会社の「宣伝費」呼ばわりされておる球団だって、選手だって、気合入れてやらんと株主に見放される。

選手にストックオプション(会社に貢献した人に報酬として、自社株式を購入する権利を会社が認めること、だね)与えてやれば、もっとやる気が出る。

少なくとも、ホリエモンのフジテレビや三木谷氏のTBS乗っ取りよりもストンと落ちる。
もちろん、ホリエモンも三木谷氏も別に悪いことしてるわけではないがね。

でもなにやら世間は胡散臭い目で見ておる。
まだこのお国は成熟しておらん。