ネクサス nexus は、デンマークの言語学者イェスペルセン Otto Jespersen が提唱した文法上の単位である。
連結、連鎖、、繋がりなどを意味する名詞であるが、言語学で文中成分同士に成立する関係の一つとする。
ジャンクションの対概念
主部と述部を含むもの
主謂短語、ネクサス nexus の漢文法における呼称と説明する。
主部と述部を含むのがネクサスである。
主謂詞組は、句 sentence そのものである。
句そのものが句の構成要素、主語や謂語、賓語になるとき、主謂短語と呼ばれる。
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※漢文の「主謂短語」は、第1句式(主語+謂語)だけではなく、第2句式(主語+謂詞+賓語)、第3句式(主語+謂詞+双賓語)を含めたすべてのネクサスです。ただし、無主句の場合は、「主謂短語」ではなく「述賓短語」となります。
(余)覚濤瀾洶湧可駭。(陸游、入蜀記、5月19日)
例句を分解する。
(余)覚濤瀾洶湧可駭。
濤瀾 洶湧 可駭
濤瀾 洶湧 主語 謂語
主語+謂語の、主謂短語
主謂短語が次の、可駭 おどろくべし の主語になっている。
主謂主語 濤瀾洶湧が、主謂短語として、可駭 の主語になった場合
濤瀾の洶湧 と、の で連結し、ひとまとまりの体言の形にした上で、これを主語として扱っている。
主謂短語がさらに、(余)覚 の賓語になっている。
主謂賓語
主語(主部) 謂語(述部)=動賓短語
謂詞 賓語=主謂短語
主語=主謂短語 謂語
(余) 覚 濤瀾 洶湧 可駭
主語 述語
濤瀾の洶湧、 駭く可し
目的語 述語
濤瀾の洶湧(の)、駭く可き を 覚ゆ。
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※この句は南宋の詩人・陸游(号は放翁)(1125-1210)の『入蜀記』から採りました。『入蜀記』は日記体なので、一人称の代詞「余」「吾」等は使用されず、一人称代詞が主語となるべき句は無主句になっています。上の例句では説明の便宜上、主語「余」を補いました。
連結、連鎖、、繋がりなどを意味する名詞であるが、言語学で文中成分同士に成立する関係の一つとする。
ジャンクションの対概念
主部と述部を含むもの
主謂短語、ネクサス nexus の漢文法における呼称と説明する。
主部と述部を含むのがネクサスである。
主謂詞組は、句 sentence そのものである。
句そのものが句の構成要素、主語や謂語、賓語になるとき、主謂短語と呼ばれる。
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※漢文の「主謂短語」は、第1句式(主語+謂語)だけではなく、第2句式(主語+謂詞+賓語)、第3句式(主語+謂詞+双賓語)を含めたすべてのネクサスです。ただし、無主句の場合は、「主謂短語」ではなく「述賓短語」となります。
(余)覚濤瀾洶湧可駭。(陸游、入蜀記、5月19日)
例句を分解する。
(余)覚濤瀾洶湧可駭。
濤瀾 洶湧 可駭
濤瀾 洶湧 主語 謂語
主語+謂語の、主謂短語
主謂短語が次の、可駭 おどろくべし の主語になっている。
主謂主語 濤瀾洶湧が、主謂短語として、可駭 の主語になった場合
濤瀾の洶湧 と、の で連結し、ひとまとまりの体言の形にした上で、これを主語として扱っている。
主謂短語がさらに、(余)覚 の賓語になっている。
主謂賓語
主語(主部) 謂語(述部)=動賓短語
謂詞 賓語=主謂短語
主語=主謂短語 謂語
(余) 覚 濤瀾 洶湧 可駭
主語 述語
濤瀾の洶湧、 駭く可し
目的語 述語
濤瀾の洶湧(の)、駭く可き を 覚ゆ。
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※この句は南宋の詩人・陸游(号は放翁)(1125-1210)の『入蜀記』から採りました。『入蜀記』は日記体なので、一人称の代詞「余」「吾」等は使用されず、一人称代詞が主語となるべき句は無主句になっています。上の例句では説明の便宜上、主語「余」を補いました。