現代日本語百科   けふも  お元気ですか

gooブログはじめました!日本語百科です。
現代日本語百科 ⓒ2013gooksky

国語の音韻

2019-04-21 | 日本語音韻

傾聴した、日本語音韻の研究に――
国語の音韻として議論を思い起こすと、ある文献が欠かせない。そこにあらわされたものが、著作としてまとまるまでの、日本語音韻及び音節、音韻論的解釈、モーラと拍、音韻の単位、そして、丁寧な発音による音韻の発音観察など、とりわけアクセントは著者の捉えるところで、その論考の中を知らしめる書である。発行年月が時代に言えば、1960年代の著者50代のもの、論文についての編集にもある註釈はその所収の論考の成立をつぶさにする。まことにありがたい本である。その文献は、日本語音韻の研究 金田一春彦 東京堂出版 1967年 昭和42年3月31日初版 昭和56年第7版 である。わたしごとに照らせば、学部学生から大学院生になるころ、真綿に吸い込む水のごときに摂取したが、日本語 岩波新書本 という、古典名著の文章にある揺蕩いをもまた、文体として覚えた記憶がある。


[書名]日本語音韻の研究
[著者名]金田一春彦
[出版社]東京堂出版
[出版年/版]1967/72 7版




[金田一春彦著作集] 金田一春彦著作集
単行本: 672ページ
出版社: 玉川大学出版部; 1版 (2005/1/25)

第6巻は、音韻について、著者の中核的な考えを記した「音声と音韻」を巻頭に、昭和四十年度の日本言語学会での研究発表「高さのアクセントはアクセントにあらず」や雑誌に発表して論争を呼んだ「里親と砂糖屋」、「日本語アクセントの音韻論的解釈」など、金田一音韻論の集成である『日本語音韻の研究』を中心に編集。

内容(「BOOK」データベースより)
日本語の音韻について、著者の中核的な考えを記した「音声と音韻」をはじめ、「高さのアクセントはアクセントにあらず」「里親と砂糖屋」など、金田一音韻論の集成『日本語音韻の研究』(1967年刊)を収録。他に「連濁の解」「方向観による平安朝アクセント」「国語アクセントの地方的分布」の三論文を収めた。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。