日本語文法論議230722 ← 23717
文段という語を造語してきたように思っていた。段落、パラグラフ、あるいは章節となる文章の単位である。それを検索していて、なにを検索していたかというと、市川孝氏のネットサイトの情報である。が、それがヒットしない、陶芸作家には次々とヒットするので、その同姓同名で検索に引っかからなくなってしまったらしい。
それでも出てくるサイトの中で、日本語の談話分析に関するノンポジウムに発表した佐久間氏のペーパーがヒットして、そこに出てきた。
引用しておくと、文段は次のようである。。
>市川孝氏は、ー中略ー「 文章の内部の文集合 (も しくは一文 )が 、内容上のまとまりとして、相対的に他と区分され る部分 」である「 文段 」を考えるべきだとされている。
http://gendainihongo.sakura.ne.jp/gendainihongo/wp-content/uploads/2019/06/%EF%BC%92%E5%8F%B7%EF%BC%99%EF%BC%8F%E8%AA%AD%E3%81%BF%E6%89%8B%E3%81%AE%E6%AE%B5%E8%90%BD%E6%84%8F%E8%AD%98%E3%81%A8%E3%80%8C%E6%96%87%E6%AE%B5%E3%80%8D%E3%81%AE%E6%A7%8B%E9%80%A0.pdf
読み手の段落意識と「文段」の構造
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http://gendainihongo.sakura.ne.jp › 2019/06
で、在米の日本人言語学者を中心とした、日本語の談話分析に関する ... 市川孝氏. `・. は、「 段落は、一般に、①内容上、小主題によって統一されている、②形.
> 市川孝氏は、「 段落は、一般に、①内容上、小主題によって統一されている、②形式上、改行―字下げによって示す、という二つの要素をもつ。 」と規定 しておられる。文章表現法の上では、この二要素の合致を重視する必要があるが、国語学一般の中に位置付けられる、文章研究の単位としては、改行の有無にかかわらず、「 文章の内部の文集合 (も しくは一文 )が 、内容上のまとまりとして、相対的に他と区分され る部分 」である「 文段 」を考えるべきだとされている。
この「 段落 」と「 文段 」の違いは、塚原鉄雄氏の「 修辞的段落 」と「 論理的段落 」の区別に相当するという。前者は、「 文章の筆者が設定する」「 顕在的な 」段落であり、後者は、「 文章の読者が理解する 」「 潜在的な 」段落であると規定 される。 また、両者
の異同は、「 表現の論理 と構造の論理の異同であるといってよし、 」ようだ。そして、塚原氏は、この論理的段落を、国語の文法論的単位の一つ として認め、「 文章の成分 」としている。市川氏が、「 文段 」を文法論の対象とせず、意味把握のしかたと見るのに
対して、塚原氏が、「 論理的段落 」を文法論の範疇で扱 っている点が対立 している。
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米国 ミ ドルペ リー大学における日本語談話分析 ンンポジウムでの討議から 一佐久間 まゆみ
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