読書など徒然に

歴史、宗教、言語などの随筆を読み、そのなかで発見した事を書き留めておく自分流の読書メモ。

夏の苣(萵)<チシャ>

2011-04-16 09:26:19 | 読書
少し前、NHKBS11で「平城京」と言う番組を見ていたら、苣(萵)<チシャ>は奈良時代から食べられていたと言う話題が出てきた。苣(萵)<チシャ>と言うのは今のレタスのことでヨーロッパ原産で中国を経て日本に入ってきたと言う事だった。
へぇーそうなのか、と思うと同時に思い出したことがある。
桂米朝の落語で「夏の苣」と言うのが有った。
医者とそのお付の者が往診に出掛け、その帰りに大蛇に飲み込まれてしまったが医者は持っていた下剤を大蛇の腹の中で撒き、大蛇に下痢を起こさせ、無事大蛇の腹から出る事が出来たと言う話で、急な腹痛で下痢をしたその大蛇は「夏の苣(医者)は痛み(腐り)が早い。」と嘆いたと言う落ちの話であった。レタスが苣の事だったとは知らなかった次第である。

ブラウザーは使い分けたほうが良い?

2011-04-14 20:09:29 | パソコン
インターネットで検索しようとするとIEでは立ち上がりが異常に遅くファイアーフォッククスやグーグルクロームでは立ち上がりが早いが検索結果が少ない。使い分けているユーザーもあるらしい。検索のやり方にもコツが有るのだろうが、ファイヤーフォックスは立ち上がりが早いが検索結果のサイトの数が少ないと確かに感じた。

日立と東芝、福島原発の廃炉作業計画をそれぞれ提出

2011-04-14 10:47:20 | 新聞
写真は福島第1福島原発からの避難区域内にある南相馬市で行方不明者の捜索に当たる警察官

原子力発電所の事故処理作業が難航するなか、東芝と日立製作所を中心とする2つの企業グループが福島第1原発の廃炉処理に向けたそれぞれの支援計画を作成した。
 東芝と日立によるこれらの計画はいずれも暫定案で、廃炉に向けた作業の正式な受注案を意味するものではない。ただ両計画は、今回の原発事故の収束に向け、政府と福島原発の事業会社である東京電力による今後の作業が高額かつ長期にわたるプロセスになることを強調するものとなっている。

 日立は13日、東電が原子炉の冷却に成功し原発が安定的な冷温状態を回復した後に、福島原発を廃炉にする長期計画を先週提出した、と明らかにした。日立によると、原発事業で提携している米複合企業ゼネラル・エレクトリック(GE)のほか、米電力大手エクセロンと米エンジニアリング大手ベクテルの2社の協力のもとで廃炉案を作成して自主的に提出した。

 日立はそのなかで、全工程を実行するのにどのくらいの期間を要するかについては言及しなかったが、同社の広報担当者は、一般的に言ってこうしたプロセスには完了に30年近くかかる可能性があるとの見方を示した。

 日立による提案の4日前に、東芝は福島原発に関する独自の長期的な廃炉案を提出した。日立が自主的に案を提出したのとは異なり、東芝の計画は、福島原発から破損した可能性の高い燃料を撤去し、他の場所に安全に移送するのにどのくらいの期間がかかるかに関する情報提供を求める東電の先の要請を受けたものだった。

 東芝の工程案は米原子力企業のバブコック・アンド・ウィルコックス(B&W)とショー・グループの協力を得て作成したもので、東芝は同案では完了に少なくとも10年はかかるとの見方を示した。

 東芝と日立は電子機器から工業システム、原子炉の販売に至るまで様々な分野で競合する。両社はそれぞれ異なる計画を提出することによって競争を試みていることは否定した。日立の広報担当者は、同社が原子炉設備の製造業者として状況改善に向けできる限りのことを行っている、と明らかにした。

 東電の広報担当者は、東芝案もしくは日立案のいずれかを選択するのか、あるいは両社の協働を依頼するのかについてはまだ分からないと話している。福島原発では予断を許さぬ状況が依然続いており、燃料棒の溶解度合いなど主要な疑問点の一部もまだ明らかになっていないことから、今後の作業の規模と範囲についても引き続き不透明感が強い。

 東電の清水正孝社長は13日の記者会見で、まだ提案について協議する段階ではないとの見方を示した。

困った「不明なエラーが発生しました」

2011-04-13 16:11:49 | パソコン
windows liveメールで受信したメールの中に「不明なエラーが発生しました」と
表示され削除できないメールが入ってきた。しかも、添付ファイルが付いている。
うっかり、このメールを開く訳には行かない。困ったなと思いブラウザーを使い、対処法
を検索したら、この種の問題で多くの人が困っている事が分かった。
色々な解決法が書いてあったが良く理解出来なかったし、いろいろ試みても解決出来なかった
人も多くいるようだ。
この削除出来ないメールはwindows hot mailでも受信してあった。つまり
この削除出来ないメールがwindows liveメールとwindows hot mailの二つの
メーラーで受信してあったのでhot mailの方で削除してみたら削除出来た。
もう一度、liveメールへ戻って、受信欄を見てみると目の前でこのメールが消えた。
それこそhottした瞬間だった。

奇跡の脳  ジル・ボルト テイラー著 新潮社

2011-04-12 09:05:01 | 読書
作者、ジルは神経解剖学者である。
彼女が脳に興味を抱いたのは、兄が分裂症になった事が契機だった。
同じ母から生まれたのに。不思議に思ったジルは、まだ新しい分
野だった、脳の研究に没頭していた。

この本は、脳の専門家であるジル・ボルト・テイラー博士自身が脳卒
中をになり、回復するまでのノンフィクションである。

卒中になった瞬間から、その回復の過程までを、専門家らしい冷
静な筆致で記し、自分を客観的に観察している。

午前七時。目覚めたジルは目の裏側がきーんと痛むのに気づいた。
かき氷を食べた時のように。次に、何かから切り離されてゆく
感覚を覚えた。心と体がばらばらになる感じ。

シャワーを浴びようとして、水道の蛇口をひねると耳を
つんざくような騒音が聞こえた。いつも聞いている水の音とは
違うのだ。

ここで入ってくる音(聴覚情報)を処理する機能が、脳の中
で失われていることに気づいた。重大な異変が起きているとわ
かった。

彼女はこの後、助けを呼ぼうとするが、それが簡単にできなかっ
た。「たすけをよぶ」、このことはわかる。だが思考が安定せず、
集中できない。

左脳に出血があったせいだ。言語や、数字、記憶を並べる機能が
失われていた。「情報が入ったファイルの前に並んでいる。だが
そのファイルを開けるやり方を、すべて失ってしまった」ような
感覚があったと言う。

「でんわ」と浮かぶが、それがどんなものだったかわからない。
「しょくば」に電話をかけようと思うが、電話番号が思い出せな
い。やっとつながっても、内線の番号を答えられない。

普段何気なくしていることでも、脳がどれだけ働いているかが
判る。複雑なことを、脳はやり遂げているのだ。

しかし卒中になった朝は、奇妙な安らぎにも満たされていたとも
言う。言語中枢が没したので、時間の概念、数字も失われ、感
覚だけの世界に漂うことができた。涅槃の世界、と彼女表現している。


卒中の患者は「馬鹿なけもの」ではなく「傷ついた人間」である。
わかっているから、優しく話しかけてほしい。

また、脳は回復すると断言できる。彼女自身、周りの助けを借り
ながら、本書が執筆できるまでに回復した。その間八年である。
我々の脳は、「中で小さい子供がいくつかのグループに分かれ
て、めいめいに遊んでいる状態」なのだという。

一箇所が損なわれても「そこにいた子供たちが、別の健康な場所
に移り、また目一杯活動を始めようとする」。損なわれた働きを、
代替する動きが行われるということのようだ。

脳って神秘的。平々凡々の自分ではあるけど、立って歩いて会話
をして、本を読んで料理を作って、それだけのことが大変立派に
思える。
北野たけしも言っている。「人は生きているだけでたいしたものだ。」


原発に対する有るメルマガのこんな意見も

2011-04-10 10:20:48 | Weblog
以下、全文抜粋
「福島原発から漏れた放射能は、すでに地球を一周して、
ヨーロッパ、アメリカにも到達しているそうです。

 今から50年前に、地元の福島県、双葉郡大熊町が原子力発電所誘致を進め
ていたのです。周辺10漁協は漁業権損失補償協定を締結し補償金を得ました。
40年前に発電所が稼働し、多くの地元住民の雇用の場となりました。

 それ以来、大熊町は東電のお蔭で潤う東電城下町だったのです。近隣の地
域よりも恵まれた状態だったでしょう。現在は責任を云々している状況では
ありませんが、今回の事故の原因は東電の他に、原子力発電を推進してきた
政府、原子力発電所の誘致を進めた地方自治体、彼らを選出した地元住民に
もあります。」


『天ぷら』雑感

2011-04-09 09:27:08 | 歴史
そもそも『天ぷら』の語源が明確ではない。
色々ある説のひとつが『ヨーロッパ渡来説』。
それによれば、スペイン語の『テンポラ(斎日(さいにち)』、またはポ
ルトガル語の『テンペーロ(ちょうみりょう)』が語源であると言う説。
 この説によれば、いわゆる南蛮人が日本に渡来した16世紀後半に『
天ぷら』が登場したことになる。
徳川家康は元和2年(1616年)4月17日、満73歳で死去した。
 当時としては、『天寿を全うした』と言える。
 その死因として伝わっている俗説が『天ぷらを食べて中毒』。
 しかし、文献資料には『鯛を油で揚げた料理』と記述されているだけらしく
 これが現在の『天ぷら』と同じあるかどうかははっきりしない。
 家康死去の69年後の貞享2年(1685年)に編纂された『料理献立集』
と言う書物がある。それによれば、朝鮮通信使を接待した際の料理に『テンプラリ』と有る。
 これが『天ぷら』が文献に登場する最初といわれている。
この『天ぷら』が一般化し、庶民の口に入るようになったのは、19世紀
の初め、十一代将軍・家斉の時代だと言う事だ。
 今から200年前の事になる。
 


鮨の始まり

2011-04-08 09:38:48 | 歴史
被災地の子供たちに寿司を食べさせたいと思ったすし屋さんがいた。 
ところで、すしの話しで、本来の『すし』は保存食品のひとつだった。
現在の『すし』の先祖は東南アジアで生まれたといわれている。
 日本へは中国を経由して、稲作技術とともに伝えられたという説が有力だと言う。
 当時の『すし』は、自然の発酵作用を使った『熟(なれ)ずし』だった。
 その形態は、現在でも琵琶湖周辺の『鮒(ふな)ずし』に残っている。
 ある時、『鮒ずし』を知らない者がお土産に貰った。
 その人は腐っていると思い、捨ててしまったと言う話が残っている。
 『鮒ずし』がどういうものであるか、見当がつく。
 米飯を発酵させると、酸味を生じる。
 これが『酸し(すし)』であり、この言葉が『すし』の語源と言われている。
しかし、『熟れずし』では食べられるまでに半年以上の期間が必要になる。
 時代が進み、人は「もっと早くすしを食べたい!」と思うようになる。
 五代将軍・綱吉の元禄年間に『早ずし』『一夜漬けすし』なるものが登場した。
 その背景には酢の醸造技術の飛躍的な発展があった。
 大阪では『押しずし』、江戸では『散らしずし』『巻きずし』となって、
 庶民の間に広まった。
 江戸っ子は、それでも満足しなかったらしい。
 それを満足させたのが、握ってすぐ食べられる『握りずし』。
 『握りずし』の登場は、文政8年(1825年)ごろで、江戸時代
 の後期である。
華屋与兵衛(はなや・よへえ)という人物が居た。当時の江戸随一の繁華街で
 あった両国に店を持っていた。
 そこで売り出した『すし』が新し物好きの江戸っ子の間に人気が出た。
 当時は『与兵衛ずし』とよばれていた。
 実際に『握りずし』が『すし』の主流となったのは、太平洋戦争後のことらしい。
 さらに地方でも食べられるようになったのは、1970年代(昭和45年)
 以降と言う最近である。
 それは新鮮な魚介類の保存、輸送システムが確立した時代になってからと言う事であった。


東京の職場に復帰する外国人の不安-同僚の視線

2011-04-07 09:31:25 | 新聞
【東京】恐る恐る日常を取り戻しつつある当地で、いったん離れた職場に復帰する外国人や日本人を新たな問題が待ち構えている―自分が避難していた間も働き続けていた同僚の怒りを買っていたり、仲間外れにされたりしたらどうしよう。

 日本の大手企業で働くある外国人は、先週3日間大阪に移動したことについて、上司や同僚が怒り心頭であり、東京の職場に戻る際には仲間外れにならないよう細心の注意を払わなくてはならないと語った。

 避難する外国人(「外人」)が目立ったのは東京のオフィスだ。先週、米国大使館が自国民間人を他の安全なアジア地域に航空機で退避させるための準備を進めていると発表した後、日本出国が最高潮に達した。出国する外国人を表す”flyjin”(fly + gaijin)なる言葉まで登場した。

 生活が会社中心の「サラリーマン」集団で知られる国での避難は文化的に微妙な決断だ。

 金融業界の求人情報を提供するトップ・マネー・ジョブス(TopMoneyJobs.com)のマーク・ピンク氏は「何に忠誠であるかについて、(日本人と外国人の間に)差がある。日本では、会社と家族はほぼ一つで同じだが、外国人はまず家族、次が会社だ」と述べた。

 東京証券取引所の斉藤惇社長は、22日の会見で、外国人の大量出国を残念に思う気持ちを表明すると同時に、「大丈夫だと言ってわざわざヘッドが東京に人を連れて入ってきたような参加者の会社もある」と強調。「日本はすばらしい国だとしっかり外国に伝え、あまり風評が出ないようにするのも東証の役割かもしれない」と訴えた。

 小さな会社を経営する東京のある外国人は先週、事業パートナーとともにロンドンに行くことを決めた。「労働生産性の点からみてこうするのが正しい。月末に大きな期限を控えている」ためだという。「ただ、出国に大満足というわけではない。臆病だと思われるのは確かだし、反論はしない」

 職場に戻った外国人は、東京の生活がおおむね通常に戻ったと感じるだろう。ラッシュ時の電車は満員、昼時の飲食店はサラリーマンでいっぱいだ。ただ、混乱が完全には収まっていないことが所々に表れている。節電のため午後6時で閉店する店が多いほか、牛乳やトイレットペーパーといった必需品が品切れの店も多い。

 投資銀行に勤めるある外国人は、これほど多くの会社員が出国しても意外ではないと語る。「命を危険にさらさせるために人を雇っている訳ではない。ここは投資銀行であり、われわれは投資銀行家タイプを雇う」という。「復帰した従業員を仲間外れにしないよう心がけている。そんなことをしてもいいことはない。ただ、善意のいじめもある」

 確かに、22日にマネジャー数人にインタビューしたところ、東京でチームを率いる外国人マネジャーの大半は東京にとどまるか、国内の別の場所に職場ごと移動している。出国したのは専業主婦、その子ども、部下がおらず香港やシンガポールなど遠隔地で働ける従業員が大半だ。東京を離れた中には日本人もいるが、実家に帰った女性や子供が中心で、夫は東京にとどまっている。

 フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンの代表取締役社長に就任して4年のゲラシモス・ドリザス氏は「社長の自分が(東京を)離れていたら、リーダーとしてのわたしの役割が損なわれていただろう」と述べた。同社は外国人12人、日本人130人の全従業員と家族を愛知県豊橋市に移した。

 一方、ボーイングは、名古屋での勤務、外国人には帰国も提案したが、30人のスタッフの過半数が東京にとどまっているとしている。

 日本人の同僚は外国人が予想している以上に理解を示すだろうとの見方もある。長年のデフレと景気低迷で日本人の考えは変わったという。フライシュマン・ヒラード・ジャパン代表取締役社長の田中慎一氏は「数十年前の日本人はもっと集団主義的だったが、いまはそうでもない」と説明。「リスクがほとんどないと思っているから避難しない日本人が大半」との考えを示した。

 ある外資系投資銀行の日本人従業員は同僚数人の避難について、迷惑ではないと語った。技術の進歩のため遠隔地とのギャップが狭まり、自分の分担をこなせる者もいる。避難した同僚はアジアのほかの国で働いているという。

 それでも、経営陣は今後数週間何かにつけflyjinの東京その他地域復帰に対応しなくてはならなくなりそうだ。

 ピンク氏は「大半の企業が、見捨てられたと感じる人と、戻ってきた当初に緊張を感じる外国人の双方に調整の余地を与えようとしている」と語った。ただ、「1週間ほどで自然に解決するかもしれない」という。

大震災でメモリー不足なら、新型タブレット出荷に支障も=レノボ

2011-04-06 09:09:03 | 新聞

中国のパソコンメーカー、聯想集団(レノボ・グループ)のチェン・シュードン副社長は28日、東日本大震災を受けてメモリーの供給が逼迫(ひっぱく)すれば、新型タブレット型端末「楽パッド」の供給に影響が出る可能性があるとの見方を示した。大震災が電子機器メーカーにもたらす影響が不透明であることが浮き彫りになっている。

 レノボが問題にぶつかった兆候はまだなく、同社は28日にアップルの[iPad(アイパッド)」などのタブレット型端末に対抗する楽パッドの販売を中国で開始した。

 11日に発生した地震と津波、それに続く原発危機は、日本の電子部品メーカーが世界的に独占していることを浮き彫りにした。それら部品メーカーの生産が混乱すれば、メモリーや液晶パネルといった製品の供給不足や価格上昇が起こる恐れがあるとの懸念が生じている。

 アジア最大のメモリーのスポット(当用買い)市場であるDRAMeXhangeによると、11日の地震発生以降、主力の1ギガビットDDR3 DRAMの平均スポット価格は8%上昇している。DRAMはパソコンの記憶装置に最も多く使われている。また台湾の市場調査会社WitsView Technologyによると、供給不足懸念により、今月、一部の液晶ディスプレーの価格が下げ止まっているという。

 チェン副社長は楽パッドの供給に混乱が生じる可能性のある時期について言及しなかった。一方、レノボの広報担当者は29日、中国以外でも楽パッドを6月までに発売すると述べた。

 市場調査会社のIHSアイサプライは今月、大震災に伴い電子コンパスやバッテリーなどの供給不足が生じてアップルのアイパッド2が打撃を受ける可能性があるとの見方を示している。これに対し、アップルが通常多岐にわたるメーカーと契約しているため、アイパッドの安定した生産が確保されるはずだ、とみるアナリストもいる。

 アップルの広報担当者はコメントを控えた。

 中国の通信機器・携帯電話メーカー、中興通信(ZTE)は先週、大震災による供給混乱が向こう3~6カ月続くとの見通しを示した。同社の何士友・執行副社長によると、電池コア(炭素棒)、ストレージ、液晶パネルといった高機能部品が不足気味になるという。部品の供給不足が各企業にどれだけの影響をもたらす可能性があるかは不明だが、同副社長は同社には大きな影響がないとの見方を示した。

 レノボの広報担当者はチェン副社長の発言に触れ、同社が中国のタブレット型端末市場でのシェアを3年以内にパソコン市場でのシェアと同じにすることを目標にしていると述べた。市場調査会社のIDCによると、昨年第4四半期に中国で出荷されたパソコン1570万台のうち、同社製パソコンの占める割合は32%でトップだった。