読書など徒然に

歴史、宗教、言語などの随筆を読み、そのなかで発見した事を書き留めておく自分流の読書メモ。

私訳 歎異抄

2007-10-18 10:40:16 | Weblog

五木寛之の「私訳 歎異抄」と言う新刊本を新聞の広告欄で見つけた。数日して親戚の法事に出掛けると、その法要の席で住職の説教が有り、その中でこの本の話が出た。もう読んだ人があるのかと驚いた。その本のタイトルをメモして最寄の図書室へ行き、貸し出し予約用のリクエストカードに記入して帰って来た。一週間ほどしてその図書室から連絡が有り、その本を借りることが出来た。その本の中で作者が言っているように歎異抄の解説書は多くあるが「親鸞と言う人の思想と信仰は一般にはこの一冊によって伝えられ理解されたと言って良い、人は親鸞自身の著作よりこの歎異抄に触れる事で親鸞の思想に出会ったと感じるのではないだろうか。」としている。現代語訳と共に原典も収められている。