1001 神無月、旧暦の呼称は味わいがあるというか、新暦とのめぐりにあわせて、さまざま季節の移ろいを感じさせる。名前に表記が難しくもあり、そこには由来を求めて承継するものあり、かみなつき とは、ただに、かみのつき であったろう。連体という文法用語で見れば、まなこ、たなひら、みなもと、などなど、同様に語構成を見ることができるが、そこに、無し と知る、かみなしつき を読み込んだのは伝承をいれてきているからである。神無し、神在り、こう並べると、因縁めいてくる。万葉集の時代には神のお出ましがあったので、それはほほえましい。戦でもなく、巡幸でもなく、神はお出かけが好きであった、どこから、か、ねえぇ。 . . . 本文を読む