日本語文章文法
文章を章句に分かち、句読を施して句点の単位をつくればそれを文とする。言葉を語の連鎖として表現すると話者はそこで言い切ろうとする。書記言語では、いまこのブログを書く場合にそうであるが、区切りをつける符号に読点、句点のいずれかで語のまとまりを付ける。約物として符号は説明がある。そのうちに主だったものとして句読で文章、文が区切られる。
言葉を読みに合わせて区切ると、単語の単位になると、普通は考える。しかし、そうではない。
文章を同様に読むときに区切ると文になるかというと、やはり、そうではない。さきに言う単語の単位になる、というわけだが、ここで重要なことがわかる。
ひとつには、その区切りは章句であるなら、章の纏まり、つまり文段を見ようとする。そしてその纏まりを分けるのは句になる。そのようにして、わたしたちは言葉を用いる。重要なことがわかるというのは、さらにその作業を進めるなら、句の一つがどのようなものであるか、単語と思っていたものは本当に語であるか、などを考え直さなければならない。そこにあらわれるのは、よく知る文節であり、連文節にとらえるものである。文節は話の区切りでことばをとらえて、それをいくつか連ねる文の区切りを付けようとする。
そこまでで語と思っている文節の働きを知ることができる。話しの部分となる、話部に相当する品詞の単位になるとするのは、文節に分けることができるからである。すると文単位になるのは文節を基にする言葉のまとまりである。どのような纏まりを見せているか、文単位をとらえる作業である。
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句点(くてん)は、日本語・中国語の文書で、文の終わりに打たれる約物である。通称マル。
句点にはマル「。」と終止符「.」の2形がある。句点とは本来、形ではなく機能を説明した語であり、文の終わりであれば「。」「.」のどちらをも含むが、ここでは主にマル「。」について述べる。
句点と読点(「、」)を合わせて句読点と呼ぶ。
約物(やくもの、英: punctuation mark)とは、言語の記述に使用する記述記号類の総称で、専らフォントなど組版を意識して使われる用語である。
具体的には、句読点・疑問符・括弧・アクセントなどのこと。
元は印刷用語で、「しめくくるもの」の意。または、煉瓦・タイルなどで、縁に配置するために他と形状を変えてあるものを約物(「役物」とも書く)と称する。
約物は普通発音されないが、慣用的に用いられたり、文に意味付けを加えたり、音の表現でしかない平仮名や片仮名で表現しきれない意味付けを表現するのに使われる。
句点(。)
文の終端を意味する。基本的に題名や表題などには用いない[注釈 1]。横組の場合は、まれに「.」(ピリオド)を用いることもある。
読点(、)
一文を意味のある区切りごとに分けるために付けられる。また、語句を並列させる場合にも用いる。音読する場合はこれを息継ぎの目安とすることもある。横組の場合は、まれに「,」(コンマ)を用いることもある。
丸括弧、小括弧(( ))、二重丸括弧、二重小括弧(⦅ ⦆)
語句または文の次に、それらについて特に注記を加えるときに用いる。印刷用語ではパーレンと言う。
かぎ括弧(「 」)、二重かぎ括弧(『 』)
会話や語句の引用、あるいは特に注意を喚起する語句を挿入する場合に用いる。
二点リーダ(‥)、三点リーダ(…)
主に会話文の中で、「沈黙」や「絶句」などの言葉の「間」を表現する。特にせりふの最後では、一文をはっきり言い終わらず「言葉を濁す」表現になる。「……」と三点リーダーを二つ並べて用いるのが正式とされることがあるが、実際には明確な決まりはない。また会話以外では、箇条書きの項目名と内容を繋げる記号、省略記号としての用法などもある。
中点、中黒(・)
なかてん、なかぐろ。複数の名詞の並置(例…国内・海外ともに)に使う。「、」よりも全体が一つの塊である意味合いが強くなる。外国語を片仮名に転写するときに区切りに使うことがある。