喫茶去

徒然に、日々の生活を書き留めたいと思います。喫茶去、まあ、お茶でも飲んで、のんびりしていって。

龍巡り7.高光山 清安寺の五龍圖

2024-01-11 | 龍巡り

東濃の龍巡り二つ目の寺は
いつも通勤で車で走っていた国道19号線から
交通アクセス — 高光山 清安寺
北に少し入ったところにあった。
以前、勾玉作りをした美濃陶磁歴史館の近く。






境内には見事な桜の古木があり、
春が楽しみだ。

恵那の圓頂寺も、ここも、次に行ったお寺も、
事前に電話を入れたほうがよいと書かれていた。

電話するタイミングを逃したり、電話したけど留守、
3つ目ははなから電話する気なし( ^-^; )と。
それも当日の事。(・_・;)

たまたま見れたから良かったけど、
アポ取って行かれた方がよいかもです。

ここは住職様が不在で、奥様が案内してくださった。
残念ながら、御朱印は御住職不在のため
書いていただけなった・・・・・桜の頃、また来よう。

玄関入ると、

f:id:nijihajimete:20180616224518j:plain
「雨がふる 虹が立つ」さんのブログから拝借 

実物の縮小写真が飾ってあった。
これだけでもすごい。

本堂入ると、


メイクで人生をもっと自由に★フジタハナさんのブログより拝借

外陣の天井全面に五龍圖。

樹齢700年の高知の魚梁瀬杉を
縦191㎝、横108㎝の板にして、
11枚を繋げて描かれているのだそう。

私は見ていなかったので知らなかったけど、
NHK大河「いだてん」のオープニングのタイトルバック絵、

山口晃 @ 大河ドラマ『いだてん』_b0321633_16273324.jpg

この東京圖を描かれた山口晃さんが、
1ヶ月半ほど、お寺に泊まり込みで、描かれたのだそう。

作品が完成し、張替えをした時、
取り外した天井板の裏に
当時(約350年前)の暮らしの様子が書いてあったそう。
これは面白いという事で、山口さんも勧められ、

『三食共ニシ 何くれ無ク世話ヲ頂クの事 甚ダ有難き事ナレドモ、
風呂の湯チト熱シ。梅ノ頃ヨリ始メ 櫻ノ頃仕上ル』

と裏面に書かれたそう。落書き見たい。(=^・^=)

おそらく何百年か先、再びお寺の修繕が行われ、
天井画が外されたとき、
それを同じように未来の人たちが見つける。
どんな反応をするんだろう。
想像するだけで楽しいね。


一番右の龍

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右から2番目の角が1本の黒い龍(「雨がふる 虹が立つ」さんのブログから拝借)


中央の龍

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左から2番目の1本の角で火を吹いてる龍(「雨がふる 虹が立つ」さんのブログから拝借


一番左の白い龍

5匹の龍は左から白、赤、黄色、黒(紫)、緑(青)の
五色を表しているそう。
墨の濃淡だけで、色彩は施されていないけど、
形相から色が推し量られるようだ。
鱗も1匹ずつ違って、それぞれの龍に合っている。

また、方角も表しているそうで、
白は西、赤は南、黒は北、緑は東。
中央の龍は黄で、他の龍より高い位置で護っているのだとか。
そういえば、悟りを開いた長老のような顔をしてる。

天井画をひと時堪能した後、
お堂の奥に案内してくださった。





お堂を修繕された時、
天窓にガラスの角柱を付けられ、
案内された時、
ちょうど、夕日がその柱に反射して、
壁に光のスペクトルが、仏教旗のように。

いやはや、家から二、三十分のところに、
こんな素敵なお寺があったなんて、
全く、知らなかった。

己書で、また、年賀状で
初めて龍を描いたことや
年女であることが、
私の好奇心に火を付けた。(*´з`)

今年の一年は龍巡りに没頭するぞ・・・・・・・!!
いい龍の天井画や襖絵をご存じの方は
教えてちょ。


追記
私が長老だといったこの龍の中に、



隠し文字と隠し絵が。
行かれたら、是非、探してみて。

















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