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アクティブ・ラーニングが、カタカナであること

2018-01-13 | 新語・社会現象語
官製用語の解説では、能動的学修となる。発見学習、問題解決学習、体験学習、調査学習に、グループ・ディスカッション、ディベート、グループ・ワークがあげてある。授業が、この場合は大学講義であった、板書か、スライドショーによるノートを作るというやり方、テーマを用いて演習させる方法、スキルがそうなってしまっている座談、学生全員が教師の方を向いている形式と、講義、演習、講読のスタイルに、アクティブの語をもて改善するという捉え方である。大学教育が、高等教育の連携としてそれを実現するための、学校教育の教授法が、問われることになる。だいがくでは、本来、学生に主体学修があることを前提として、自らの能動性に勉強を行うことであったのだが、受験勉強の能率と効率による至れり尽くせりの受験産業による授業形式が開発されて、受験生の能動性は合格意欲だけとなってしまっている現状に、インタ―ネットを介したパッド端末による便利さが、さきにいう学生のアクティブを変えてしまったのである。大学教育のアクティブはいまや、教材ならぬ教師のネタ、教師のパフォーマンス次第である。アクティブがカタカナ語の意味を持つと、アクティビティーが何を意味するか、日本の大学のアクティブラーニングはまさに、アクティブのための、参加するパッシブになっている。



アクティブ・ラーニング  認知的、倫理的、社会的能力、教養、知識、経験を含めた汎用的能力の育成を図る、2012年8月中央教育審議会答申。


http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/1325047.htm
2012年8月28日の文部科学省中央教育審議会の答申
タイトル  新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて~生涯学び続け、主体的に考える力を育成する大学へ~
>従来のような知識の伝達・注入を中心とした授業から、教員と学生が意思疎通を図りつつ、一緒になって切磋琢磨し、相互に刺激を与えながら知的に成長する場を創り、学生が主体的に問題を発見し解を見いだしていく能動的学修(アクティブ・ラーニング)への転換が必要である。

http://www.mext.go.jp/component/b_menu/shingi/toushin/__icsFiles/afieldfile/2012/10/04/1325048_3.pdf
同上 用語集

【アクティブ・ラーニング】(p3、4、9)
教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり、学修者の能動的な学修への参加を取り入れた教授・学習法の総称。学修者が能動的に学修することによって、認知的、倫理的、社会的能力、教養、知識、経験を含めた汎用的能力の育成を図る。発見学習、問題解決学習、体験学習、調査学習等が含まれる、教室内でのグループ・ディスカッション、ディベート、グループ・ワーク等も有効なアクティブ・ラーニングの方法である。


2014年11月20日 小中高の学習指導要領を見直してください、という諮問  言葉が使われた
2014年12月22日 新しい時代にふさわしい高大接続の実現に向けた高等学校教育、大学教育、大学入学者選抜の一体的改革について
中教審答申
>課題の発見と解決に向けた主体的・協働的な学習・指導方法であるアクティブ・ラーニングへの飛躍的充実を図る


http://www.core-net.net/g-edu/issue/5/
グローバル教育 気になるキーワード VOL.4 アクティブ・ラーニングアクティブ・ラーニング
解説:コアネット教育総合研究所 所長 松原和之
>京都大学の溝上慎一教授は、「一方的な知識伝達型講義を聴くという(受動的)学習を乗り越える意味での、あらゆる能動的な学習のこと。能動的な学習には、書く・話す・発表するなどの活動への関与と、そこで生じる認知プロセスの外化を伴う」と、アクティブ・ラーニングを定義
>いま中学校や高校でアクティブ・ラーニングが急速に注目され始めているのには、もう一つ大きな理由があります。それは、先ほども少し触れましたが、2021年度入試から大学入試が大きく変わると言われているからです。2021年度入試というと、現在(2015年度)の中学1年生が現役で大学を受験する時です。すぐ目の前に大学入試改革が迫っているのです。
 大学入試がどう変わるのかを少し見てみましょう。ポイントは3つです。1つは、現状の大学入試センター試験が廃止され、「高等学校基礎学力テスト」と「大学入学希望者学力評価テスト」の2つの試験が導入されることです。2つ目は、その大学入学希望者学力評価テストで試される力は、主に「思考力・判断力・表現力」になることです。そして、3つ目は、大学個別の選抜においては、「主体性・多様性・協働性」などを試せるように、多面的・総合的な評価を行うようになるということです。


高大接続システム改革会議

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