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自立したまま死ぬこと

2013-04-27 | 本を読みました
ひとり死んでも孤独じゃない 「自立死」先進国アメリカ  新潮新書456  2012年2月20日 矢部 武  
孤独死から自立死へ、この死に方を説く本だから、シューカツにふさわしい。

第1章は、一人で生きることを前提にした社会で、配食するMOWサービスのこと、
第2章は、独居死必ずしも孤独死ならずで、独居者専用住宅、SROのこと、ソーシャルワーカーが相手の考えのそうなった理由をしっかり聞くという話、
第3章は、不幸な結婚生活による同居の寂しさで、リビング・トゥゲザー・ロンリネスを言ったのは心理学者ダン・カイリー博士である、
第4章は、100歳を過ぎても働き続けたいで、北バークレー・シニアセンターNBSCにて、先生、生徒を問わず、人はいくつになっても知的好奇心を持ち続けることの大切さ、
第5章は、独居者の孤立を防ぐ地域支援体制で、同じくNBSC、フィリップス社の緊急通報装置PLL、あるいはテレケアコーラーズTCCのボランティア、
第6章は、コーンハウジングという住み方で、
第7章は、おひとりさまの不安を取り除くためにである。

自立して生きる、そのまま死んでいく、その自立死について、よくわからないな。
自立には、家族からの自立と言うことを意味しているのだろうか。おかしなことだが、孤独死だとか、独居死だとか、その後のニュアンスに家族同居が見え隠れする。

社会に自立、環境からの自立、地域から自立、国への自立、支援と自などなど、その語の意味はさまざまであるから。

日本特有に仕事と家庭を失って孤立する中高年、先進国中で日本人の社会的孤立度の最悪ㇾべル、介護保険や生活保護が家族保険制度であると指摘していることから考えると、筆者の意味する孤独死、独居状態が何を意味しているかは分かるが、・・・・


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