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条件表現 日本語学習

2013-11-19 | 日本語百科
そも条件表現とは何か、辞書検索で見出し語にはない。しかし検索をかけてサイトを頭出しにすると、条件表現が、と ば たら なら によって表現されるものであることがわかるし、サイトの解説に出てくるのは日本語学習者向けの解説で、この4つを扱う内容となる。

と たら ば なら の順ではないことは、そこに扱い方が見えるが、さらには、ば たら と なら と分けている解説もあるので、このように取り上げていくならば、日本語習得における基本をどのようにステップアップしているかを見直す必要が考えられる。

ブログをのぞいて日本語の条件表現は、ifにあたる条件語句など、この4つを例文にするという解説で、使い手は日本語学習者である。そして使い方の混同を指摘する。

その説明には、ば、たら、と、なら、は、取り替えても同じように使える場合があるとし、そのそれぞれ言われることの焦点が異なる、としている。
それによれば、同じ表現法として習得した結果、使いわけによって説明をすることが試みられる。
習得と応用過程からすればそのような分析の結果を見ることになる。

参照してあげてある文献によってくわしくその解説にあることがらの内容を吟味するべきであろうか。


http://dimitri2012.wordpress.com/2012/12/12/「ば」「たら」「と」「なら」の違い/
>今日、日本語における条件表現についてお話したいと思います。日本語の条件表現は、ネイティブでない人にとって最も難しい文法項目の一つとされています。英語などと違い、日本語は「ば」「たら」「と」「なら」という四つの条件語句があります。これらは全部英語の「if」に当たるだけに、日本語学習者がよく使い方を混同するわけです。
(1)安ければ、売れます。
(2)安かったら、売れます。
(3)安いと、売れます。
(4)安いなら、売れます。

     焦点   ポイント
 S1ば、S2  
  条件であるS1 - S2が起こるには、S1が必要です
         - 「S1が起こらなければ、S2が起こらない」という意味合いが入っています
 S1たら、S2
  S1とS2の時系列 - S1が起こった場合、S2が続いて起こります
 S1と、S2  
  結果であるS2 - S1が起こる場合、その結果はS2です
         - S2は話し手の意志でない、または、コントロールできないことです
 S1なら、S2
   -      - 相手の言ったこと・様子であるS1に対して、話し手の判断・意見であるS2を述べます

>文献をご紹介したいと思います。
前田直子(2009)『日本語の複文:条件文と原因・理由文の記述的研究』くろしお出版
松岡弘・庵功雄・高梨信乃・中西久実子・山田敏弘(2000)『初級を教える人のための日本語文法ハンドブック』スリーエーネックワーク
日本語記述文法研究会(2008)『現代日本語文法6:第11部複文』くろしお出版

どんな言語でもそうですが、中級・上級に進んでいくと、意味の似ている文法・語彙がどんどん出てきます。とはいえ、怖がることは一つもありません。そのニュアンスさえしっかり把握できれば、それほど難しくはないと思います。お互い頑張りましょう!


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