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藤田スケールF3  20130903

2013-09-03 | 日記
20130903  日記

竜巻がどうして起こるか、雷雲の下方向に下降流ができる、それと地上からの上昇気流と合わさるのか、積乱雲の上方にある寒気と地上の暖気とが内と外で干渉しあうのだろう渦巻きとなって地上からはものを巻き上げていく。寒暖の差が40℃になったようだ。15キロにわたる爪あとが残った。547棟全半壊、67人の重軽傷者が出て、恐ろしいできごとだ。

デジカメの映像とケータイの動画とニュースはさまざまに伝える。通り道の住宅内から逐一収めた竜巻の動きはサッシの窓枠をはね飛ばし障子ドア4枚を一気に吹き倒した。藤田スケールF3の威力だ。地上のものを吸い上げる。風速50キロにおよんだかと伝える。埼玉と千葉を駆け抜けた。竜巻のスケール、積乱雲のスケール、その持続時間で測る。

中日春秋が、ニッポン天才伝から竜巻の強さを示す藤田スケールを紹介している。2013年9月3日
>その紙くずがなかったら、竜巻の強さを示す単位は、「F」ではなかったかもしれない。Fは故藤田哲也博士の頭文字。大正生まれの九州男児が、米国で「ミスター・トルネード」と呼ばれるまでになった転機は、吹けば飛びそうな紙くずだった
▼一九四七年の夏、二十六歳の藤田さんは雷雲の下に未知の下降気流があることを発見して、論文にまとめた。だが、国内ではまったく反響なし
▼ところが、弟子の一人がたまたま、九州北部にあった米軍のレーダー基地のごみ箱から、米国の学者が書いた論文を拾い上げる。「藤田先生の研究テーマと、関連がありそうだ」。藤田さんが自分の論文をその研究者に送ると、すぐ返事が来た。「ぜひ渡米してほしい」
▼そんな幸運をしっかりとつかみ、藤田さんは竜巻など突風の研究で、学会を驚かす成果を挙げていく。「常識的に起こりえない」と、他の研究者が目を背けた現象を、虚心に見つめ続けたからこそ、世界的な業績を残しえたという(上山明博著『ニッポン天才伝』朝日選書)
▼埼玉や千葉で竜巻とみられる突風が起き、大きな被害が出た。藤田さんが作った六段階の尺度で言えば、F2か3の強さのようだ
▼大気が不安定で竜巻などが起きやすい天気が、各地で続く。「この辺じゃ竜巻なんて起きないだろう」という思い込みは、ごみ箱に捨てた方がよさそうだ。



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